都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

円高のどこが問題か:国家の競争力を理系で高める

2008-10-26 10:49:22 | マクロ経済

マスコミは金融危機だと煽っているが円高は本当に問題なのか。より深い問題はアメリカが信用下落し資金調達が難しいこと。またユーロは2001年では90円、最近の170円が異常だったのでは。(通貨マフィアの暗躍を感じる)<o:p></o:p>

日本はサブプライムの「毒餃子(肉や野菜を分離(微塵切り)してから混ぜ合わせ、格付けつき、食べ続けると急に体調が悪くなるもの)」をあまり食べていない。ガソリンも140/?になっている。電気・ガスも、飲料もコーヒーが高い、ドーナツも粉が高いとか言うのは一気にドルベースで20%割安となる(先物ヘッジは除く)。お金持ちはMercedes-Benzやポルシェがお手軽になり、グッチもルイ・ヴィトンもお値打ちで、モエもテタンジェもがぶ飲みできるであろうというのは冗談だが。原材料と食材などがとにかく安くなる。<o:p></o:p>

悪いのは輸出だが、原料安となるとドルベースの賃金の上昇を補うため生産方法の効率化と製品の差別化だろう。今まで苦労してきた日本の輸出産業に更なる低コストの資金をいまこそ提供すべきだし、R&D費用の減税も太っ腹で行うべきだ。ついでに理系大学院の補助金を上げ世界に通用する理系を育てるべきだ。欧米の損失を横目にいまこそ国家の競争力を高める政策と肝っ玉が欲しい。<o:p></o:p>

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京都下京区探検隊 七条編 大弥食堂

2008-10-26 10:46:38 | 食べ歩き

最近、あまり観光で脚光をあびない下京区のお店がネットで紹介されている。おはぎの今西軒やリド食堂街、京都駅北の飲食など奥が深く、大体安い。<o:p></o:p>

最近は七条のお店を楽しんでいる。その近くに大弥旅館(安い)の関連でお安いうどんの大弥食堂がある。素うどんが280円、刻みきつねが330円であり、麺は滑らかでかそけき腰もあり、お出汁も深みがあり美味しい。ここに中華そば400円があるので次に食べてみたい。お店は適度に雑駁で気が置けない雰囲気でひとなっつこい。揚げ入カレー丼450円もそそられるが、中華そばとでは満腹を超えそうだ。<o:p></o:p>

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どんどん続く、カキフライ探検隊とお味

2008-10-25 19:13:51 | 食べ歩き

今週、堺筋本町の南東にあり、古いお店で今までうわさを聞かなかったお店を訪問。ステーキがお職のようで大きな鉄板があり、お昼はハンバーグ(1,050円)が人気。<o:p></o:p>

お店は歴史を感じ、適度に雑然としている。ご主人はお歳をめしておられ京都は四条・瀬川のコロナを思い出す。時々椅子に座って調理しておられる。カキフライ(1,310円)をお願いすると、タルタルかおろし醤油のどちらかを聞かれるので、タルタルをお願いする。牡蠣は揚げる前に衣をつけているが、手がお震えである。(大丈夫かな)4人分、28個一度にフライヤーに順次入れる。その後、ガルニのリンゴサラダを盛り付ける。お皿をフライヤーの近くに4つ並べる。そしてカキフライを取り上げ、油切りパッドに。そのまま手づかみでお皿に(熱くは無いのかな)。ご兄弟らしき方がご飯を盛り付け、赤出汁をよそう。お漬物は(量は少ない)白菜の糠漬け。<o:p></o:p>

ここは、大きく磯の味があり、衣が硬め、塩の味がきいていて、ヘットの香りのするお味です。かきは的矢牡蠣らしいのですが大振りが7つです。昔のカキの味で苦味と磯の匂いを強く感じます。付け合せは、軽いマヨネーズあえのリンゴサラダとレタスです。全体にしっとりしています。赤出汁は豆腐で出汁は弱いものです。<o:p></o:p>

全体には、東京の三州屋に近い感じです。カキは小粒で、軽い海の匂いと軽やかな衣が好みのため、あまり心がたゆたうお味ではありませんでした。大目のレモンとちょっとのお醤油で食べるのがたまりませんが、こちらでは、お醤油やソースと馴染みまず、タルタルソースで食べるための塩味と思いました。またリンゴサラダもどこか歴史ある洋食屋で食べた覚えがあるのですが。<o:p></o:p>

