まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

心づかい

2008-08-24 10:07:54 | モブログ

横浜に帰っていた時のこと。京急線に乗っていた時のこと。

横浜駅で座れたから、ホッとして前を見ると、立っている人たちの隙間越しに若いママが赤ちゃんをおんぶして、ドアのそばにベビーカーを置いて、立っているのが見えた。ベビーカーには幼児がおとなしく座っているのよ。
上大岡で乗った時には、ドアの脇にあんな大きなベビーカーなんてなかったから、私の後ろから乗り込んだのかもしれない。


それにしても、後から乗ってくる人たちは、ベビーカーをよけて入ってこなくてはならないから大変だなと見ていた。
足元や姿かたちから見ても、まだまだ遊びたい盛りのようなママも、今時おんぶして、さらにベビーカーの子供の面倒みて大変だなと見ていた。手を貸したくても、お相手させていただこうにも、何しろあちらとこちら、間には大勢の乗客、どうにもならない。気になってもどうにもならない。


そのうち、ママの前に座っている人が座席を譲って降りた気配がした。
ママのお礼の声が聞こえている。
ベビーカーの前に立っていた高年の女性の方が、幼児に声をかけている様子がちらちら見えていた。
ママは赤ちゃんがぐずりそうになると、必死であやしている気配がした。
二人の子供は、朝の通勤電車の中で大声も出さず泣かず、よく我慢していた。


品川駅でどっと人が降りようという段になって、若い女性がベビーカーに手をかけて
「降ろしましょうか。」とママに言っている気配がした。
ホームでママはお礼を言い、女性はさっさと去って行った。

目黒駅でのこと。
かさばる荷物を持っていた自分に腹を立てながら、ロッカーを探していた。
駅員さんは地下3階にもあると教えてくれた。もぐるのか!とまたもや余計な行動をとるはめになった荷物にぶつくさ言ったけれど。仕方ない。
あった、あったけれど財布に100円玉がない。売店を探して(さらに自分のおバカ加減に腹を立て)105円ののどあめに500円を出した。
中年の販売員の方が「5円か10円ありますか?」と聞いた。10円があったので渡すと、
「少しでも軽いほうがいいですよね。」とおっしゃる。
ああそうだわ、とうれしくなった。確かに395円と405円では硬貨の数が違う。財布の重さが違うく。膨らみも違う。二人ともニコッとする。

ほんのわずかの心遣いをいただいて・・・

コメント
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