さて、メインイベントは高野山奥の院です。
母親に、「20代の頃に高野山に行ったけど、お墓がずらっと並んでいて、こんなところがあるのかってビックリするわよ」
と言われていた通り、こんなにお墓があるのかと驚きました。20万基ものお墓が並んでいるようです。
それも並んでいるのはただのお墓じゃなくて、戦国時代の武将のお墓(供養塔)が勢ぞろいしています。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家もあれば、明智光秀の供養塔もあります。比叡山を焼打ちにした信長のお墓が
なぜ高野山にあるのか、謎ですよね~。
現世での敵味方も残虐な行為の数々も、死んであの世に行ってしまえば、タダの人。
全部まとめて面倒見ましょう、ってことなのかしら?
ガイドさんが言っていましたが、阿弥陀如来とは弁護士のようなものらしいです。犯罪者に対しても、深い慈悲の心で
有罪を無罪にするために一生懸命働いてくれるようです。なんて有り難い宗教なのかしら。
弘法大師は、入定してから今でも奥の院の霊廟において、禅定を続けていると言われています。
実際に、霊廟の地下に入って、弘法大師に一番近づけるところまで行って、御数珠に触れてきました。
時空を超えて、宇宙を超えて、触れ合う(?)感覚を、何となくですが感じましたよ。ホント、ホント。
弘法大師はなんと56億7千万年、人類のために祈り続けてくれるようです。
ガイドに、「布のお守りは破れてしまったらそれで終わりですが、このステンレス素材のお守りは56億7千万年、
ず~っと持ち続けることができます。しかも、これは1200年記念の特別なものなので、2年間しか発売しません」
と言われ、素直に、56億7千万年用のステンレス素材のキラキラしたお守り、3000円也を母親に買いました。
ついでに、これまたキラキラした1200年記念のスペシャルバージョンのお札3000円と、お線香もお買い上げ。
これだけ買えば、母親の足の痛みもあっという間に良くなるはず… と思って、旅行の帰りに実家に
立ち寄って、母に渡してきましたよ。
当たるも八卦当たらぬも八卦、信じる者は救われる。
そうしたら、その週末には本当に足の痛みがなくなったと母から電話がありました。すごい効き目だ!
母は、「病院を変えて、治療法を変えたら良くなったのよ~」って言っていたけど、きっと弘法大師の3000円のお守りの
御利益もあったはず。
高野山まで行った甲斐があったというものです。良かった、良かった。