今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

9月13日の日記 不安は尽きないけれど長期入院が決定

2013-10-22 10:53:34 | 病気

秋が深まり、朝夕のみならず、日中さえも肌寒さを覚える程になってきました。

冬が大の苦手な私は、今後迎える厳しい寒さを思い、少々情けない気持ちがしていますが・・・・・

今年の冬は、夫はむろん、私にとっても、心身共に、なおさら厳しい季節になりそうです。

弱音は吐かないで、凛と構え、夫の病の克服のために、私は妻としての務めを精一杯果たさなければ、とは思いつつ・・・・・

妹、夢路には、不安な事が起きる度に電話をかけ、心配のはけ口になってもらっています。

 

けれど、背中には私の思いが、自然と滲み出てしまうものなのでしょうか。

先日、お嬢様とご一緒にお見舞いに来て下さった友人から昨日お手紙が届きました。

私のお礼状へのお返事だったのですが。

そこにしたためられていた文面に、私は思わず苦笑い。

そんな雰囲気を醸し出していたのかしら、と。

お玄関までお見送りし、お別れしたつもりでしたが、私はきっとその後、友人に見送られていたのでしょうね~(笑)

お便りには、次のようにしたためられていました。

「お別れ後、廊下の中央を胸を張り姿勢を正して堂々と歩いておられた後ろ姿が目に焼きついております。」

 

頸椎を患って、悪くなった姿勢を矯正するのに苦労した私でしたが・・・・・・・

今のところ、首のだるさ、息苦しさからも共に解放され、姿勢も元に戻っているのでしょう。

病院という環境が、おのずと私を身構えさせてしまうのかもしれません。

肩をいからせて歩いていたのかしら。(笑)

 

 

 

さて今日も、また夫の病についてですが、綴る本人も、同じ話題ばかりでは、推敲の繰り返しの投稿に、少々張り合いが持てなくなってきました。

お読み下さる方々は、私以上に、またか、とお思いでしょう。

どうぞ、T大学の画像のみでもお楽しみ下さって、あとはスル―で宜しくお願い致します。

 

あら! どうしたことでしょう?

先程まで見られた過去の記述の前半が消えてなくなってしまっている。

私の操作ミスでしょうか。

忘れっぽい私は、その日のことを鮮明に思い起こして綴るなんてもう無理。

こうなってしまったからには、適当にまとめるしか手がありません。

記憶違いもあるかと思いますが、ご了承下さいませ。

 

今日も前回に引き続き、主治医の説明の内容です。

前回の記述で、恐らく人工肛門が避けられないとの医師のお話しを書きました。

その理由は、手術の際に、肛門に指令を送る神経を切らないといけないため、おしりの締まりが悪くなり、自分で肛門の管理が難しくなるからだそうです。

その手術に当たってのリスクが、骨盤の狭い男性には、他にも色々あるようです。

周りに尿をつかさどる神経なども走っていて、それにダメージを与える可能性など。

そのダメージを少なくするために、術前に放射線を照射し、そのがんを出来るだけ小さくした上で、手術に臨むとの事でした。

 

癌細胞を縮小するためにの抗がん剤治療は、よく耳にしますが、放射線治療もあるのですね~

今のご時世、放射線と言えば、つい悪いイメージばかり描いてしまいがちですが、レントゲン、CTのみならず、直接患部に放射線を照射して治療するなんて・・・・・・

益々癌が大きくなってしまいそうで、何だかちょっと怖いお話しですが・・・・・・・

 

私の心配通り、稀にがんが大きくなることもあるようです。

この治療で完全にがんが消える人も、10%の割合でいるとの事。

一方、7~8割の人は消えないが明らかにがんが小さくなる効果があるようでした。

 

果たして神様の采配は夫に如何に下るのでしょうか。

完全消滅を期待するのは、恐らく無理としても、思いのほか癌細胞が小さくなり、人工肛門は避けられるかもしれません。

お医者さまをひたすら信頼し、雑念は極力抱かず、シンプルに夫の病に臨む。

私がいつも心得にしていることです。

情報過多の時代、それに惑わされ、身の程知らずの判断をして、悩まされたくないからなのですが。

 

 

但し、放射線治療のお話しが進むうちに、私達夫婦には差し障りのある、大きな問題が発生しました。

Yさんは、この治療は週に数回と思っていたようです。

たとえ2~3度でも、僅か5分程度の治療のために、こんな遠い所まで通院することは考えられない事のようでした。

「当然、先生が違う病院を紹介してくれるはず」と、面談の前に私に話していました。

恐らくC型肝炎の治療に当たり、N病院の先生が、最寄りの病院の治療を進めて下さった事が念頭にあったのでしょう

「私は、そんなことおっしゃらないと思うわよ。そこまで患者さんに気配りはして下さらないわよ。

それに放射線の治療は毎日だと思うのだけれど・・・・・・」

と話しました。

旦那様は、このように意見が分かれた際は、一歩なりとも私に譲る気はありません。、

しかし、お話しの展開は、私の予想通りでした。

 