ここはネットでは高評価です。カキフライは好き好きがあります。これは牡蠣が生生派に美味しいお店です。(1回位の訪問では分からないものですから)<o:p></o:p>

今週もカキフライを食べ続けています。グリル・ロータリー(何故か950円)は酢橘がついて、衣も柔らかく、牡蠣の味も軽やかになっていました。とん平(船場)は未だカキフライが無く、白身魚のフライでしたが下手なお味で楽しめました。ここの揚げ物は懐かしさがあります。また、京都七条の本町亭でカキフライとビフカツのペアランチ(1,200円)は、衣が厚く、剥がれ易いのですが、懐かしい美味しさで、牡蠣2つを長細く揚げています。なんとも「フライ」というカリカリ感と牡蠣のしっとり感が重めのタルタルソースでまとめられていました。特に玉ねぎ入りのドゥミグラス・ソースが昔のデパートのお味で気に入りました。お店の歴史は70年近いそうです。花町洋食の感じもするので、元は祗園かどこかにあったのかもしれません。(お漬物にも気が配られている)フライの油を2つの温度の違う寸胴に入れていました。フライパンは結構見かけますが、寸胴は初めてです。奥が深そうな、味に秘密がありそうなお店です。お店は弁当もあり、活気とカウンターなどとん平と似ています。<o:p></o:p>

カキフライは美味しいのですが、なにせフライなのでカロリーが高いのが難点です。<o:p></o:p>

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スカイブルー・カラー:日本の製造業の強み

2008-10-25 18:49:36 | マクロ経済

GMの株価が50ドル程度と低迷している。かつて80年代、日本はTQCやカイゼン運動で生産性を高めた。アメリカでは生産性向上委員会が設けられ、MOT(Management of Technology)の講座が経営学と製造業の間を取り結ぶ、「生産現場の生産性向上」に向け作られた。当時留学していたが、その折、製造業からの日本人留学生にアメリカの方々が「あなた方、ホワイトカラーの役割は何か」と問いがあったが、「ホワイトもブルーも無い。一緒にものを作っている」と返答し、困惑をさそった。日本の生産現場はみんな「スカイブルー」(ホワイトとブルーの間)であったと思う。そのため、いわゆるブルーカラーも「提案」し、生産性を高めた。ホワイトからも現場から考えた。当時のアメリカでは工程ごとに「レンガ壁の向こうに投げていく(仕事の領域を限定する)」、「月曜日や金曜日の車は出来が悪い」などといった流れ作業の悪いところが多く出ていた。このスカイブルーが最近は、業務請負(ラインを人材派遣会社に任せる)や、ホワイトカラーの経営特化(金融など)によりモザイク化している。あわせて、あのトヨタでもカイゼン運動の残業についての支払い問題が起こっている。かつての会社の効率をみんなで高める意識は希薄になりつつある。無駄の無い、リーンな経営が、連帯感も薄くさせた。 メーカーであれ、不動産開発であれものづくりは楽しいものだ。しかし、最近は低成長のためか、コンプライアンスなど守りの方に気を取られ、楽しさが減じている。それでも、ロボットやハイブリッド自動車・自転車、液晶、ソーラーなど前向きの産業がある。但し、全体にブレークスルーというよりインクリメンタルな製品づくりと競争の激化、投資回収の要請がある。 ここで、GMは何をしてきたか。車については日本とヨーロッパは改良が進んできた。しかしGMはフルラインに胡坐をかいて、投資のかかるエンジンやプラットフォーム(車台)の改良、コンパクトなパッケージング(エンジン、車室、トランク、サスペンションなどの上手な配置など)も出来ていない。あくまで、今までの成功体験を続けてきたのみであろう。 今は製品の良さが求められる。トヨタが超小型車を発売するのは危機感があるからだろう。そういえば、世の中のパラダイムが変化するとき、昔にこだわる企業ほど終焉を迎える。例えば、デジカメの普及に対してのポラロイドもそうであった。 日本の製造業の強みはインクリメンタルな改良を絶えず行うスカイブルーにあると思う。ついては、雇用の見直し(正社員の増加と終身雇用、年功序列の復活)、手元資金の活用による海外企業の買収、R&Dへの積極投資と税制面での優遇など行い、日本の優位性をいまこそ高めてはどうか。あわせて経営層の報酬引き下げが必須であろう。今のままでは役員総取り方式でしかない。これは会社における村社会の人気取りと同じである。日本では面倒だからタクシーの基本料金かラーメン、または初任給を基本とした変動性はどうかな。例えば社長は新人の10倍位にしてみるのも良いだろう。

