80歳でエベレスト登頂に成功した、三浦雄一郎さんの講演会を聞いてきました。
エベレスト登頂の映像を見ると、それがどんなに苛酷なことか良くわかるのですが、
それを80歳で成し遂げたことはもちろんすごいのですが、80歳になってそれをやりたいと
思う気持ちがすごい。
三浦さんの場合は、ストイックに自分を鍛え上げて記録に挑戦するというよりは、
単に「登りたい!」、家族が反対すると、「だったら家出してやる」という
これはもう単なる迷惑じいさん以外の何物でもないのでは?と思うのですが、
それを家族が支えて、家族とチームがサポートして、じいさんの途方もない夢をかなえる
大プロジェクトが結局は家族の喜びになっているところがエライ。
三浦さんの冒険はこれで終わったわけではなく、85歳の目標があるらしいです。
多分それも成功させてしまうんだろうなと思わせるぐらい、エネルギーを感じました。
これも夢の力なんでしょうね。
ところでお茶を聞きかじっている私にとって印象的だったのは、標高8500メートルの
テントの中で、虎屋のようかんと福寿園の抹茶でお茶会をやっている光景。
一見バカバカしい無駄なことだと思われていたらしいのですが、いざやってみたら、大好評で、
8500メートルで飲むお茶の味に心から癒されて、お茶のパワーに感動したらしいです。
「戦国時代の武将たちも、こうやってお茶を飲んで癒されていたのかもしれない」
たかがお茶、されどお茶。
私もお茶をやっていて一番感じるのは、「心が落ち着く」ということ。
お茶にはとてつもないパワーがあるような気がしています。