デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

純ハード制御の鋸歯状波発生器

2020年09月09日 20時48分32秒 | 工作実習

2020/09/09(水曜日) 晴れ

今、マイコンで鋸歯状波を生成させてそれを増幅してバリキャップ同調VFOに
加えてエアバンド付近をスイープして受信する実験をしている。
でもバリキャップ同調VFOがなかなかうまくいかず手こずってしまったが
何とかこのVFOの出力をLOCとして10.7MHz・IFのシングルスーパーで
VHFエアーバンドを受信することができた。
さぁ、次はバリキャップに鋸歯状波を加えてスイープ受信の実験を始めよう。

同じようなことは1年ばかり前に実験している。
この時はUHF帯のミリタリーバンドの電波の確認をするための、「空中電波
スキャナー」というようなもので300MHz~350MHzぐらいをスイープ
して受信し、検波出力をオシロスコープで目視するというものだった。
結果はまぁまぁだった・・・・かな?
(オイらの「まぁまぁ」は一般のレベルでは「失敗!」の範疇なんです。)
その時に作った鋸歯状波発生器を使えばすぐにでも受信実験ができるはずだ。

   (以上前書き  相変わらず前書きが長いねぇ)


左は工作中の「マイコン制御鋸歯状波発生器」。
右は以前工作した「全ハードウェア制御鋸歯状波発生器」。 

全ハードウェア制御鋸歯状波発生器は電源を接続すればすぐ動作する。(はず・・です。)

心臓部(ちょっと大げさかな?)はプリセット・リセット4ビット同期カウンタで
3個直列に接続して12ビットバイナリカウンタになっている。
そしてその12ビットを抵抗ラダー回路(R-2R)に接続して鋸歯状波を生成している。
R-2R回路には別電源から9V以上の電圧を加えてバリキャップを十分に駆動できるように
している。

バイナリカウンターはカウント開始数値がセットできるようにしてあり、カウント開始後
カウント終了値になるとリセットされまたカウント開始値からカウントを始めるように
なっている。
それにより、例えば開始値0、終了値4095とすれば出力はグランドレベル(0V付近)
から最大電圧(9V供給なら9V付近)までの鋸歯状波が得られる。

開始値がxxxx、終了値がyyyyならばその範囲の電圧の鋸歯状波が得られる。
この範囲設定でバリキャップVFOのスイープ範囲が調節できる・・・というわけです。

1年以上使っていないこの装置。
うまく動くかテストしてみた。
ところが接続端子とか、スイッチの機能が思い出せない。
1年(正確には1年4カ月ぐらい)も経つとすっかり忘れてしまっている。
工作ノートを引っ張り出したり、実際の配線を引っ張って接続を確認したりして
ようやく準備ができた。

そんな動作確認の様子を動画でご覧ください。


今、工作中のマイコン制御鋸歯状波発生器は以上の機能をマイコンで実現しようというもので
配線は少なくて済む。
(あの猛烈な配線は二度としたくありません・・・・)

ただこれを動作させるのにはパソコンを立ち上げなくてはならない。
そこで一旦プログラムをロードさせたら次からは単独で動作させられるようにパラメータ設定用スイッチや
データ確認用液晶表示器を取り付ける。
しかし、これらを動かすにはまた(オイらにとってはとっても)難しいプログラムを組まなくてはならない・・・
うまくいくかなぁ。

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バリキャップVFOでエアーバンドを受信してみた

2020年09月07日 19時30分26秒 | 工作実習

2020/09/07(月曜日) 雨のち晴れ 台風10号が九州を通過

発振同調回路にバリキャップを使ったVHF・VFOを工作している。
うまくいったらこのVFOのバリキャップに鋸歯状波を加えて低い周波数から
高い周波数へスイープして発振するようにしたい。
そのスイープした周波数を受信機のLOC(局部発振)として使えば面白い
と思って工作している。
だが、このVFOの発振出力を観察してみると何だか幅が広がった(周波数帯域?
が広い?)ように見える。
果たしてこれで受信機がつくれるだろうか?、と心配になってきた。
そこで、先ず手動でバリキャップに加える電圧を調節してVHFエアーバンドを
受信する実験をしてみた。

    (以上前書き。 いつも前書きが長いねぇ・・・
    
     (「前書きのない文章は前菜のないフルコースと・・・」って
      誰かさんが言っていた・・・ような?)

