まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

気持ちがハイ!

2007-07-01 09:56:41 | モブログ
(古い言い方ね)なのだと思う。そうとしか考えられない。

私としたことが、けちな私としたことが、別に必要でないものをいろいろ買ってしまった。買ってしまったという言葉がぴったり!

まず、地元の呉服屋さんで浴衣3点セットの売り出しを見かけたのがことの始まりだ。
たまには娘に何か、と突然頭に浮かんだ。選んでいると店員さんが・・
いつもならそんなこと気にしないのだが、彼女にアドバイスを求めたら、買わずにいられない気がしてきた。で、結局お買い上げ。
着るものを本人の承諾なしで買うなんて普段の私では考えられない。娘の困惑顔が浮かんだが致し方ない。寝巻にしようと何にしようと本人任せ、ゆうパックで送りつけました。

二つ目は湯沢からの帰り。時間がたっぷりあったので(これが曲者だった)いつもなら決して行かないデパートなんぞに行ってしまった。佐渡にはないからかしらね。ウインドーショッピングなんて大嫌いなのに6階まで見て回った。そこで、吸い寄せられるようにふらふらっと目についたコーナーに。大好きな形のバッグ(布だから、袋といった方がいいか)がぶら下げてあるではないか。
手に取ってみているとまたもや感じのいい店員さんが。
「お似合いです。」なんて久しく言われたことない言葉だから、(脳内では 、おんなじようなのがあるだろ、止めたら、というかしましい声が聞こえるのだけれど)それだけで、ま、いっかとお買い上げしてしまった。
だってね、山菜とり用の帽子をかぶって試しても、誰も、お似合いです、なんて言ってくれないものね。今度横浜に帰る時に使うことにします。全く袋物には弱い!

3つ目は昨日のこと。
今使っている財布が、ことのほか使いにくい。新品なのに使いにくくてお金を出す度にいらいらしていた。で、地元のバッグやさんに。店員さん相手に、ああでもないこうでもないと散々うんちくを垂れた。お客様はこれがいいのではないですか?と、勧められたのが、何の飾りもないそっけないやつ。素顔ですしぃ・・・とアドバイスもしっかり受けて。アドバイスは気に入らないが、財布は気に入ったので、買うことにした。
そのやり取りの間に、一人のおばあさんが入ってきて、バッグを選んでいた。店員さんはグチグチ言う私にあきれてそちらの方のお相手に。自分が選んだ黒と店員さんが勧める茶色のバッグでおばあさんは、悩んでいた。
ほら、悩んでいる人を見ると口を出さずにいられない私は、見ず知らずのそのおばあさんに、断固とした口調で、
「お母さん、そっちの茶色の方がしゃれているから、予算が合うならそっちの方が似合うわ」と有無を言わせないアドバイス。
80過ぎ取るんだや。とおばあさん。
「全然そんな風に見えんから大丈夫。この黒は言うては悪いけれどどこにもあるねかや。それに比べたら、この茶色はいい。90になっても軽くて、薄いから体にぴったりくるねかや。使いやすいよ。チャックも少ないし・・・」
店員さんそっちのけになって私はがんばる。
私は、農業やっとるし普段は自分では買わせんだ、今度旅行に行くもんだから、うんぬんかんぬん、おばあさんはいろいろ話しかけてくる。そして最後に、あんたがそんなに言うなら、そんならこれにする、と決めてくれた。が・・・・

家に帰る道々、おせっかいだった私はチョビッと後悔しながら考えた。おばあさんは後悔しないよな、しないよね。本当に茶色のバッグの方がよかったんだから。うん。
コメント (2)
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