バルセロナからバスで1時間ぐらい走ったところにある、カソリックの聖地モンセラットです。この写真は登山電車で頂上に登ったところから撮ったもので、私たちの初日の宿は、この建物の中にある修道院ホテル。ホテルは近代的に改装されていたけど、この場所は昔のまま。敬虔なカソリックの修道女(士)達は、この山のこの場所で、修行を積んでいたのです。
写真で見ると、改めてその奇妙な岩と、その裾野に建っている教会の建物のコントラストの美しさに目を惹かれますね。世俗的なバルセロナの喧騒から離れ、ひんやりと澄み切った空気の朝もやの中で目を覚ますと、心が洗われて、否応がなしに神聖な気持ちになりました。ここだったら神様に近づけるような気が…。
思えば今回の旅行は、モンセラットにあるカソリック教会での懺悔から始まったのでした。朝のミサに参加し、修道士たちの澄んだ歌声とお言葉を聞きながら、目をつぶって自分を振り返ると、日頃はself-independent で生きている私も、「罪をお許しください」 的な気持ちになってしまうから不思議です。彼らは1日五回、毎日ミサを行っているそうです。こういう生き方もあるのですね。
さて、はるばる日本から、450個の手ぬぐいとお菓子とお茶道具一式を持って、お茶文化交流という熱いミッションの下に集結した私たちを、神様はきちんと評価してくれたようです。おかげで、アイスランドの噴火の影響を受けることもなく、天候にも恵まれ、事件に巻き込まれることもなく、無事に旅行を終えることができました。
皆さんの日ごろの努力、生き方の賜物ですね。
楽しい旅行を皆さんありがとう!
この会がこの先もずっと続いて、交流の輪が広がっていくことを願っています。