(余談) これに比べてアメリカの金融の報酬は凄い。破綻したAIGのCEOの退職慰労金1,900万ドルとあるから比較にならない。これではMBAを取って、ボス(大概一人で日本より扱いは大変)のご機嫌伺いと実績により大金を稼ぐ狩猟民族的かつ超短期の実績が重んじられる風潮となるのか。 更にGE(アメリカの家電メーカーだった)の電気部門の売却と金融部門の特化など、エジソンが泣くぞというような「ものづくり」からの撤退がある。今はドルも安いし、どんどんアメリカの企業を買って海外生産を見込みのもよいかもしれない。

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カキフライ:東梅田、北浜、そして銀座

2008-10-19 10:35:49 | インポート

東京にいたときは101日 銀座7丁目電通通の裏のとんきでカキフライ初めをするのが恒例であった。関西は東京よりカキフライの食べられるお店が少ない。この前、北浜のロータリーで食べた(900円)、東梅田のア・ラ・カルトでも食べた(900円)。どちも衣が硬く厚かった。恐らく、まだ小ぶりなため中のジュースを保つための方策だと思うが、牡蠣入りの繭を食べている感じで、衣と中身の食感が遊離していた。梅田のRONでも食べたが、これもやや硬い衣で中の牡蠣が生かされていなかった。<o:p></o:p>

東京のとんきはとんかつやで大ぶりな牡蠣(ビニールのパックに入っているもの)に厚めの衣がついているが、さくさくしている。またレモンが大きく、醤油を一寸たらしてお皿のマヨネーズとてんこ盛りキャベツで食べると美味しい。いつもカキフライとキャベツを食べた後、豚汁(熱くて具沢山)、ご飯とお漬物(キャベツなど)を食べていた。<o:p></o:p>

大阪の店はRONにはお味噌汁があるが、ロータリーには汁物がなく、ア・ラ・カルトはカップスープが少量のため、何か物足りないのかもしれない。また、衣はさくりと牡蠣にまとわりつくようなものが好みだ。東京では煉瓦亭、たいめいけん(1階:ボルシチとコールスローWがお気に入り)も良い。<o:p></o:p>

大阪、京都で衣が柔らかめで、豚汁がついている美味しいお店があればお教え下さい。<o:p></o:p>

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大阪府庁と大阪市:ネゴシエーションからの分析

2008-10-19 10:34:56 | 都市計画

WTCの取得価格で府と市の行き違いがあるようだ。ネゴシエーションの区分で考えてみる。<o:p></o:p>

まず、知事は市長との合意で持っていけるものだと思っていたのだろうが、この取引は後ろに市民の利害、職員の利害がからむので団体交渉(Collective Bargaining)の形式を取るべきである。つまりは市民と職員の合意をとりつけながらの交渉である。<o:p></o:p>

次に、取引価額であるが、大阪市は新聞記事によると「2004年、大阪の市民グループ「見張り番」の訴訟により、20086月大阪地裁判で、WTC賃料は『高額だが適法』となった。裁判所からの鑑定の結果では『市が強い姿勢で交渉すれば、より低くできた』と指摘。しかし、両施設の賃料にはばらつきがあり、市より高い賃料を支払う民間テナントがあることなどから、「違法ではない」と結論付けた」との経緯がある。ということから大阪市は現状の支払い賃料ベースでの収益価格を、大阪府はあくまで一般物件としての取得であるから(でないと大阪市の救済かという議論がでるから)一般的な賃料水準からの収益価格のベースとなり価額乖離が見込まれる。<o:p></o:p>

