今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

9月12日の日記 ひとまず安堵!

2013-10-21 10:51:49 | 病気

猛暑の名残リらしき気候があったような、なかったような・・・・・・

その移ろいを意識する間もなく、一気に秋めいて、涼しくなった昨今の気候ですが。

でもまだ、長袖では暑く、病院に出かける前は着る服に迷ってばかりの私。

仕方なく、半そでを着て、私、愛用のショールを肩にはおり、病院に出かけることが多いこの頃です。

 

夫のもとに向かう車中は、ほぼ読書に当て、バッグに収めた新聞の切り抜きと、分厚い本を電車に揺られながら、読み耽っています。

そんな通いが続いて三日目に、私が待ち望んだ主治医からの検査結果の中間報告がありました。

 

 

別室に呼ばれ、夫婦揃って、主治医の先生に対峙。(対峙なんて適切な表現ではないけれど、そのくらい緊張しました。)

初診でお会いした時の医師とは雰囲気が異なり、いかにも東大出身の医師と言った官僚タイプの方。

胸が少々ドキドキしました。

そういえば、旦那さまに似ている~(笑)

こういった雰囲気の先生には、無駄口は出来るだけ吐かないように気をつけなくては、なんて思ったりして。

 

恐ろしい爆弾宣言がありませんように、と私は益々緊張する中、医師のお話しが始まりました。

その内、安堵で胸が熱くなるような喜ばしいご報告が。

大腸癌は、肺、肝臓、リンパに転移しやすいのですが、今のところ、その兆候は全くみられません。

肝臓の状態も、大変良好のようです。

 

しかし・・・・・・・

この後に、覚悟は多少出来てはいたものの、とても悲しい宣告。

直腸の肛門に一番近いところに癌があるため、人工肛門は避けられそうにありません、とのことでした。

 

人工肛門で、とっさに思い浮かんだのが、渡哲也さんとブログ友のちるみさんのご主人様。

お二方とも、とてもお元気そうでいらっしゃるので、お陰さまで、私は然程ショックを受けず、心に受け止めることが出来ました。

けれど、旦那さまはどうだったのでしょう?

相変わらずポ―カ―フェースの人ゆえ、妻とはいえ、心の奥底まで見抜くことはできません。

帰り道、元気なお二方のお話しをしたり、便秘もなく、かえって処理が簡単で好都合かもよ、と冗談をいいながら、夫を慰め、励ますしかなかった私です。

 

人工肛門になると、身体障害者となり、国の助成もあるとのことですが・・・・・・

既に目が難病を患い、特別疾患の認定書を持っているYさんです。

正に満身創痍、といった感じですが、そのためにいらいらしたり、愚痴を述べる人ではありません。

その精神力の逞しさは、驚くばかりですが、目は隠せませんね~

張り詰めたような神経質な表情が漂うことが最近はよくあり、私はYさんの本心を垣間見たようで、とても心配にもなったりします。

いつか緊張の糸が切れてしまいはしないだろうか、と。

でもYさんは、心のコントロールは実にしっかりできる人。

恐らく、今後も淡々と、闘病生活を続け、ページ数はわずかながら読書と、散歩、そしてカープ戦を何より楽しみにすることでしょう。

 

 

 医教育研究棟 鉄門記念講堂

 

さて、人工肛門の宣告を受け、いよいよ今後の治療法についてのお話しを聞かせて頂くことに。

実は、前日の夜、若い医師から、今後の治療法について簡単な説明をYさんは、すでに受けていました。

その時、見舞いに来ていた長女も、一緒に聞いていました。

長女のMちゃんは、来週から海外出張の予定があリ、その準備と家事の両立で多忙の中、時間を取って、やっとの思いで、病院に足を運んでくれたようです。

私より、娘に会える方が数倍、Yさんにとっては嬉しい事。

ですから、そのような気遣いは、本当に有難く、ご苦労さま、と心から声をかけて上げたい気持ちに私はなりました

 

前日の先生のお話しの内容を、前もって電話で簡単に聞いていた私。

治療法について、予備知識を身につけるべく、ネット検索で、多少は勉強もしておきました。

10時か11時頃に説明があるとの事でしたから、当日は早朝に起き、病院に向かいました。

9時頃には夫の病室に到着し、今後の治療の予測を、旦那様と話していた時のこと。

2人の予想がかなり食い違い、平行線!

 

日頃の暮らしは一切合財、私任せの人ですが、年に数度、議論になることもあります。

このような時、、旦那様は、男の沽券に関わると思うのでしょうか。

絶対自分の意見を曲げません。

その強情さは、恐らく妹、夢路の旦那さまと甲乙つけがたいでしょうね~(笑)

 

たとえば、今後25日かけ通院治療する放射線の5分照射についても。

Yさんは、たった5分のために、連日こんな遠い病院に通うなんてとんでもない。

必ず、違う病院への転院を医師が勧めてくれるはずだ、と主張して譲りません。

私はこれまでの経過から、それは甘い考えと、言いましたけれど。

他にも予想と意見が食い違うことが色々ありました。

 

しかし、実際に伺った主治医のお話しの内容は、ことごとく私の思った通りでした。

その席を離れ、病室に戻リしばらく経ってから、私は旦那さまに、つい威張って言い放ちました。(笑)

「あなたの予想はすべて外れ、私が話した通りだったでしょ~

このような証拠がないと、あなたは、絶対、自分の主張を曲げない人ですものね。

でも、今回は、さすがに私の見方が当たっていたことを認めてくれるのではないかしら。」と。

その後しばらくは、いつになく、しおらしく穏やかな旦那様でした。(笑)

 

さて、治療法についての医師のお話しに入りますが、この話題は次回に回させて頂きます。

癌治療にも、いろんな方法があるのですね~

妹は、最近ブームになっているがん関連の書物を読んで良く知っていました。

その本では、夫が今後受ける放射線治療が最善と言われている聞き、少し安心した私です。

私は聞き覚えはあったものの、新たな認識だったと言っていいでしょう。

 

      

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