長年お笑い芸人として活躍し、テレ東の「トラック乗り継ぎふれあい旅」などに出演している
著者の書いた自伝的小説ですが、昭和の小学生の暮らしが生き生きと描かれています。
子供や高齢者が遊びに来る公園で暮らしているホームレスの方たちがゴミ箱を焚火に使っていたり、
何らかの依存症らしき人がその一人を日本酒の瓶で殴って重傷を負わせた後にも、
拘束されずにその公園で暮らしていたことや、傷痍軍人の方がアコーディオンを弾いている
所が出てきたりなど、時代の違いを感じさせる描写が多い一冊でした。
描かれているようなおおらかな子供時代を過ごしたことが、その後の芸人としての活躍や、
トラック乗り継ぎふれあい旅の収録に活かされているのでしょう。
映画化されるといいと思います。
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