更に、大阪府の職員は移転に賛同しないだろうし、利用者の利便性も低下する。そして府庁の周りのオフィス・商業集積(飲食店、サービス業等)も大きく変化する。大阪市都心のグランドプランを考えてから、府庁のような都市の核施設の移転を考えるべきである。それが為政者の責務であろう。<o:p></o:p>

今回の府庁WTC移転は、府と市、府庁と利用者、府庁と大阪都心の入れ子の関係から考えてみると、組織的な対応に疑問があり、都市計画及びネゴシエーションと関係者調整の問題点が浮かび上がる。<o:p></o:p>

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梅田の百貨店:一体どうなるの

2008-10-19 10:33:57 | 都市計画

前回、デパートには夢があったと書いた。今回梅田では、3店のお店が増床し更に1店が追加される運びである。難波でも高島屋、天王寺でも近鉄の増床が見込まれている。その割に関西の百貨店の売り上げは低迷している。しかし来店客数は4.1%増加と日経にある。主に外商の貴金属等の売り上げ低迷であろうか。(この景気ではむべなるかな)大体、百貨店は1万坪で基本の品揃え、1.5万坪でフルライン、2万坪で充実との規模の区分がある。来店客数も日本一の西武池袋で7千万人/年、梅田阪急で4千万人/年、ちなみに東京ディスニーリゾートが25百万人であるから、百貨店の集客力の大きさが分かろうというものだ。<o:p></o:p>

ちなみに、梅田では売り場面積が5万坪(3店、売上5,700億円)から7万坪に拡大する。梅田の乗降客数は約300万人/日である。ちなみに同じくらいの乗降客数の新宿は475000坪、5,000億円、300万人/日である。つまりは新宿と梅田の百貨店は同じ位になる見込みだ。後背地人口(新宿には中央線、京王線、小田急線などある)は圧倒的に新宿が大きいと見込まれる。梅田にこれほど作って良い物だろうか。<o:p></o:p>

先ずは、梅田での店舗競合とテナントの取り合いがあり、その結果、どこも似たようなお店ができる懸念があり、それぞれ坪当たり売上の低下(非効率)が懸念される。<o:p></o:p>

次に、大阪市内での競合があり、梅田は集中の優位性があり、心斎橋(2店)あたりの顧客を誘引する可能性が高い。つまりは北への集中が起こる。<o:p></o:p>

対応方策としては、競合には来店客を誘致し、いかに長く滞在させるかという、差異と快適性が重要だろう。同じようなお店は郊外にはいくらでもある。駅の近くで買いまわりをよく考えてみてはどうか。<o:p></o:p>

次に、心斎橋などは百貨店頼みでなく、路面店主体で、道頓堀異文化ゾーンと連携した回遊性の街とすべきだろう。いよいよ北には地下街でつながり空がない。都市内での差異と快適性を考えるべきである。<o:p></o:p>

個人的には、梅田に(関西に)よいクラシック音楽の売場が無いので百貨店に作ってくれないかな。伊東屋も欲しい(来てくれないだろうが)。そしてお洒落が楽しめる重厚なしつらえと静謐な空間が欲しい。(ブリーゼのような白い清潔空間はどうもあわない)<o:p></o:p>

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暴走する資本主義 Supercapitalism:お奨めです

2008-10-19 10:33:07 | マクロ経済

<o:p> </o:p>「暴走する資本主義」(Supercapitalism Robert B. Reich<o:p></o:p>

もと労働長官だったライシュ広範かつ大胆な分析。70年代以降の指揮家と消費者の利益の行きすぎを分析している。第3章の「我々のなかにある二面性」は秀逸。「何とすばらしこと」と「何と恥ずべきこと」という成長実績と問題点(格差、環境、人権侵害 等)を挙げている。自由すぎる経済運営の結果、バランスを持った民主主義が衰退しているとの結論。<o:p></o:p>