      バカの一つ覚えで、前書きを書いてます。)


今回の実験構成はこんなものです。

バリキャップVFO以外は以前の実験で作ったものを使います。

これらはラック(これも段ボールで作ってます!)に納めています。

早速実験を始めました。

バリキャップVFOはダイヤルをちょっと動かしただけで(50KΩボリュームに直結)
発振周波数は変化してしまい、目的の周波数に合わせるのはとても大変です。
それにエアーバンドの交信も常時行われているわけではないので電波を捉えるのも
なかなか面倒です。
こんな実験をするのに二日もかかりました。

最初の日などは、同調を取ろうとダイヤルを回すと「ギャー、ギャー、ピー、ピー・・・」
と大きな音が出て、階下でテレビを見ていたお代官がびっくりしてやって来て

「何やってるのっ! ギャー、ギャー、と騒がしい! ご近所に聞こえたら迷惑でしょう!」

へーい、すいません・・・ 音を小さくしてやりますのでご勘弁を・・・

そんなわけで小さな音にしか録音できませんでしたが、バリキャップVFOが発振したLOCで
受信したVHFエアーバンドの交信です。
どうぞご覧ください。


  
ミキサーへの入力レベルで受信感度は大きく変化する。
VFOの出力は大きい方が良いみたいだ。
これは難しいなぁ・・・

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ダイヤル目盛板を取り付けました

2020年09月06日 08時02分46秒 | 工作実習

2020/09/04(金曜日) 晴れ

工作中のVHFエアーバンド用VFOはいくら調整してもこれ以上に
性能は上がらない。
そこでこの辺で見切りをつけて先へ進むことにした。
VFOと言うからにはダイヤル目盛板をつけてそのポイントの周波数が
判らなくてはならない。
CAD(キャド)を使って目盛板を作った。
目盛板を張り付けるには一応、正面パネルを立てたケースが必要だ。
以前ならアルミ板工作でケースを作ったが、今はペーパークラフトで
済ませている。
これなら厚手のボール紙をハサミで切って接着剤で張り付けるだけなので
机の上での工作で済むので簡単だ。

   (以上前書き。 前書きはこのくらいがいいかな?
    えっ、「前書きなんていらないからさっさと本題に入れ!」ですって?
    へーい、ガッテンだ!)

厚手のボール紙(お菓子が入っていた箱のもの)を使って台を作り、正面パネルを立てた。

CAD(JW-CAD)で作ったダイヤル目盛板。
建築用のキャドだからこういう目盛を作るのは結構面倒です。
 

指針を付けたダイヤルノブを取り付けて一応完成。
 

NWT-4000で発振周波数を確認。 目盛板にその値を書き込んでいく。

目盛値を書き込み完了。

VFOは一応完成した。
さぁ、次は電波を受信してみよう。
先ずはダイヤルを手で回して発振周波数を変化させて受信してみるテストだね。
うまくいくかなぁ・・・

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また部品が増えてしまった。

2020年09月05日 16時53分28秒 | 工作実習

2020/09/04(金曜日) 晴れ

押し入れの部品箱にはもう何十年も前からのガラクタ部品がゴロゴロしている。
この部品を使って工作すれば暇がつぶせて押し入れも整理できる、ということで
始めた工作であるのだが・・・・・・

今、VHFエアーバンド(118MHz~136MHz)付近をスイープして
受信するラジオを作ろうと頑張っているが、いろいろ失敗を繰り返している。
先日はスイープ発振に必要な鋸歯状波を発生させるマイコン(ESPー32)を
壊してしまった。
ESPー32の電源は3V。 出力も最大3Vぐらい。 
鋸歯状波の出力は9V以上が必要なので別電源のアンプで増幅しているのだが
その電源からの接続コードをあれこれいじっているときに、ESPー32の端子に
接触させてしまったようだ。
壊れたESPー32には大電流(100mA以上が )が流れて付属のヒューズ
(自己回復型)が動作してしまい、使用できなくなった。

あぁーぁ、また壊してしまった・・・
でもこれがないと工作はできない。 急いで通販で注文した。
ESP32は900円ばかりだから大した出費ではないが、通販で注文するとつい
余分な部品まで注文してしまう。
例えばまた壊すといけないから予備も買っておこう、とかあれもとかこれもとか
かなりの出費になってしまう。・・・・・
これでまた余計な部品が増えてしまった・・・・・困ったもんだ。

  (以上前置き。 相変わらず前置きが長いねぇ・・・)

通販で注文した部品が届いた。
今、コロナ騒ぎの影響で通販も納品までに結構時間がかかっていまう。

必要な部品はESPー32が1個でいいのにあれこれ注文したので大きな箱が届いた。
また押し入れにしまうくだらない部品が増えてしまった・・・

ESP-32は一応‟DIP化キット”とか言ってブレッドボードに取り付けできるように
ピンが付属してくる。 これを自分でハンダ付けする必要がある。

ピンをハンダ付けして早速プログラムをインストールし、テストしてみた。
動作は正常だ。 (当たり前かぁ…)

さぁ、もう壊さないように注意して工作を始めよう。
(って言いながらまた壊すよ、きっと・・・)

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FETの増幅度ってどのくらいなの?

