松山と言えば道後温泉、道後温泉と言えば松山
いい悪いは別として、必ず立ち寄らなければならない場所です。
昼間もいいですが、夜のライトアップされた、ちょっと怪しいムーディーな雰囲気はお勧めです。
思わず入ってみたくなります。
子供の頃にここに来た時は、「こんな殺風景な、がらーんとしたお風呂にわざわざなんで入りたいんだ?」と 不思議に思った記憶があります。
親戚が愛知県から訪ねてきて、「道後温泉に行きたい行きたい」と言うので、どんなにいいところなんだろうと付いて行ってみたら、なんだここは??? でした。
子供だったから歴史の重みや、調度品の重厚感や、建物の文化財的な価値や、そういうものを見逃してしまい、気づかなかったに違いない、大人になって行ったらきっと違う感動があるはず… だったのですが、
うーーーーん、微妙。
これはやっぱり行った事のある人としか共有できない感覚だと思うので、まだ行ってない人はぜひ体験してください。
ちなみに、私たちは2階席神の湯のチケットを買いました。神の湯と大広間での休憩+浴衣とお茶のセットがついたプランで、天皇が使ったというお部屋とトイレも見る事ができます。
ちなみに、直子さんの友人のポコちゃんは、新しくできた飛鳥乃湯を強く推薦するので、そっちも行ってきました。温泉のはしごです。
こっちはどういうコンセプトで作られたのかというと、当初は道後温泉の老朽化に伴って耐震補強工事をする計画で、道後温泉の営業を停止している間の仮のお風呂として作られたそうです。ところが、道後温泉を閉めてしまうと、観光収入に甚大な影響が出る事が分かり、閉めるに閉めれなくなり、計画変更。営業しながら少しずつ工事をする方針に変えたそうなのですが、仮として作っちゃったお風呂は、壊す訳にもいかず、そのまま営業する事になったらしいです。こういう事って計画段階では分からなかったんでしょうか?不思議です。
のんびり湯船につかって、あーさっぱり、いい気持ち!を味わいたいのであれば、断然新しい飛鳥乃湯をお勧めします。なんだかんだ言っても、新しい方が清潔広々、設備もきれいで使いやすいです。道後温泉にコンセプトを似せて作ったちょっと高級スーパー銭湯って感じで、当然ですがここには歴史の重みはありませんが、ガラガラで空いている!こんなにきれいで立派なのに空いているので、穴場感があります。
今日は空いている日なのかなと思って、商店街を歩いた先の本家本元道後温泉に行くと、そっちは観光客でごった返していました。
やっぱり本物のブランド力には勝てないってことのようです。
道後温泉のお湯は無色透明でサラサラしていました。
この泉質と、日本最古と言われる温泉と建物と伝統文化を守るために、大変な苦労があると思います。100年先も温泉営業が続けられるように、がんばって欲しいですね。