まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

題に魅かれて

2009-01-30 10:49:07 | モブログ

老人力なんて嫌、と思っていたけれど『不良定年』という作品名は、なかなかいいじゃないの、と手に取った本。嵐山光三郎さん。

私も不良とまではいかないけれど十分チンタラチンタラしているからな、きっといんじゃないの、と読み進めたのよ。


こんな表紙だしさ。南伸坊さんデザインだしさ。
この感じ、じゅうぶん不良で気に入ったからね。

ああいやだいやだ、やっぱいやだ。ただの僻みにすぎないけれど。

なんだ、「旅の帰り方」をいかにいい気分にするかって。
私もそれは考える、いい気分で帰りたい、たかが横浜から帰るくらいでも、あれこれプランを練る。だからさいいんだけれど・・・

潮来に行った帰りに佐原に出て電車で帰ろう、でいいじゃないの、それから新宿行こうが赤坂行こうが銀座行こうがOKよ。いいじゃないの。

それが成田が近いからってハワイに行くか?!
ワイキキビーチの何とかホテルでビールなんか飲むか?!
帰りの飛行機はエコノミーはしみったれているからビジネスクラスで帰ったんだと。
そんで新宿のバーで免税店で買ったチョコレートを配ったんだと。
これが不良定年のすることかってーの!
もっとそこらへんでちまちまやってよ、不良らしくさ。

ばかだったわ。何か参考になることを得ようと思った私がばかだった。あさはかだった。あさましかった。もう十分定年になっているのに、こんな作家さんからもらおうと思った私がみみっちかった、せこかった。一般庶民の私が庶民を忘れていた。あああ・・・

ま、いっか、腹を立てただけ活力をもらったわ。


うかうか表紙絵や本の題に惑わされてはいけなかったのね。

コメント
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