今日という一日

書くことが大好き!日々の気づきを楽しく書いていきます。

中国マッサージの顛末

2014-10-11 21:48:21 | 中国

さっそく89RMB(1600円)の指圧マッサージが始まりました。

女性施術者(親子)によるマッサージで、お母さんはクリスティーンを担当し、娘さんと思われる女性が私の担当になりました。

このマッサージがめっちゃ気持ち良くて、『いい人に当たって良かった~、ラッキー』と思っていたら、
どういうわけだか、突然服を脱ぐことになり、紙の短パンに着替えて、オイルマッサージに変更になった。

『なんで?』

という疑問は、オイルマッサージのあまりの気持ちよさに、かき消されてしまい、『これってサービス、そんなわけないよね…』
と思いながら、あ~このまま時間が止まればいいのに…、と夢うつつになっていたのでした。

予定の60分が終わり、『あ~、終わっちゃった』 と思っていたのですが、これだけでは終わらなかったのです。

ここからが中国商法。

施術者が、例の価格表を持ってきて、あれこれメニューを指さしながら、中国語でまくしたて、こっちは英語で応戦するも
全く会話が成立せず、ほとんど強引にChinese Medication 39RMB と書かれたものをやってもらうことになりました。

『39RMB(700円)だったら安いし、まあいっか』 と思ったのですが、私の背中の上で何からいろんなことが始まり、最後は
頼んだつもりのないカッピングまで。

カッピングはその昔韓国でやったことがあり、熱したガラスの吸い付き玉を背中に乗せると、悪い部分がうっ血して
赤くなるのですが、あまりにもグロテスクな背中になってしまい、その上一週間ぐらい色が落ちないので、
2度とやるものかと思っていたのに、こんなところでまたやることになるとは。トホホ。

クリスティーンもまさかの経験に、「Yuko…、help me~~~」 と力のない声を隣のベットから出していました。

悪い治療ではないので、好きな人は繰り返しやるようですが、こんな背中じゃデートもできないよ~、どうしてくれるんだ(見栄)

そしてカッピングが終わると、今度は湿布剤(139RMB)を持ってきて、これをやれと言われ、さすがにこれ以上は
付き合いきれないと思い、今度はきっぱりと断りました。

お互いの背中を見せあいっこしながら、「Oh, my god…」 と言葉を失い、お互いショックが隠しきれない様子で服を着替えて
会計に行くと、更なる衝撃。

89RMB の予定が、なんと276RMB (5000円)に跳ね上がっていました。

89+39 =128 じゃないのかと抗議すると、相手は、オイルマッサージが120 でそれに39+39+39+39を足して276 だと
主張します。

「そんなにいろいろお願いしたつもりはない、あんたたちが勝手にやったんじゃないか ということを英語で言っても通じず、
相手は価格表を見せて、電卓叩いて足し算をして276 だと主張するけど、こっちも負けていられません。

結局クリスティーンが、「分かった、じゃあ170払う、これでいいでしょ」 と言って、現金をテーブルに出し
「Yukoも170払って」 と言うので、170置いて、とっとと出てきてしまいました。

オーストラリア人と日本人のコンビ強し! 中国人もたじたじか?

無理やり交渉に勝った(?)とはいえ、せっかくの夢心地も一気に興ざめです。

と、この話を、上海オフィスの同僚にしたら、

「え~、170?それめっちゃ安いよ。そんな値段はあり得ない」 と言われてしまいました。

「えっ、えっ、えっ、そうなの…」

ちょっと怒りすぎたかな、悪いことしちゃったのかしら?でもね、きちんと事前に説明しない方が悪いと思いませんか?

騙される方が悪いというのが常識の中国で、果敢に戦い勝利をおさめてきました!

でも事件にならなくて良かった~、ホッ…。


中国マッサージ

2014-10-10 13:23:09 | 中国

南鑼鼓巷(なんらここう)という、古さと新しさが同居する超人気の観光地に行き、「マッサージしたいね~」
なんて話していたら、人込みで溢れかえる表通りから、一本横道に入ったところに、足道Massage なる看板が見えました。

 

 

今思い返してみても、よくぞこんな怪しげな看板の店に、臆せずに入っていったもんだと、そのチャレンジ精神に
あっぱれ賞を贈りたいと思うぐらい。

そこは地元の人でも行かないんじゃないかと思うぐらい、ひっそりとしていて、恐る恐る足を踏み入れてみると、
マッサージをやっているらしき家の前で食事をしている人たちが数名いました。

恐る恐る近づいて行き、価格表を見せてもらうと、なんと激安!60分の全身マッサージが 89RMB(1600円)です。

安っ! 安さにつられて即決でやってもらうことにしました。

旅行者ならではの怖いもの知らずですよね~。こんな怪しいところなのにね。

さて、何が起こったか? 実はひと波乱ありました。

つづく


万里の長城(Great Wall)

2014-10-07 12:41:44 | 中国

ツアーバスは万里の長城へとやってきました。

10年前に行った時は、舗装されていない道を土煙を上げながら、山の奥深くまで入って行った記憶があるのですが、
今じゃ立派なハイウェイが通り、スイスイっと八達嶺長城まで到着しました。

10年前にアジザと行った時は、ホテルのコンシェルジェに、

「ローカルバスで行きたい?言葉の分からない外国人がどうやって行くつもりだ。女性が二人で行くのは危険だからやめなさい」 

と 『お前らあほか』 ぐらいの勢いで言われ、しぶしぶ勧められたツアーに参加したのですが、今じゃ立派なローカルバスが
頻繁に運行していて、鉄道まで通っているというからビックリです。

ロープ―ウェイ乗り場もこんなに立派に。チケットゲートはピカピカの自動改札。

 

 

ケーブルカーでスイスイ上ると、到着!はい、ここが万里の長城です。宇宙から見える唯一の建造物、
全長2万1200キロだそうです。ちなみに日本列島は3000キロ。
どんだけ巨大なんでしょうか、どうしてこんなものが作れたのか、人間の能力は計り知れないですね。

 

ところで今回万里の長城を歩いてみて、「何かが前と違う…」 と気付いたことがありました。

それは、石畳のステップが新しく作り変えられていて、歩きやすくなっていたこと。
『よっこらせっ』と大きな石の階段を上らなくても、歩けるようになっていました。手すりもついて安全面にも配慮ですね。

ありがたいけど、ちょっと残念なような。

 

歩きやすくなったとはいえ、やはり山頂に作られた道はかなりの傾斜です。お年寄りには相当きついはず。

何事も元気なうちに(足腰の丈夫なうちに)やらないと楽しめませんね。

中国といえば、PM2.5 の公害が心配されますが、空の色はこんな感じでずっとどんよりしていましたが、
この時期はマスクが必要なほど深刻なレベルではありませんでした。

「中国に行く」 と言うと、ほぼ全員が 「マスク持って行った方がいいよ」 と、ありがたいアドバイスをくれたのですが、
実際に来てみたら、誰もマスクなんてしていません。 よって日本から持って行ったマスク10枚は1枚も使わずに
全部持ち帰りました。

時期が良かったんだと思うけど、それにしても報道で作られるイメージって怖いですね。

逆パターンで、日本というと原発の汚染のイメージが染み付いてしまっているようで、中国人にもオーストラリア人にも
「東京の汚染は大丈夫?」と心配されました。

こっちより、そっちじゃないの?

百聞は一見にしかず、現地で実際に見たことを信じるようにしたいと思います。


Chinese Medication

2014-09-30 23:38:50 | 中国

北京1日観光で同じバスに乗り合わせたメンバーです

 

エジプト人のビジネスマン2名とインド人のおばあさんとお孫さん姉妹2名とクリスティーンと私。

インド人のファミリーは国際ファミリーで、お姉さんはロンドンで働いていて、妹は北京で働いていて、
おばあさん(76歳)は、インドからたった一人で飛行機に乗ってやってきたそうです。
インド人で、しかも女性が海外一人暮らしをするなんて、相当特別な、恵まれた家庭の人たちだと思うけど、
女性は強しですね~。

そして私たちはどこにいるかと言うと、中国療法をやってくれる有名店にいます(連れてこられた)

そして、脈拍を取るだけで、その人の何が悪いかを言い当てて、その人に必要な漢方薬を処方してくれるという
先生をここで待っているのです。

怪しい雰囲気がプンプン。カモが7匹も連れられてきました。

まず登壇したのは、30代ぐらいの肌つやのいい医師。この施設の素晴らしさと東洋医学のミラクルさを熱く語り、
その後で、うわさの大先生が英語の通訳の女性を連れて現れました。

よっ、待ってました!

先生は軽~く私の脈を取り、憂いを帯びた神妙な顔つきで、通訳の女性に何かをボソボソ伝えます。

『な、何だ???』 とドキドキしていたら、通訳の女性に「睡眠障害はありませんか?」 と言われた。

「いいえ」 だって寝つきは自慢できるぐらいいいです。

私の返事を通訳して先生に伝えると、次の質問がきた

「頭が痛くなることはありませんか?」

「いいえ」 

また脈を取って、何かをボソボソ伝えている。

「内臓はどうですか?消化はいいですか?」

「あっ、消化はそんなに良くないです」

私の答えを聞いて、先生は、ハッと意を得たりと言う表情になり、通訳の女性に何やらいろいろ話し始めた。
それを聞きながら通訳が、漢方薬のリストの上に丸を付け、おもむろに私にそのリストを渡し、
とうとう始まりました、漢方薬営業トーク。

『結局こういうことか、分かってはいたけど、やっぱり薬を売るのね』 と思いながら女性の話を聞いていたのですが、
その時の先生と通訳の表情が演技そのものに見えたのは私の錯覚?

『心からあなたの体調を気の毒に思い、何とかしてあげたいと思っています』 という雰囲気がありありと伝わってきました。

これは良くないビジネスですね。人の弱みに付け込んだ○○商法と同じ。

大体、脈取っても、悪いところ言い当てられなかったし、何回か質問を繰り返せば、そのうち当たるに決まってんじゃん。

そんなのを信じるほど、バカじゃないんですけど…。

でも相手は高名な先生らしき人なので、十分敬意を払って、お礼を言い、

「今回は結構です」

と言ったら、さっきの神妙な顔がさっと変わり、椅子を持ってとっとと出て行ってしまいました。

変わり身が早いっ!

中国は謎だらけです。


天安門広場

2014-09-30 22:28:35 | 中国

こちらは天安門の広場前です。

あの正面にある建物の中に、毛沢東の遺体があるそうです。

 

リアルな遺体を見るという趣味は私にはないのですが、中国人にとっては絶対にはずせない場所らしく、
朝から長い行列ができるそうです。

外国人でも中に入ることができるそうです。ご興味のある人はどうぞ。


Silk Market (秀水街)

2014-09-27 23:06:09 | 中国

地下鉄を乗り継いで、SILK MARKET (秀水街)に行ってきました。

 

SILK MARKET と言っても、シルク製品だけが売られているわけではなく、一言で言えば何でも売っているけど、
そのほとんどがコピー商品です。合法のコピー商品(?)なのか、メーカーから文句言われないものを扱っているのか
良くわかりませんが、こっそり売るのではなく、堂々の品揃えです。

ビルも立派なビルで、何百と並んでいるお店は、想像していたような雑多な状態ではなく、予想外にきれいです。
きれいなコピーデパートって感じ、こんなものが存在するところが中国ですよね~。

そしてすべての商品に値札がついていないので、電卓叩いての交渉で売買が成立します。

今回私たちは、スマホに currency converter なるアプリをダウンロードしておいたので、
相手が電卓で数字を出してきたら、すかさず換算して、高いか安いかの判断をすることができました。

そして、こっちの要求金額をアプリに入力して、水戸黄門の印籠みたいに、「これでどうだ!」 と
数字を目の前に突き付けてやりました。

『この数字が目に入らぬか…』 

『はは~、黄門様』 と観念する、なんてことには全然ならずに、しつこく交渉を繰り返し、交渉の最後は
半分喧嘩別れみたいになって、『ふんっ』 って感じで、商品とお金を交換することになります。

大体は、「いらない」って言って店を出ると、出たところで、「分かった、それでいいよ」ってことになるので、
戻って買うことになります。この時に、「やっぱりいらない」って言うと、マジに怒り始めるらしいです。気を付けましょう。

買う時は、全て現金で、おつりはレジから出てくるのではなく、専用の財布のようなものから出され、レシートもなく、
安っぽいビニール袋にポイッと入れられて渡されます。

それを受け取ると、ととっと店を出て、「さっ、次行こう」 ってことを繰り返します。

ほとほと疲れ果てるのですが、これを毎日やっている売り子さんたちのエネルギーはすごい。
そりゃ、たくましくなるわ。

売り子さんもすごいけど、今回一緒に旅行したクリスティーンの買いっぷりにもビックリ。

私たちは、同じ人事部なのでメールや電話で一緒に仕事をすることはあっても、実は初対面なのです。
なので、実はどういう人なのか、お互いに全然知らない状態で旅行することになったのですが、
初日から、くつ、Tシャツ、ジーンズ、スカーフ、サングラス、テーブルクロス等々、次々と休む間もなく
買い続ける彼女に唖然。。。その熱気に押されて、私もコンバースの靴と良くわからないブランドのTシャツを買いました。

コンバースは交渉して、150RMB (2700円)で買ったけど、その後で45RMB (810円)で売られている店を
見つけ、ガッカリ やられた…。

初日は物価の感覚が分からないので、初日からバンバン買うのはやめましょう。


北京到着

2014-09-25 23:34:41 | 中国

9月13日(土) 成田から北京に向けて飛びました。

到着した北京空港は、こんな感じ。

 

超巨大な空港で、ピカピカでした。10年前は電気もあんまりついていないような薄暗い空港だったのに、大変身です。

そしてタクシーに乗って、目指すホテルに向けて出発したのですが、今回の北京滞在で毎回悩まされたのは、
泊まったホテル(ノボテルSANYUAN)がどうやらあまりメジャーなホテルではなかったようで、毎回ドライバーが道を
間違えるのです。トホホ

その上、タクシードライバーは英語を一切話さない。日本語も通じなければ、英語も通じないので、
地図とチャイニーズで書かれた住所で場所を伝え、気力と根性で何とか交渉成立するという感じ。

空港から乗ったタクシーの運転手は、大音量でラジオを聞きながら、しきりに身振りで私に携帯でホテルに電話しろと言う始末。
『なんだよ、お前がお前の携帯でやれよ』 と思ったけど、中国ではこういうのは客の仕事になっているんでしょうか?
そう言えば、ナビがついたタクシーは1台もお目にかかりませんでした。

しょうがないから、私の携帯でホテルに電話して、その携帯をドライバーに渡して、ホテルの人と話してもらって
場所を確認してもらいました。

一事が万事こんな感じ。

ところで、簡単にホテルに電話できたように思うかもしれないけど、これは結構レベルの高い技だったと自分では自負しています。
だって、到着したばかりの旅行者が、スッと問題なく電話できるってすごくないですか?
これは中国国内での電話のかけかたを予習しておいたことが功を奏しました。何でも準備は大切ですね~。

  

そして無事ホテルに到着したのですが、ここからがまた問題。レセプションの中年女性のスタッフが愛想よく迎えてくれたのは良かったけど、
この人がとんでもなく要領が悪く、チェックインだけで20分もかかってしまいました。

あり得ない…。

クリスティーンは、到着日の夜11時過ぎに、突然誰かがドアをノックする音で目が覚め、ドアを開けたら、ホテルのスタッフに「チェックアウトしろ」 と
言われたそうです。

あり得ない…。

そして、窓の外はこんな景色、超巨大な大都会です。

 

 

 


2014年の中国

2014-09-23 15:55:31 | 中国

2014年9月、4年ぶりに中国を訪れました。今回の訪問地は北京と上海です。

北京に行ったのは2005年、約10年前で北京オリンピックの3年前です。
そして上海に最後に行ったのは、上海万博が行われた2010年なので、約4年前です。

この激動の数年間に中国の都市部がどう変わったかを肌で感じてきました。

今回北京を一緒に旅したのは、オーストラリアのメルボルンオフィスで働く同僚のクリスティーンです。

上海で行われる人事ミーティングの前の週末を使って、クリスティーンが北京に行こうとしているのを上司から聞き、
「私も行く!」と参加表明し、オーストラリア人と日本人の二人での珍道中が実現しました。

中国の激しさに翻弄されながらも、果敢に戦ってきました。一人じゃできないことも、二人いれば何とかなるものです(笑)

では今回は中国編をお楽しみください。


昆明Kunming

2014-03-03 22:20:21 | 中国

昆明で無差別殺傷テロが発生したいうニュースを見て、何年かぶりで
以前の会社の出張で行った昆明(Kuming)という町を思い出した。

何とも言えない不思議な街だった。

のんびり穏やかな雰囲気で、気候も南国風。
なんだけど、どこに危険が潜んでいるのか分からない緊張感を時々感じる町だった。

アスファルトの道から1本入ると、そこは全く舗装されていない道でバラック小屋が
立ち並び、朝でも昼でも、バラックの前に老若男女、何をするわけでもなくずっといる。

あまりの貧困に見てはいけないものを見てしまったようで、直視できない。

しばらく行くと、「雲南省昆明刑務所」なるおどろおどろしい文字が書かれた白壁が登場。
どこまで続くんだろう。。。というぐらいの巨大なサイズ。

あ~、やれやれとホテルに帰ってくると、赤ちゃんを抱いたアメリカ人らしき中年の夫婦に遭遇。
そういえば昨日の朝もアメリカ人が赤ちゃんを連れていたな~、と不思議に思っていたら、
あれは養子縁組をしているんだと教えられ、ビックリ仰天。

えっ、これって合法、非合法?何だか秘密めいたものを感じてドキドキ。

昆明オフィスで働く同僚が、「雲南民俗館」というテーマパークのようなところに連れて行ってくれた。

その時撮った写真がこれ。7年ぶりに見ると懐かしい。そして園内には、こんな張りぼての奇妙な造形物が
あちこちにあります。この色使い、安っぽさ、いいでしょ。堂々と作ってしまうところが腹が据わっています。

 

あちこちに少数民族のお姉さん、お兄さんがいて、ダンスの輪に入らされたり、竹棒の間をピョンピョンさせられたりしました。

 

お客をエンターテインしようとしているんだけど、適度な手抜き感とやる気のなさ感が中国っぽくって良かった。

いろいろな顔を持った昆明の一部しか体験できなかったけど、その奥深さは感じることができました。

一日も早くテロ問題が解決して、平和な街に戻るのを祈っています。


上海レポート

2010-07-07 23:20:28 | 中国

Radisson Hotel にチェックインして、10階の部屋から見た景色がこれです。2010年の上海!





これだけ見て、上海だって分かる人いますか?私だったら、「シンガポール」って答えてしまいそう。高層ビルと高級マンションがずらりと立ち並び、中国のローカルな部分がさっぱり見当たりません。どこへ行ったんだ~~。

ところが地上に降りて、気温35度の蒸し暑い中をテクテク歩いてみると、こんな光景もありました。



ビルが立ち並ぶ手前のフェンスで囲まれたところは、半分取り壊された状態の古い家屋。こうやって古い建物をどんどん壊してビルに変えているんですね。日本と同じですね。



奥に見える高級低層マンションの手前には、プレハブの小屋が並んでいました。多分建設工事の出稼ぎ労働者が寝泊りしているところ。エアコンのない簡素なプレハブの前に洗濯物がずらりと並んでいました。

そして繁華街のうちの一つ、南京路歩行街(Nan Jing Road Shopping Street) と呼ばれるところに行くと、「魚」っとするほどのすごい人混みに、「非得~~~」

 

渋谷のスクランブルで辟易しているどころの騒ぎではありません。しかも平日の昼間。何でこんなに人がいるんでしょうか?13億人の国民パワー見たり?

人混みの中を、ちょっと早足で怖い顔をして歩いていると、いきなり目が合った女性に「かばん、かばん安いよ」と声をかけられ、偽ブランドバックの写真のファイルを見せられそうになりました。こんな人ごみの中でなぜ私が日本人だと分かる?、「あり得ない、あり得ない」と思いながら歩いていると、また声を掛けられた。合計5回ぐらい声を掛けられたので、相当私は日本人らしい日本人であることが分かりました。こんなに簡単にばれてしまうと何だか悔しい。



中国の警察と聞くと、「恐ろしい」イメージが強いのですが、ショッピングセンターを巡回している警察の車は、拍子抜けするほど可愛いいものでした。凶悪事件が発生しても、これで駆けつけるのでしょうか?

そして、夜になると街路樹がライトアップされて、ゴージャスな街並みに変わりました。この景色どこかで見たような。。シンガポールのオーチャードストリートに似ていると思いませんか?



このライトアップは万博の開催に合わせて始まったようです。バブルを感じますね~。この日は、タクシーをつかまえるのに40分かかりました。車道にはタクシー待ちの人がずらりと並び、かなりの競争率の中を粘りと運にたよって、ひたすらタクシーに向かって手を挙げつづけて、ようやくゲット。日本のバブルの時と同じです。

上海の勢いに圧倒されっぱなしで、この中国の勢いは、まだまだ止まる所を知らないことを実感した1日でした。