先週の中頃に届いた1通の封書。かれこれ4年ぐらい通っている大手スポーツクラブ、ルネサンス目黒からの封書で、何だろう、と思って開けてみると、
「17年の長きにわたり営業してきましたが、6月30日をもちまして、営業を終了させていただくことになりました」
と書いてあり、あまりのショックに言葉を失ってしまいました。ま、まさか…
かなり繁盛しているクラブなのに、どうして……
土曜日のゴルフとヨガのレッスンは、私の週末の習慣になっていたので、それが出来なくなってしまうのは、晴天の霹靂。一体この先どうすれば…、途方に暮れるというのはこういうことを言うんですね。
私もショックだけど、あそこで働いているスタッフやゴルフの先生はどうするんだろう?と思い、不安を抱きながら、土曜日にゴルフのレッスンに行ってきました。
開口一番、
「来た早々だけど、手紙見た?」
「もうビックリしましたよ。ショックで寝れなくなっちゃった」
「俺もね、先週知ったんだよ。まさかと思ったよ。でもね、ジム閉鎖は残念だけど、俺はこれはチャンスだと思っていて、独立して自分でやる事に決めたから、これからもぜひよろしくお願いします。先週から、場所探しを始めたんだけど、中々いい場所が見つからなくてね。でも7月には開業しようと思っていて、あと3ヶ月しかないんだけど、それまでには何とかするから、少し待っていてください」
えー、すごい!そんなこと考えていたんだ。この切り替えの速さはすごい!それに、もう動いている!
「レッスンに来なくなると、ゴルフ止めちゃう人が多いんだよね。街で見かけて『ゴルフやってる』と聞くと、『全然やってないですよ』って言う人が9割なんだよ。それがいつも残念でね、それだけは絶対避けたいと思っているんだ」
先生は、別のクラブに移っちゃうんだろうなと思っていたのですが、私たちを見捨てていなかったのです。私たちに練習の場所を与えるために、早速奔走している先生に感動すら覚えました。
こういう志の人には、きっとたくさんの人が付いていくと思うし、後3ヶ月という、かなり無謀とも思える目標も、この熱意があれば達成できるような気がしました。
変化に対応できる準備をしておくって大切なことですよね。スポーツクラブ閉店でいろいろ考えさせられました。