いかに日常生活における遊びなどを通じて、様々な知識を記号接地させることが、
生きた知識というものを身につけるうえで必要なのかが解りやすく紹介されていました。
学校で様々な知識を学んでも、それを感覚的に記号接地できないと、単なる断片的な知識を
覚えるだけになり、それが生きた知識にならないことが様々な事例で描かれています。
学力があるように見えても、日常生活でそれを活かせなかったり、応用が効かない子どもは
感覚的なところで様々な知識や考えが、自分につながっていないことが多いのでしょう。
現代社会では、子どもが体を使って遊んだり、親の手伝いをすることが減ったことも、
そうなる一因なのでしょう。
いかに一見非効率に見える失敗などを含む試行錯誤などの探索活動の価値がわかる一冊でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます