我が家に、数十枚に過ぎませんが古い葉書が、常にひとまとめになって置いてあります。
但し宛名のない葉書で、裏には文章が綴られています。
記憶は定かではないのですが、恐らく年齢が40代の頃に書き留めたものではなかったか、と。
本の文章や有名人の言葉の抜粋に過ぎませんが・・・・・・・
内容は、自分の修養になるような言葉が書かれています
40台前後のころは、主婦業のみならず、子育てにも追われ、日々忙しく過ごしていました。
一方自分の未熟さ至らなさをいつも感じ、少しでも人間として母親としても成長しなければ、との強い思いも抱いていた時代です。
そのためでしょう。
割と、人生修養を促すような書物が好きでよく読んだものでした。
年頃になった娘達に、ママはこういった向きの本が好きね~と、よく言われたものでしたが。
そういえば最近、妹、夢路と本の話題で話しが弾んだ時、次のように言われました。
私が「今、浅田次郎のエッセイを読んでいるの」と話した時のことです。
「若い頃から、お姉さまはエッセイが好きだったものね~。私は違って、小説ばかり読んでいたから」
確かにそう言われれば、そうだったようにも。
前述のように、娘達からも同様のことを言われていますもの。
小説と異なり、エッセイでは著者の人生観に手っ取り早く触れることができます。
そして、筆者の深い思いを知ることとなり、なんだかとてもためになる本を読ませてもらった、との感慨に浸れるのが魅力だったのでしょう。
今も相変わらず、その傾向があるようです。
最近手にした本も、城山三郎のエッセイ。
エッセイというより折々の言葉集といった方が正しいかしら。
ここでその書物の紹介をすべきなのでしょうが、私は書評や読後感を述べるのには、苦手意識が強すぎて、気が進みません。
実は、今も読みかけの書物が5~6冊あり、その場の雰囲気と気分で読み替えるものですから、一冊の本を読破するのにも、結構時間がかかります。
現在読書中の書籍は、いったい何冊になるのかしら?
よく把握できていないほど。
最近、完読したばかりの書物は、浅田次郎のエッセイ。
今一番、読み進んでいるのがスティーブン・R・コヴィーの「七つの習慣」です。
我が家のファミリールームのソファーの上に置かれたこの書物が目に留まった長女の婿に、からかわれてしまいました。
「お母さん、今さらこんな本を読んでどうするのですか?」ですって。(笑)
「ごく当たり前のことが書かれているのだけれど、世界的に読まれている優れた書物なんだな~この本の講義を、一週間にわたって、ぼくは会社で受けたことがありますよ。R(息子)には是非読んでもらいたい、と思っているのだけれど」と。
彼の言うように、内容は差して真新しいこととは思えず、無意識に実行しているようにも感じられはするのだけれど、実際はそうではないのでしょうね~
本の教示どおりに暮らしていれば、もっともっと暮らしが充実するはずですから。
何だか次第に記事の内容が私の読書といったタイトルにしたいような内容になってきましたね~
実はこんなことを書くつもりではなかったのです。
最初述べた数十枚ため置いた古い葉書のことだったのです。
もう少し、この件について詳しく。
恐らく葉書に書きとめたのは、日々家事をしながら、しょっちゅう手にしたり、適当なところに立てかけ、繰り返し目にすることで、心に染みわたらせたい、と願ったのでしょう。
しかし残念な事に、残されているはがきは二十数枚に過ぎません。
何故継続できなかったのでしょうね~
大学ノートに書き留めた時期もあったのですが、そのノートは、行方不明。
本当にささやかな、若かりし頃の心の軌跡と思い、いまだに身近に置いたまま、捨てることができません。
書かれた抜粋文には、傾向が顕著で、話し方に関連した文章が多くて。
多分、その頃、話し方の大切さを強く感じ、多少なりとも、心掛け、努力したいと思っていたのかもしれません。
けれど、身近に置いてはあったものの、長い期間読んでいなかった私。
最近、一枚一枚、丁寧に読み直したところです。
こんな言葉に心打たれ、書き留めていた若かりし頃の自分を、懐かしく愛おしく感じたりしてしまいました。
阿木陽子さんの言葉だったリ、加藤登紀子さんの言葉だったりもします。
今でしたら、もう少し、人生の奥深さを語る高尚な内容の文章に惹かれるかもしれないけれど。
この言葉を書きとめた年代は、今の娘達の年頃とほぼ重なります。
ですから、娘達に、このメモ的文章を読んでもらい、私同様、多少でも何かを感じてもらえれば、と願いました
それで、まだしばらく写真のみ掲載の記事を投稿する予定でいますので、その隅にでも、この文章を載せてみようかしら、と。
決して皆さまにお聞かせしたいような内容ではありませんから、どうぞその文句はスル―で次回からは、宜しくお願い致します。
気恥ずかしさを覚えるような行為で、今なお迷っていることです。
ですから、もしかすると取り止めにするかもしれません。
それにしても、最近デジカメをほとんど手にしていない私。
実は、夫が入院している病院の環境は、まさに被写体としては、望むべくもない素晴らしいところなのです。
それにもかかわらず、入院して数十日経過するのに(週末は一時帰宅しています)、まだ一枚も写真を私は撮っていません。
過去の記事を公開するにあたって、何としても撮影をしなければ・・・・・・・
一向に腕が上がらない私が、慌てて撮ったところで、よい写真が撮れるわけがないのですが、ブログのために今週は頑張りましょう。
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