今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

自分の将来に思いを巡らして・・・

2021-04-21 07:12:11 | 人生

最近、自分の将来について、時間をかけて思い巡らす日が数日間続き、少々疲れました。

妹とも話し合い、その意見も参考にして。

妹は、体が思うようにならなくなったら、介護施設に入ると決めているようです。

そう考えるのが、今の時流なのでしょうね。

そのために、介護保険の制度もあるのでしょうから。

 

私は、介護施設への入居はできれば避けたい。

上野千鶴子さんの「在宅ひとり死のススメ」を読んで、益々そう思うようになりました。

最後まで自宅で過ごすのが理想。

そう願っていたのですが・・・。

果たしてどうなることか。

 

次女の住むマンションのすぐ近くに、大手の会社が経営する、シニア―向けの超が付くほど高級なレジデンスがあります。

中に入ったことはありませんが、写真で見る限り、まるでホテルのような雰囲気。

介護施設も併設されています。

約5千万の頭金を支払い、毎月20万近い支払いをする方法と、頭金は100万くらいで毎月49万サービス料を払う。

二つの方式があるようです。

 

 

いくら施設入居は嫌と言っても・・・。

娘のマンションのすぐ傍ですし。

心から信頼できる会社のこの施設なら、私も利用してもいいかもしれない、とさえ思ったりもしますが・・・。

そうなると、長生きした場合、私が所有する資産のほとんどを使い果すことにもなりかねません

自分の老後のために、果たしてそんな大金を使い切ってまで入居する意義があるでしょうか。

私は、できれば遺産として、娘たちに遺してやりたい。

子に甘すぎるのかもしれませんが、それが私の正直な親心です。

 

ところが最近、次女に思いがけないことを言われ、頭が混乱してしまいました。

その後、長女とも相談し、気持ちの整理がかなりつきましたが。

後で分かったことですが、私は次女の言うことを誤解していたようです。

 

次女に言われたことは、

「私達のためにお金を残そうなんて思わなくていいのよ。

ママが全部使ってくれていい。

私は、将来不安を抱えないで済むだけの貯えはしているから。

退職する前にママが具合が悪くなった時は、介護施設に入ってくれた方が私は安心できる」

とも。

 

私には、とては意外な娘の話でした。

それがきっかけで、しばらく自分の将来計画を見直すことになりました。

長女と相談しているうちに、次女のマンションに隣接する施設に入居してもいいかもしれない、と思うように。

でもでも、サラリーマンの夫の未亡人となり、遺族年金で暮らす身の私には、余りに高額過ぎて非現実的。

 

 

最近私は思うのです。

認知症にはならないで,老衰で亡くなるのが一番の理想ですが。

癌で亡くなるのも悪くないのでは。

 

上野千鶴子さんが、がんで死ねたら、一番幸せな道と書いておられました。

私もこの意見に賛成かな。

もし癌になったら、抗がん剤治療などもうしないで、自然死の道を選択してもいい、とさえ。

夫が、抗がん剤の副作用で苦しむのを見てきたからかもしれません。

 

その様に思う理由が他にもあります。

私は自分には過ぎた幸せな人生を歩ませてもらった。

もう、いつ死んでも思い残すことはない。

今でしたら、心配事は何もありません。

若夫婦も孫たちもみんな健やかで、絵にかいたような幸せな家庭を築いてくれています。

 

でも今後長生きしすぎると、大地震が起き、悲劇に遭遇するかもしれません

長生きしても、不安が大きくなる一方のような気がして・・・。

 

 

もうこの年齢になると、死ぬことは然程怖くはなくて。

もちろん神様から授かった命には感謝して、最後まで大切にしたいですが。

死ぬより、認知症になる方がはるかに怖いです。

上野千鶴子さんは、認知症を怖がる必要はない、とおっしゃっていますけれどね。

 

こんな訳で、妹まで巻き込んで、珍しく将来のことをいろいろ考えあぐねた日々でした。

ところが一昨日の団欒で次女に言われました。

「施設と言ったのは、私が退職する前にそうなった時の話だから。

退職後だったら、ママが自宅に最後まで居たい希望をできるだけ叶えられるように、精一杯のことをするつもりだから安心してね」と。

良かった!とてもとても嬉しい次女の言葉でしたが・・・。

 

私は自宅で過ごす場合、娘達にはできるだけ迷惑をかけないようにしたいです。

そのための介護保険。

最大限利用しましょう。

 

妹とは、子供たちに迷惑をかけないで済むように、できるだけ元気でいようといった結論に。

でもこの歳になると、明日何が起きるか分かりません。

今日という日を精いっぱい悔いのないように生きる。

それに尽きる気がします。

 

 

追記

 研究熱心な妹が、自分の利用する沿線にもこの施設があるので、将来のために色々調べたようです。

そして、

「ケアレジデンスなら、もっと安く利用できるわよ」

と教えてくれました。

「お姉様の境遇が羨ましい。そこに入居すれば、同居とほとんど変わらないじゃない」と。

「最高に行き届いた介護がしてもらえ、毎日、娘とも顔を合わせられるでしょ」と。

「気兼ねしなくていい同居環境なんて、最高じゃない」と。

 

でもその後、電話で問い合わせたところ、飽くまでシニアレジデンスの入居者が優先とのこと。

余程運がよくないと、ケアレジデンスには入居できないようでした。

更に、今後は団塊世代が後期高齢者になり、介護難民が溢れ、世の中はもっと大変なことになるのではないでしょうか。

理想通りには行かない老後が、待っていそうです。

 

勝手な私事ばかり記事にし、申し訳ありません。

自分の心を整理したくて書きました。

 

最期まで自立していられ、我が家で心安らかに自分の人生に幕を閉じる。

それがやっぱり、私の一番望むところです。

 

 

19日と20日の歩数

6749歩 4677歩

 

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