まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

竹林

2009-02-08 12:11:27 | モブログ

水芭蕉が咲いているお寺さんの裏山は竹林。その竹林も荒れ放題で・・・
いつお邪魔しても誰もいなく、しーーんとしているか怖くて怖くて。本堂の裏だから、その、何か起きても誰にも見つけてもらうことができないと思うと、一人妄想は膨れ上がってびくびく観察になるのよ。
そんなとき、どこからともなくかーんかーんって甲高い物音が聞こえてくると飛び上ってしまうわけで。
初めての時など、どこどこ?なになに?って辺りをきょろきょろしたものです。誰も何も風すらない時に鳴るのは、手入れされてない竹がぶつかって出る音だって分かるまでは、かーんの音のたびにいちいち反応していたものです。

その町はずれ裏山竹林がいちぶとはいえお手入れされていて・・・
竹の向こうに空が透けて見えた時、
すぐに浮かびました、この本。 森見登美彦さん。

前に一度手にしているのですが、数ページめくっただけで返却していたのです。小説かと思っていたら違ったようだというそれだけで。で、再び挑戦。

今時の乙女よりグダグダな森見さんが竹林のお手入れに挑戦なんて、それこそなんて無謀な。虚実取り混ぜたどこまでがほんとでどこからが妄想か、へなちょこ男たちが竹林手入れに燃え上がる、燃え上がると言っても所詮へなちょこですからすぐに脱落してしまうそんな顛末のお話です。

でもな、森見さんの女神、本上まなみさんとの対談話は確かに「野生時代」で読んでいるし、そしていま読み返してみるとそこでも本上さんに「時間があるときは何をなさっていますか?」と聞かれて、
「竹藪の手入れ」とか答えているし、案外本気だったのかなんても思ったりして。

そんなグダグダへなちょこ脱落ひょうひょう森見さんが、ブログを書いていて、このたび結婚したと、はじめて知って・・・ファンとしてはちょっとうれしい。

コメント
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