 

放射線治療は、二十五日間毎日通い続けて、受けないといけません。

入院は、最初の5日間程度なら可能だけれど、さらに継続は不可能であることも告げられました。

お話しがほぼ終わった時点で、私は勇気を出し、色々な事情から、通院は無理であることをお話しさせていただきました。

そして、我が家からさほど遠くない夫が肝炎の治療にかかっている病院の分院への転院を考えている旨、お話ししたのです。

紹介状を書いて頂きたい、医師のお名前もお伝えしました。

 

決してセカンドオピニオンの意味合いではなかったのですけれど。

主治医は、そのように受け取られたようでした。

私には、突き放すすような冷淡な口調に感じられたのですが、

「セカンドオピニオンを望んでおられるのですね。

それは患者さんの自由です。

そのための資料は揃えられますから、よくご夫婦で検討して下さい。

但し、お望みの医師とは全く面識がありませんから、その先生宛の紹介状を書くことはできません」

 

「よその病院の診察に納得できず、こちらでセカンドオピニオンを受けられる患者さんは非常に多いですよ」

とまでおっしゃいました。

 

私は内心、もっともなお話しだと思いました。

私は、夫の目の視野狭窄、その他の事情から遠方の病院に連日通院するのは無理との理由で、転院を希望しただけに過ぎなかったのですけれどね~

 

面談が終了し、その部屋を後にした私たちでしたが・・・・・・

私の気持ちはすっかり落ち込んでしまいました。

今後、夫がお世話になるかもしれない先生のご気分を害してしまったのでは。

T大病院の医師に、セカンドオピニオンではないにしろ、転院を希望するなんて、先生のプライドを傷つける行為だったに違いない、と。

とは言え、現実的に考えると、連日の通院は余りに大変なことでした。

悩み抜くでしょうが熟慮の上、早急に決断しなければならない事態に。

帰宅したなら、娘達にすぐ相談しなければ、と思いました。

 

今後、とことん悩む自分が想像され、気持ちは沈んでいく一方でしたが、病院の洗面所で手を洗っている時のこと。

突然携帯の音が鳴り始めました。

何と、先程面談したばかりの先生からでした。

思わぬ朗報です。

私は安堵と喜びに包まれました。

「教授と話し合い、特別に入院を許可することにしました。

ご主人の目の難病性疾患と奥さんの体調不良を考慮します。

貴女が転院先に考えている病院では、放射線治療はできません。

T病院の医師だったM先生の患者さんでもあることも考慮しての上です。

ですからこちらで治療されてはどうですか?

しかし入院許可は、特例中の特例です」とまで。

 

M病院の夫の肝臓がん治療の主治医は、当病院の元外科部長でいらしたのです。

そいえば、初診に当たられた先生が、、ぜひMカットを見させて下さい、とおっしゃり、まるで恭しく拝むような姿勢で夫の手術跡をご覧になったのが、印象的でした。

 

私は、夫の治療に当たって、さらに好ましい展開が予想され、どんなに心強く思ったかしれません。

私の望み過ぎかもしれませんが、肝臓の主治医と大腸がんの主治医の間でも、連携プレーを取って頂けるかもしれないと。

 

とは言え、私達夫婦は横浜から通院する事となり、三つの病院の掛け持ちでは重複経費も避けられず、物理的、経済的負担は大変になりそうです。

今後のことを思うと、やはり心配は尽きませんし、夫の精神的負荷を察すると、長期入院も、不安でした。

でも旦那様は通うより増しとの思いの様ですから、この際は、先生の御好意を素直に受け、今後の順調な治療と回復に期待しましょう。

 

 

 

 

旦那さまが元気になってくれるのであれば、妻として如何なる苦労も乗り切れる、と自負して止みません。

そのためにも、来年は古希を迎える私自身、もっと健康に留意して暮らさなければ、と思っています。

妹夢路の口癖は、

お姉さまのような一見弱そうに見える人が、意外と長生きするのよ。

私の方がきっと先に逝くわ」

何が根拠で、そのような話になるのか、私には、全く分かりませんけれど。(笑)

夫婦共倒れなんてことになると、子供達にも迷惑をかけ、悲惨ですものね~

明るく過ごして頑張らなくては・・・・・・

妹、夢路も、いつまでも元気で、私の良き相談相手でいて下さいね。

 

放射線の治療については、いつか日を改めて、もう少し詳しくお話しさせて頂きます。

 

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今日もお立ち寄りくださいまして有難うございました。

 

 


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