まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

ツナガル

2007-07-04 12:21:22 | モブログ

新聞で「森見登美彦「の『夜は短し歩けよ乙女』が山本周五郎賞をとったことを知った。この人ってもしかして・・・

クサナギツヨシが『Okiraku』を出版した同じ時期に、ツヨシ表紙があまりに素敵なので、『野生時代3月号』を購入した。ミーハーもいいところだが、眺めるだけでいいのだから、それはそれでね、幸せというものです。
で、その野生時代の特集が「森見登美彦の歩き方」
誰だ?森見登美彦って、知らないわ。と思って、その雑誌は剛君のインタビューを読んで、うううーーーん、と満足していたわけよ。だってね、興味ないもんね、それでも、彼のあこがれの人、本上まなみさんとの対談は写真があったから、ちらっと見た。読んだのではなくて見た。背が高いひょろっとした人で、はっきりいってあまり好みではない。もうそれきっりだろうと思ったら、思わぬところで「森見登美彦」の名前を見たから、記憶は蘇って・・・

ミーハーで雑誌を買うのもなかなかなものです。そうでなかったら全く読もうと思わなかったでしょうから。



私の苦手な「ありえない系」分野なのだが、面白かった。くすくすと笑いたくなるほど、妄想ぶりが楽しい。だってね、登場人物の一人が3階建て電車で現れるなんてありえないでしょ。お酒を飲んでも飲んでもいくらでも飲める乙女、なんてね。1ページに文字もいっぱい詰まっているけれど、リズムがいいからどんどん読める。
良かったら読んでみてください。

写真左は、鈴木成一装丁の本。
こちらは、『プロフェッショナルー仕事の流儀』を見ていた時、東野圭吾の「白夜」がこの人の装丁と知って、ああ、この人が・・そうなのかと思ったわけ。
それからデザイナー当てが面白くて、借りてくる本借りてくる本、表紙を見て「鈴木だ」いやこれは違うな、とか結構楽しく遊んでいる。3割くらいの確率で当たりますよ。表紙の割り付けがきっちりしているから。。。

でも、私は「新潮社装丁室」がデザインした表紙の方が好きです。
(最近では、長嶋有作「夕子ちゃんの近道」がそう)温かい感じがするから。

 

コメント
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