本書は全体として、個人の内的イメージと身体感覚について取り上げているが、
臨床心理で身体感覚について取り上げた物はまだまだ少ない。
しかしながら、個人を取り巻く社会経済的な事柄や、世代などを含む
歴史とのつながりに関心が薄いようである。
やはり若いころに身に着けたこと以上のものに、関心を持ち
関わるのは難しいのだろう。
そのことを考えると、これからは様々な事柄のあいだで働く、
PSWなどの職種が重要になってくるのだろう。
ユングの言う類心的無意識という、心理的とも生理的とも区別自体が未成立な所を
テーマとしているのだが、ビオンのいうところのベータ要素に相当するところだろうか。
哲学の方でも乳幼児の時点で、上とか下、近くとか遠く、などを認識しながら
言語世界に入ってくるので、基本的に身体と関わるように、言語はできているらしい。
(認知意味論: 言語から見た人間の心:ジョージ・レイコフ)
河本英夫氏のいう、二重作動、カップリングの生成するところだろう。
(システム現象学―オートポイエーシスの第四領域:河本英夫)
オートポイエーシスという考え方自体が、南米のチリの人から提唱されたもので、
西欧の言語を重んじる哲学とは、かなり発想が違うものらしい。
テーマとしているのだが、ビオンのいうところのベータ要素に相当するところだろうか。
哲学の方でも乳幼児の時点で、上とか下、近くとか遠く、などを認識しながら
言語世界に入ってくるので、基本的に身体と関わるように、言語はできているらしい。
(認知意味論: 言語から見た人間の心:ジョージ・レイコフ)
河本英夫氏のいう、二重作動、カップリングの生成するところだろう。
(システム現象学―オートポイエーシスの第四領域:河本英夫)
オートポイエーシスという考え方自体が、南米のチリの人から提唱されたもので、
西欧の言語を重んじる哲学とは、かなり発想が違うものらしい。