2006/06/10(土曜日) 晴
今夜は群馬県高崎市で昔の仲間との懇親会がある。
例によってついでの遠征実習(遠征実習がメインで懇親会はついでかも知れない)に出かけた。
行き先は前から行きたいと思っていたコマドリの名所である。 このポイントは高崎市とは
目と鼻の先である。 ふと、以前からここへ行くときは是非誘ってくれと約束していたBirderの
ことを思いだした。 忘れてしまっては大変だ。 ただし実習生は夜は高崎市で懇親会だから解散
は高崎駅前だという条件でお誘いした。 それでもいいというBirderがもう一人現れた。
3人はこれからゲットする(であろう!?)コマドリの姿を想像して勇んで出かけた。
例によって実習生の運転は超安全運転(いや、一番危険な運転かも知れない)で高速道路を
のたのたと走った。 同乗したBirderは「他車(ひと)に抜かれると、必ず抜き返す! 絶対車間を
開けない!」 という超ハードなドライバーだそうだ。
きっと私の運転にいらいらしながら?助手席に座っていたことだろう!
そんなことでだいぶ時間をかけて現地駐車場に着いた。 土曜日だから駐車場はいっぱいかな?と
心配して行ったが、なんとちょうど一台だけ置けるスペースがあった。 ラッキー!
はやる心をおさえて、デジスコをセットして、谷を下ってポイントに向った。
ポイントには4、5人のカメラマンが待機していた。 コマドリは朝早く現れたそうである。
その後1時間以上経つが現れないとのことだ。 うん、それではもうそろそろ現れる違いない。
近くでミソサザイがしきりに囀っている。 ときどきヒンカラカラ・・・が聞こえる。
コマドリはもうすぐ現れるかな? 緊張して前方を見つめた。 ところがなかなか現れてくれない。
10時半を過ぎた。 先着していたカメラマン達は引き上げた。 もう一人残ったカメラマンも片付け
を始めた。 そのとき音もなく目の前にコマドリが現れたのだ。 ついに現れた。 現れてくれたのだ!
現場にいたカメラマンは6人だけだ。 皆夢中でシャッターを切った。
動きが速くて追いかけるの大変だった。 やっと撮れた一枚。 ちょっとピンアマだけど、嬉しいよ!
ちょっとポーズがイマイチだけど贅沢はいえないよぉ、嬉しいなぁ!
コマドリはそのあたりを動き回ってすぐに飛んでいってしまう。 ただあまり人間を恐れないようで
すぐそばにやってくる。 私が三脚を構えている後ろが通り道らしく、ほんの1mも離れていない場所を
通過していく。 回りの皆が「後ろ! 後ろ! 後ろにいるよ!」というが近すぎて見ることもできない。
それからは退屈しない程度に姿を見せてくれた。 先着カメラマンが引き上げるとき「俺達が帰ったら
きっとすぐに姿を見せるよ!」といったが本当にそのとおりになった。 私達は皆で微笑んだ。
コマドリは目の前で大きな声で囀るときもあった。 その姿をゲットしたかったがダメだった。
ここで、きれいな声で囀ってくれた。 でも、撮れた写真は口を閉じたところだった。 残念!
時間はあっという間に過ぎていった。 もう2時近い。
まだまだここに居たかったが次のフィールドに向うことにした。 後ろ髪を引かれる思いでこの場を離れ
私達は次の目的地に向った。
懇親会にあわせて遠征の巻 その2へ続く