2週連続で経済評論家の話を聞きました。
今回は、竹中平蔵氏の天敵(?)と言われている森永卓郎氏。
この二人は、ぜーったいに意見が合うことがないらしく、テレビでの共演は、今まで一度もないらしい。
竹中氏が断ってくるか、竹中氏が出演を承諾すると、森本氏が落とされるらしい。
どうも力関係は、竹中氏が優勢?
日本経済の考え方は違っても、話術、滑舌の良さは、甲乙つけがたいものがありました。
笑いも取るし、おちも入れるし、間の取り方、絶妙!さすがです。
さて、経済の話。
庶民派の森永氏の話は、庶民の私でも、「そこにこだわるか!?」という鋭い指摘(笑)
例えばQBハウス。1000円のカットが1080円になったと、怒り心頭で息巻いていました。
『だって、消費税8%だから…』 と、私なんかはすぐに騙されちゃうけど、確かに良く考えてみると
消費税5%から8%に上がったのだから、3%の上昇で1030円になるはず。
同じようなことは今日行った地元の美容室でも起こった。
今までは消費税込みで6000円だったのに、今日は6480円も取られた。
私も納得いかない。森永氏に軍配だ!
マクドナルドのハッピーセットは360円が430円になり、吉野家の牛丼は280円から300円に。
10円単位の話なんて大したことないじゃん、じゃなくて、これは一大事。
要するに、これらの便乗値上げがそこらじゅうで始まるらしいです。
森永氏の話によると、物価はじわじわと4%まで上昇するのに対し、給料は何十年ぶりの
ベースアップで一部では沸きかえっていたにもかかわらず、結局のところ国全体で0.5%程度らしいです。
ということは実質賃金は3.5%下がる。
よって日本経済は7月以降年末までどんどん悪くなる、というのが彼が予想しているシナリオ。
そして悪くなると、日銀は12月に更なる金融緩和を発表。
その結果、2015年は60%の確率で、バブルが始まる、と言っていました。
これは歴史的に見ても、1985年のプラザ合意以降バブルが始まった時の動きに似ているらしいです。
本当にそうなるかどうかは別として、今年の7月以降はじっくりウォッチする必要がありそうです。