「代官山の蔦屋書店行きましたか?あそこ、すっごくいいですよ」と美容室の店長さんに勧められて、行ってきました!TSUTAYAが始めた新しいコンセプトのお店、蔦屋書店。
以前カンブリア宮殿で見たときに、「行ってみたい」と思っていたのを思い出し、膳は急げとばかり、速攻で行ってきました。こういう時、東京の都心に住んでいるのは便利です。「あっ、行きたい」と思ってすぐに動けば、すぐに行けます。
ただし、こういう魅力的なおしゃれなところに行くと、当然お財布からお金が出ていきます。外に出ると、魅力的なお店がてぐすね引いて待っています。そして飛んで火にいる夏の虫、一丁上がり!って訳で、こんなものを買ってしまいました。
ipad を買ったのではなく、買ったのはipad の裏に貼る皮の保護シートです。
これが欲しいと思ったことも、必要だと思ったことも、ipad を買ってから一度もないのですが、これこそが消費者が気づいていないニーズを探り当てるマーケティングの手法?なのかも…。
最初は、「へぇ~、こんなものがあるんだ」という軽い興味だったのですが、長野から早朝の新幹線に乗って、この期間中だけここで売るためにやってきたお兄さんの説明を聞いていたら、だんだんその気になってきました。
- 長野で作って売っているので、通常はネット販売でしか手に入らないが、GW期間中だけここで買うことができる
- ここで買った場合は、その場で貼ってくれる。今日だけのサービス
- 一番この商品に詳しい、製作者自身が貼ってくれる
- カラーサンプルの中で一番人気のグリーンが今日は残っている。ラッキー
- ipad をケースに入れて持ち運ぶのは、折角のデザインが隠れてしまいもったいない。保護シートであれば、ipad のデザインをそのまま生かすことができる
- 手で持ったときの皮の感触を楽しむことができる
- エルメスと同じ材料の皮を使っている
- 等など
あれでもか、これでもかと特別感を強調され、長野から来たお兄さんの熱意にほだされ、この人が作っている商品だったら買ってもいいかな~と購買意欲80%、後の20%はGWだし、蔦屋書店に来た記念にという、観光気分が加わりました。
蔦屋書店に来た目的は、本を探すことだったのに、何でこれ買ってるんだ?と思ったのですが、その後で書店内にあるスタバでカプチーノを買って、グリーンに化粧を施された私の新ipad をおもむろに取り出し、ネットチェックを始めたら、ちょっと気分良かったです。
人間がものを買うときの心理って面白いですね。日頃は無駄なものにお金を使わない主義なのですが、人ってたまには無駄なことをしてみたい気持ちもあるのかも。
ところで蔦屋書店の賑わい振りには驚きました。カンブリア宮殿を見たときには、この書店はシニア世代を狙って作ったと言っていたけど、私が行った時は見渡す限り若者で占拠されていました。シニア層の入り込む余地なし。
コンセプトと違うけど、これでいいのでしょうか?