その上で、今後の資本主義のありかたとして「市民としての民主主義」を挙げている。<o:p></o:p>

圧倒的なデータと、高い志である。注釈も50p程あり資料としても貴重である。知的な興奮と<o:p></o:p>

思索の元になります。<o:p></o:p>

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古風な洋食と茅場町の真好味

2008-10-18 20:42:15 | 食べ歩き

京都の南に古典的洋食をお手軽な値段でというお店が閉店間際だというのでお邪魔した。<o:p></o:p>

お店の名前は秘す。最近、行こうと思っていた洋食屋さんが続けて閉店なので食べられるだけ食べようとした。店頭には古いショーケースと記事の切抜きがある。おお、ハヤシライス(750円)がある。(実はハヤシライスの食べ歩きをしていて最近、なかなかはかどらないので考えていたところだ)ランチがお得だが、ドゥミグラス・ソースのお味を確かめるためにもビフカツ(950円)をあわせよう。自転車なのでビールとかは止めです。わくわくしながら11時の口開けのお客となった。入るとカウンターが10席、後ろに小上がりがある。奥のカウンターの禁煙席に席を求めた。威勢の良いご主人と奥様がいらっしゃる。奥様におもむろにハヤシとビフカツをお願いする。目の前には来月の閉店のお知らせがご丁寧に2つある。厨房は左手のガラス戸の自宅とつながっていて、なんとなく雑然としている。ソースパン、フライパンの手入れは良さそうなのだが、かなりの量で置き方が独自な様である。<o:p></o:p>

先ずは、ハヤシライスから。ニンニクの微塵切り、そして玉ねぎの薄い櫛切り。何故かソースパンで炒める。その間に油(植物油)をフライパンで熱している。奥様はビフカツのお皿のガルニ(キャベツ千切り・上にニンジン千切り、ポテトサラダ、レタスの千切ったの数枚)をあしらっていた。ハヤシのソースパンの中にドゥミグラス・ソースが入れられ、やおらお肉も炒められ、ソースパンの中に入った。この後、トマトソースと○○○○○○(増粘か?)が足された。ビフカツもすぐ揚がりハヤシとビフカツが同時にサーブされた。<o:p></o:p>

お味:発見しました。ビフカツとハヤシは同じドゥミグラス・ソースなのですが、ハヤシは増粘で膜が表面に張っていました。これは広島のお安いMとぼてっとしているのが同じ感じでした。玉ねぎは薄切り過ぎでこんがらがっています。ドゥミグラス・ソースは苦くて良いのですが、旨味が感じられない。お肉も少なく、なんと言っても福神漬けもらっきょうも何も無いのが寂しい感じでした。ビフカツもあえて申しません。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

あまりに古典過ぎました。ネットの情報には相性があります。<o:p></o:p>

帰りは北に10キロほどぽたぽた自転車の足の重かったこと。<o:p></o:p>

最近、京都で洋食屋さんの閉店が多い。北山のお店も閉店したし。チェーンで無いだけにご主人のご都合にもよるだろうが。そういえば、東京は茅場町のラーメン名店 真好味が閉じてもうすぐ2年になる。想い出の味が未だにある。四川味噌固めのちょい辛が心をよぎる。

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梅田北ヤードの公園化に疑問と府庁の移転:「大阪クロス」(赤の縦軸と水色の横軸)へ

2008-10-12 17:22:05 | 都市計画

<o:p> </o:p>再度述べるが、北ヤードの公園化より、府庁の移転をおすすめする。<o:p></o:p>

現状では、アーバン・コーポレーション、ニューシティのREITの破綻を見れば分かるように、開発に向かう資金と企業の経営判断は後ろ向きであり、開発を止められないもの以外は先延ばしとなろう。<o:p></o:p>

更に、大阪では札幌、仙台、横浜、博多に順ずる開発が予定され、既存ストックの10%程度が新規供給の予定である。また大阪のオフィス需要は現在減少(Negative Asorption)であり、都市間競争からも需要が急増するとは思われない。つまりは、オフィスの域内競合が起こり、空室率の拡大と賃料の低下が見込まれる。たとえば梅田の中心の新規Aクラスビルは竣工満室で3万円/坪の賃料が目安であったが、現在では引き合いの低下と、賃料の低下があわせて行われている。また既存のテナントも新大阪や難波へ賃料のメリットもあり移転する例がある。<o:p></o:p>

大阪の今後がマイナスサムであることを認識すれば、経営資源の集中化と効率投資に向かうべきであろう。梅田と難波の百貨店である阪急・阪神百貨店と高島屋の提携を見ても分かろうというものだ。それなのに新聞によると、「WTCに州都が来るのであれば京阪の延伸も考えたい」とか「阪神と近鉄の乗り入れで活性化を」とか「四つ橋線を十三と新大阪へ」とさらなる拡大の夢しかない。<o:p></o:p>

今後を考えると、開発の梅田と御堂筋線(淀屋橋、本町、心斎橋、難波)への集中とその反対に中ノ島のウォーターフロントとしての活用という「大阪クロス」(赤の縦軸と水色の横軸)がお奨めである。(縦軸は堺筋が御堂筋より歴史もあるが、堺筋は歴史と住宅の筋となっている)「中之島は大きな帆船」という広告も見たがよくできている。中ノ島こそ大阪のウォーターフロント発祥の地であり、歴史、公共施設(できればアクセスの良い梅田がよかったが)、水と親水空間がある。また大阪を日本のシカゴ(ラサールストリートは商品先物の発祥の地で河川が多い)として売り込むのも良い。<o:p></o:p>

具体的には、テナント誘致に困難が見込まれる北ヤード1期に(前回提案の2期ではなく)府庁を先ずは移転させてはどうか。2期はゆっくり考えればよいであろうが、面的集積のクリティカル・マスを確保するには24haすべての開発が必要である。当面開発が出来ないのであれば、一時利用を考えるのがよい。OBPでも開発には時間がかかった、一時はオムニマックスシアターなどもあった。先ずは大丸の増床、伊勢丹・三越、阪急百貨店の開店と連動し1期開発により集積と賑わいを作る必要がある。<o:p></o:p>

さらに、梅田と中ノ島をつなぐ歩行者軸の整備が欲しい。軸線は四ツ橋と御堂筋の両方に欲しい。四ツ橋はオフィスの連坦があり、現実にも梅田と堂島が一体である。片や、御堂筋は2号線のアンダーパスと歩道橋で大きく分断されている印象がある。ルートの中でお初天神や新地の賑わいなど活用のためにも横断歩道はできないものか。(いまどき駅前に歩道橋があるのは梅田くらいとよくご意見を頂く)これで梅田を頂点とした、肥後橋、淀屋橋の三角形の回遊が生まれる。<o:p></o:p>

それでは、中心部以外のエリアはどうするかは、次回以降を。もともと、梅田北ヤードとか、WTCとか、府庁とか木をどうするかの議論は喧しいが、大阪という都市をどう経営するのかという観点がないのがもっとも問題だろう。<o:p></o:p>

懸念であるが、この信用危機を受け、いままで支社を置いていた(置かざるを得なかった)日本の両端を担う札幌、福岡や関西の中核の大阪も需要の急減が見込まれる。現在、支社・営業所の縮小、廃止や企業の経営破綻、リストラなどが始まりつつある。都市間競争激化に向け足が地に着いた都市マーケティングと効率的な都市経営が今こそ必要である。<o:p></o:p>

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サブプライム破綻は本当に経済への影響があるのか

2008-10-12 16:13:37 | マクロ経済

いよいよ新聞の経済欄が喧しい。株価の暴落し、資金繰りでREITの破綻もあった。まずはサブプライムローン(またはMortgage, Lending)についてGDP、住宅ローン規模、金利を日米で比較する。アメリカの住宅ローンは1,100兆円、1,00兆円(GDP90%)、30年固定で5.8%、(なお1$:100円とした)に対し日本は515兆円、181兆円(GDP35%)、3.5%位である。アメリカのCPI23%位であり日本はほぼゼロであるから、住宅ローンも同じくらいのスプレッドである。<o:p></o:p>

このなかでサブプライムローンは140兆円で延滞率は2000年以降15%位となっている。なお、住宅価格は1997年から上昇し2006年くらいをピークに下落の一途(現状3割程度)となっている。その割りにサブプライムローンは減っていないようである。(サブプライムより信用力のあるAlt-Aはますます増えているようであるが)サブプライムとは年収2.5万ドル以下で、しかも金利は10%くらいとなっている。アメリカでも家賃は年収の25%くらいが目安となっていた。このことから考えると元本含めると30年、10%、年間6,000ドル返済とすると56,000ドル(560万円)が相当となる。これなら日本でもありそうだが、560万円の住宅というのは、いくら土地が安くても、只だとしても、上もの(建物)だけでも、日本なら10坪くらいしか建たないし、建設費の安いアメリカでも50坪になるかどうかだろう。どうも一人当たり金額は2千万円位とも聞くが、これなら返済が覚束ないことむべなるかなであり、いくら住宅価格が値上がりしていたとしても、30年のローンの貸し方ではない。<o:p></o:p>

