マチンガのノート

読書、映画の感想など  

「社会分裂」に向かうフランス――政権交代と階層対立:尾上修吾

2019-02-15 22:54:34 | 日記

フランスも非正規雇用が増えて、中間層が無くなってきて、貧しくなったので、

FN(国民戦線)に投票したり、棄権する人が増加したとのこと。

どこの国でも、貧しくなると、極右に投票する人が一定の割合で出てきているようだ。

フランスでは、EUの財政赤字3%ルールがあるので、社会的支出を削っているが、

累進課税などをしないので、財源不足から、再分配的な政策をとれないとのこと。

右対左ではなく、上対下の対立になると、フランスでは社会的混乱が起きるのでは、

とのことだが、すでに、だいぶ起きているようだ。

そもそも、財政赤字をGDPの3%以下にする、とか、政府債務はGDPの60%以下に、

という数字の根拠字体が曖昧だとのこと。

 


後妻業 第4回 2月12日 関西テレビ 

2019-02-12 23:15:41 | 日記

 

犯罪物のドラマですが、木村佳乃のべたな関西弁とか、

演技が面白いです。

金しか当てになるもののない小夜子の設定から、

社会的養護の大切さや、社会保障の重要さがよく解ります。

西加奈子の小説の「漁港の肉子ちゃん」を思い出しました。

関西テレビ 「後妻業」

予告編

西加奈子「漁港の肉子ちゃん」


アルファ/Alpha 監督:アルバート・ヒューズ 主演:コディ・スミット=マクフィー

2019-02-11 11:18:21 | 日記

あらすじ

舞台は寒さの残る、2万年前のヨーロッパらしきところ。話す言語はアフリカの言葉のような設定。

主人公は石を割ったナイフをちゃんと作れることで認められて、他の大人たちと

バッファローを狩りに集落から離れたところに行きますが、

反撃してきた一頭に角で引っ掛けられ、崖から落とされ、

途中で引っ掛かりますが、高い崖なので集落のリーダーの父たち狩人は、

仕方なく置いていきます。

しかしながら下の川の水位が上がったところで、下に落ち、なんとか生き残ります。

そして、自分を食べようとするオオカミの群れの一頭をナイフで怪我をさせ、

追い払います。

その狼を手当てしてやり、寒くなっていく中、自分の集落を目指します。

見どころ

狼が、犬の祖先にあたる役で、犬好きにはとても向いています。

風景も、とても綺麗でした。

サルでも以前は、ボス猿と呼んでいたものが、いまはアルファ猿と呼ばれるようです。

アルファは、「最初の」という意味もあることから、最初の犬という感じでしょう。

セリフは少ないですが、映像と演出だけで充分な映画です。

予告編