2020年09月04日 13時04分02秒 | 工作実習

2020/09/03(木曜日) 晴れたり急に雨が降ったり荒れた天気

100MHzから130MHzぐらいまでの範囲を発振するVFOを工作している。
発振周波数を変化させるのにはバリキャップを使用している。
このVFOの使用目的はバリキャップに鋸歯状波を加えてスイープ発振させ、その
スイープ周波数を受信機のLOCにしてVHFエアバンドをスイープ受信してみよう
ということだ。
ただ、オイらはこういう工作は大好きで、作ったり壊したりを繰り返しているが、
基礎知識がないので大体はうまくいかず、失敗をしてしまう。
今回も発振はしてくれたがどうもその出力はスペクトラムの幅が広くて具合が悪そうだ。
そこで発振回路のトランジスタをFETに換えて実験してみたが、今度は発振したり、
発振しなかったり動作が不安定になってしまった。
どうしてだろう?
まぁ、オイらはFETはあまり使ったことがない。(スイッチングとか、可変抵抗器の
代わりに使ったぐらい。)
よーし、FETってどんなものなのか実験で確かめてみよう。

        (以上前置き・・・・相変わらず前置きが長い)

先ず、FETってどうやって動作させるのか、実験してみた。

実験回路はこんなもの。
ゲートに加えるバイアス電圧を変化させたり、ドレーンに接続する(負荷)抵抗値を変えたりして
増幅される様子を観察した。


AF発振器からの信号を実験回路で増幅してオシロスコープで確認してみる。


そんな実験の様子を動画でご覧ください。


負荷抵抗(RD)を変えてはバイアスを調整して最大出力値とドレイン電流を記録した。

その結果、この実験回路では増幅度は約30倍が最大だった。

トランジスタの増幅度はどうなんだろう?
これも実験してみた。
実験回路はFETと同じ。 トランジスタはVFOで使っているのと同じの‟2SC3355”にした。

負荷抵抗を変化させてバイアス電圧を調整し、最大出力を記録した。

その結果、トランジスタ増幅では増幅度は125倍だった。


オイらの実験ではやっぱりトランジスタの方が増幅度は大きい。(FETの3.8倍)
だからトランジスタの方が発振しやすいのかも知れない。
でもねぇ・・・聞いた話によると「発振回路に必要な増幅度は3倍以上あれば良い」と
いうことだ。
FETだって30倍近い増幅度があるんだから安定に発振してくれるはずだ。
もう一度実験してみるかぁ・・・・・
 
 (こんなことばかりしていて先へ進めない・・・・ でもこういうのが好きなんです・・・)

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やっと発振回路基板ができがったけど・・・・・

2020年09月02日 13時15分59秒 | 工作実習

2020/08/31(月曜日) 晴れ

VHFエアーバンド(118MHz~136MHz)を自動的にスイープ(スキャン)して
交信中の電波の有無を検出して受信してみる、というテーマに向かって工作をしている。
以前、UHFのミリタリーエアバンド(310MHz~350MHz)をスイープして
電波を確認するという実験をしたことがある。
この実験はなんとかうまくいってオシロスコープ画面に電波の有無を表示させることが
できた。
今回はそのVHF版なんだけど、それがなかなかうまくいかない。
前回のUHF版はマグレだったのかなぁ・・・・・
オイらの実験や工作は再現性が乏しくて同じものが作れないのです。
安定な発振、きれいなスペクトラム、高範囲で高出力な発振・・・など自分の実力も
わきまえず無茶苦茶工作を続けています。
さぁ、今日も頑張っていこう・・・
         
       (以上前置き 相変わらず前置きが長い)

発振回路は何とかできたが、これをそのまま出力するのはちょっと心配だ。
出力部付近に手を近づけたり、コイルに手を触れたりすると発振は変化したり停止したりする。
やっぱりバッファ回路を付けておこう。

回路図はこんなもの。 部品の定数などはいい加減に設定・試行錯誤で調整してある。

有り合わせの部品を組み合わせて改造した。

コイルをとっかえひっかえして発振周波数を調整した。


NWT-4000(簡易スペアナ)で発振周波数の確認。


電圧の変化と周波数の変化がおかしいがあれこれ調整しても治らない。


NWT-4000で120MHzのみを表示してみた。 案外すっきりしているが・・・・・


SDRドングルで受信してみるとこんなにぷっくり膨らんだスペクトラムが表示される。

               
以前のUHF・VFOの工作ではバリキャップに電源からのノイズが加わって発振出力が
FM変調されてスペクトラムはもっと広がっていたが・・・・
それでもこれはちょっと気になる。

そこでバリキャップを取り外して(エア)トリマコンデンサを取り付けて確認してみた。


バリキャップを取り外して(エア)トリマコンデンサを取り付けて発振させた。
NWT-4000のスペクトラムにはあまり変化はないが・・・・

SDRドングルで受信してみると鋭く尖ったスペクトラムが表示される。


試しにNWT-4000のVFO出力をSDRドングルで受信してみた。
やっぱり鋭く尖った波形が表示される。


バリキャップで同調を取った発振回路はぷっくり膨らんだ変な波形だが
いくら調整しても鋭くはならない。
まぁ、オイらが作る回路はこんなものなんだろう。

手持のFETにVHF増幅用の2SK192Aというものがある。
今度はこのFETで発振回路を作ってみよう。 うまくいけばいいのだが・・・・

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