更に訝しいのは<o:p></o:p>

     2006年から住宅価格下落なのになぜサブプライムが今頃問題になるのか<o:p></o:p>

     サブプライムの延滞が急に拡大したとしても、前から15%くらいあったのなら変化はなにか<o:p></o:p>

(急に10%不良化としても14兆円であるが。。。。)<o:p></o:p>

     どうしてサブプライムが信用恐慌の端緒となったか<o:p></o:p>

である。もともとアメリカでの低金利が、住宅ローンの残高増加と住宅高騰を誘い、そのためアメリカでの消費が98年以降(ネットバブル崩壊以降)拡大したと考えられる。この頃はインフレ無き消費拡大で、グリーンスパンのマジックとさえいわれていたが、様は住宅バブルによる消費の先取りであった。逆に、低金利で行き場を失った投資資金が高利を求め動いたとも思われる。(穿った見方をすると、先ずは投資資金が原油高騰を起こし、経済の低迷をさそったところで、サブプライムから資金を引き上げ、ローン破綻を誘ったのかもしれない)<o:p></o:p>

さらに、サブプライムはCDOCDSに分離され、アメリカのみの問題ではなく、国際的影響を持つものとなった。更に投資銀行の破綻により、投資銀行の株式、その発行証券による二次的な影響もある。そのため、ここまで大きな問題となったのであろう。但し、ローンの延滞・デフォルトによる回収不能額が経済的に損失であり、デリバディブなどでの損失はゼロサムであるから、損失があったのなら、収益があった先もあるはずである。(どこなのか分からないが、本来的には投資銀行が売ったのであれば儲かったはずである)<o:p></o:p>

どうもこのサブプライム問題は、ローンとして貸し方や、止めなかった事、被害拡大のメカニズムが良く分からない。<o:p></o:p>

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値上げと京都のラーメン

2008-10-05 10:59:02 | 食べ歩き

最近は何でも値上げが多い。特に麺類は小麦粉の値上がりにつれてか顕著である。近くのうどんやラーメンも2割位は値上げとなった。<o:p></o:p>

大体、ラーメンとタクシーの初乗り料金は同じと聞く。手元に「京味百選」(國分綾子 淡交社 昭和38年(1963年))があり、当時の松葉のにしんそばは120円とある。いまは1,100円だから、約50年で10倍(年率5%換算になる)となる。最近のデフレが異常であったのだろう。1970年代に牛丼は300円であったが、この前まで280円であったし。<o:p></o:p>

それにしても、久々の値上げは堪える。きつねうどんで700円を越すと何事かと思う。京都の下京区に大弥食堂というのが朝から開いていて280円である。すべからくこのくらいの値段が良い。これに比べると、山元麺蔵や岡北は「グルメうどん」であろうな。<o:p></o:p>

ラーメンで京都のお値打ちでお奨めは、左京区役所の北東の「東京ラーメン」でなんと400円であり、麺は多く、もやしもはいり、スープはニンニクと脂風味でコクがある。但し御高齢のご夫妻のため時々お休みが多い。次は、壬生の「珍元」、生姜風味でチャーシューが一杯で450円である。朝の10時からやっている。なんとも懐かしい味がする。丁寧な応対である。三条京阪にも「篠田屋」があり中華そばが450円である。初めから胡椒が振られているのがなんとも良い。もうひとつは烏丸錦の「英多朗」がある。うどんのお店だが、ゆずラーメンか中華そばが600円で美味しい。ここは確か11時の開店直後行けば100円引きになり500円で満足できる。<o:p></o:p>

