2012/8/20 (月曜日) 晴れ
昨日、出来上がったベニヤ・モーターボートを幼児用ビニールプールに張った水に
浮かべてテストした。
最初の内はプロペラが元気に回転して勢いよく水をかき回していたが、そのうち
勢いが弱くなってついにはモーターは唸っているのにほとんど進まなくなってしまった。
原因はモータ出力軸とプロペラシャフトを結合している、スプリング式のフレキシブル
ジョイントの破損だった。
机上でプロペラを空回りさせているだけななら問題なかったのだが、いざ水の中で
プロペラを回してみるとかなりの負荷になるようだ。
スプリングとアルミでできたボスとの結合部のネジが削れてしまい、外れてしまったのだ。
まぁ、このジョイントが壊れるほどモーターが強力にプロペラを回していると思えば
嬉しいことだが、代わりのジョイントを何とかしなくてはならない。
よーし、自在継手(じざいつぎて)なるものを工作してみよう。
出来そうなものは何でも作る工作実習生だからね。
↓ 有り合わせの材料を集めて準備した。
↓ 結合部の二股(正式にはなんていうのかわかりません)を整形しているところ。
↓ 十字ピン(正式にはクロススパイダというらしい)を切り出しているところ。
↓ 十字ピンを整形中。
↓ 出来上がった二股と十字ピン。
↓ 中間部の二股と結合したところ。
↓ だんだん部品が出来上がっていく。
↓ 出来上がった部品を組み合わせてみた。 壊れたスプリングジョイントと大きさはほとんど変わらない。
↓ 軸に取り付けるためのボスを作るところ。 丸棒の中心に軸穴を開けなくてはならない。
定規で中心線を引いても必ずズレる。 ピストンを作るときの経験からこの方法を編み出した。
↓ こんなに小さな丸棒でも真っ芯にマークが付けられる。 ただしセンターポンチを打つときに
ズレてしまってはダメである。 ポンチを打つのは結構難しい。 練習あるのみ・・・・
↓ センターポンチの位置に軸穴を開ける。 このときも一気に開けてしまうと必ず上下の穴が
ズレてしまう。 必ず、上から半分、下から半分と分けて開けなくてはならない。
↓ まぁ、このくらいに開けば上等だろう。 左はモーター軸用(2.4φ)右はプロペラシャフト用(3.1φ)
旋盤があれば造作もないことだけど、ボール盤だけで真っ直ぐに穴を開けるのは至難の業だ。
↓ 二股とボスを組み合わせて半田付けで固定した。 接着面が広いから半田でももつだろう。
↓ ボスを軸に固定するネジ(3mmホーローセットスクリュー)のネジ穴を切った。
↓ 出来上がった全部品。
↓ 組み立てた自在継手。 スプリングジョイント(全長32mm)より5mmばかり長くなってしまった。
角度を付けて設定した軸をハンドドリルに咥えて回転させてみました。
こんなちゃちな自在継手ですが案外スムーズに回ってくれました。
テストの様子を動画でごらんください。
さぁ、明日はボートに取り付けてまた水に浮かべてみよう。
昨日、出来上がったベニヤ・モーターボートを幼児用ビニールプールに張った水に
浮かべてテストした。
最初の内はプロペラが元気に回転して勢いよく水をかき回していたが、そのうち
勢いが弱くなってついにはモーターは唸っているのにほとんど進まなくなってしまった。
原因はモータ出力軸とプロペラシャフトを結合している、スプリング式のフレキシブル
ジョイントの破損だった。
机上でプロペラを空回りさせているだけななら問題なかったのだが、いざ水の中で
プロペラを回してみるとかなりの負荷になるようだ。
スプリングとアルミでできたボスとの結合部のネジが削れてしまい、外れてしまったのだ。
まぁ、このジョイントが壊れるほどモーターが強力にプロペラを回していると思えば
嬉しいことだが、代わりのジョイントを何とかしなくてはならない。
よーし、自在継手(じざいつぎて)なるものを工作してみよう。
出来そうなものは何でも作る工作実習生だからね。
↓ 有り合わせの材料を集めて準備した。
↓ 結合部の二股(正式にはなんていうのかわかりません)を整形しているところ。
↓ 十字ピン(正式にはクロススパイダというらしい)を切り出しているところ。
↓ 十字ピンを整形中。
↓ 出来上がった二股と十字ピン。
↓ 中間部の二股と結合したところ。
↓ だんだん部品が出来上がっていく。
↓ 出来上がった部品を組み合わせてみた。 壊れたスプリングジョイントと大きさはほとんど変わらない。
↓ 軸に取り付けるためのボスを作るところ。 丸棒の中心に軸穴を開けなくてはならない。
定規で中心線を引いても必ずズレる。 ピストンを作るときの経験からこの方法を編み出した。
↓ こんなに小さな丸棒でも真っ芯にマークが付けられる。 ただしセンターポンチを打つときに
ズレてしまってはダメである。 ポンチを打つのは結構難しい。 練習あるのみ・・・・
↓ センターポンチの位置に軸穴を開ける。 このときも一気に開けてしまうと必ず上下の穴が
ズレてしまう。 必ず、上から半分、下から半分と分けて開けなくてはならない。
↓ まぁ、このくらいに開けば上等だろう。 左はモーター軸用(2.4φ)右はプロペラシャフト用(3.1φ)
旋盤があれば造作もないことだけど、ボール盤だけで真っ直ぐに穴を開けるのは至難の業だ。
↓ 二股とボスを組み合わせて半田付けで固定した。 接着面が広いから半田でももつだろう。
↓ ボスを軸に固定するネジ(3mmホーローセットスクリュー)のネジ穴を切った。
↓ 出来上がった全部品。
↓ 組み立てた自在継手。 スプリングジョイント(全長32mm)より5mmばかり長くなってしまった。
角度を付けて設定した軸をハンドドリルに咥えて回転させてみました。
こんなちゃちな自在継手ですが案外スムーズに回ってくれました。
テストの様子を動画でごらんください。
さぁ、明日はボートに取り付けてまた水に浮かべてみよう。