これらのお店を食べ歩く方は少ないでしょうが、「貧乏京都シリーズ」にでもお役立て下さい。<o:p></o:p>

なお、最近、瞠目すべき和風中華そばに出会った。「いとう」という船岡温泉近くの定食屋で600円である。スープは和風で奥行きがあり、胡麻油風味である。チャーシューはベーコンのようなお味でスープに厚みをつけている。なんと、若布が入っているが、磯臭さが無くしこしこしている。メンマも蒲鉾も美味しい。特筆すべきはしなやかで腰のあるつるつるの細麺である。するする、しこしこ美味しい。岡北の中華そばと双璧である。なお、お食事後にもれなく、小さな籠入りのお菓子をすすめられます。デザートつきの定食屋は初めてです。お茶も美味しいし、和めます。(禁煙なら更に良いのですが)思わず、一口サイズの粟おこしを30年ぶりくらいに食べました。<o:p></o:p>

ここを上がったところにある大徳寺の高東院は私のお気に入りの佇まいがあります。<o:p></o:p>

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かつてデパートには夢があった

2008-10-04 16:33:02 | 都市生活

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1988年、MITの都市計画の授業で読んだ。当時、アメリカのデパートはFederated Allied<o:p></o:p> の2つのグループに集約されていて、Bloomingdalesが生活提案型(特化)で、Nordstrom がお客様志向の品揃え(広範囲のフルサービス)で特徴を出していた。<o:p></o:p>

今や日本のデパートも統合されようとしている。デパートは都心の華ともいえる施設で、かつてはおしゃれして一日を過ごす夢の施設であった。デパートは賃貸業になりつつあるが、電気や家具も売り場が小さくなっている。また、ハレの食事の場であった食堂も、殆どのお店からお子様ランチは消え、テナントの飲食街にとって変わった。あの白いリネンのかかったしつらえの特別食堂も阪急梅田(建替え)、日本橋高島屋くらいしかない。ホテルもおなじで、かつては宿泊、宴会、飲食の売上が同じくらいであったが、今のホテルは宿泊特化型であり、「ホテルでお食事」のありがたみは低くなっている。<o:p></o:p>

更に、都心居住が多くなり日本橋高島屋では近くに住む方の駐輪対応が急務だと聞く。そのため閉店前の飲食売り場の割引は大賑わいである。<o:p></o:p>

そして、梅田を代表に大型デパートの集中と開発が進んでいる。デパートはこのままでいいのかと思う。<o:p></o:p>

都心には休むところが欲しい。また買い物も楽しむというより「必要なので買いに来た」というときが多い。デパートこそ商品、時間を楽しむ、なごむという提案型の売り方ができるのではないだろうか。ディズニーのテーマは「ノー・ハッスル(がんばらない)」とのことである。(東京ディズニーランドはどうかな)そのような位置付けのサービスや提案ができないものだろうか。例えば、私はとあるアメリカの靴メーカーを20年来使っているが、どのデパートも扱ってくれなくなった。無いものはないという銀座の文具店「伊東屋」のような矜持はないのか。また男性の大人が憩える「イノダコーヒ」のようなカフェかバーでもできないか。包丁を研ぐサービスや掻き立ての鰹節はだめか。(錦市場にはある)お土産を売るくらいなら、どうして大阪の旭ポン酢、京都の山田の胡麻油、黒七味をそろえないのか。なんで、同じようなチェーンの飲食ばかりあるのか。<o:p></o:p>

街は「おまいり」、「回遊」、「真の目的」の3段階あるのではないかと思っている。「おまいり」とは街に出るきっかけで新しい施設、イベント、季節のおまいりなどがある。次に回遊とは、食事やウインドウショッピングである。ぶらぶらすることである。「真の目的」は実は街に出て買いたいもの、したいことで、なかなか買えない高額商品を見てみることや、恋愛関係の方々が思いをつげるとかいう人生での節目や大きな楽しみであろう。<o:p></o:p>

デパートはどうも、かつてあった「おまいり」の権威もなくなっているのではないだろうか。また一日楽しめる「回遊」も弱くなっている。「真の目的」は個別店舗が強い。となるとやはり「回遊」をいかに呼び込み、長くいてもらうかを考えることだろう。<o:p></o:p>

デパートは一旦入ると快適で出たくなくなるような仕掛けが欲しい。どうもそれは街を模倣するのではなく、そこでしか味わえない「体験」が欲しい。丁寧な応対よりも、お客が欲しい、したいと思うものがよい。ものはいくらでもある。欲しいのは「ここちよい時間」であろう。<o:p></o:p>

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