都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

三条白川の柿を描いています

2009-11-30 19:21:35 | 芸術

 今年は白川の川の中に突かい棒で支えられている柿を描いています。始めは東側から構図を取ったのだが、いまひとつなのでこの5年ほど描かないでいた。今回西側kら見ると、住んでいる方の作ったらしい吊し柿も見えて風情を感じ描く気がわいた。構図をスケッチしているが、もう少し、柿に色が入り、葉も少ない方がよいので仕上がりはもう少し先になる。アルシュのB5(ボード)を使っている。B4でも良いのだが、橋の上なので欄干にしかボードを置けないので描くのが不自由になる。描き込むと、白川の水の上の枝の重なり、バランスから木の心を感じる。幸田露伴の次女、幸田文の「木」を思い出す。(素晴らしい本です)思いをめぐらせる。鉛筆が走る。<o:p></o:p>

 例によって、冬の水辺は冷える。(これが原因か風邪をひいてしまいました)<o:p></o:p>

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ドバイショック:集客産業と需要創造の陥穽

2009-11-29 07:56:47 | 都市開発

 海上に色々な埋立地やホテル等を作っていたドバイで、政府の関係不動産業の信用不安が見られるという。当たり前だ。<o:p></o:p>

まず埋立地は埋立地だ。アメリカでは、湿地帯の干拓などで,カリフォルニアのリゾート・住宅開発のフォスター・シティ( 5,200ha : 東京の山手線内6,500haより一回り小さい  http://en.wikipedia.org/wiki/Foster_City,_California )、マリナ・デル・レイ( 3,800ha http://en.wikipedia.org/wiki/Marina_del_Rey,_California )の事例があるが、開発には時間を要した。これらは後背都市があっての成立だ。<o:p></o:p>

ドバイの埋立地は2,000ha位(外側の防波堤から)のようで、相当大きい。そのうえ、気候は猛暑と寒さの変動が激しく温暖ではない。早い話、水着でビーチにいると暑過ぎるか寒いかであり、海の見える屋内プールが最も良いということになるらしい。(宮崎のシーガイアのプールのようだが)このような都市で、観光客狙いで埋め立てたら土地代が高くつき採算に乗らないのは自明の理だ。<o:p></o:p>

 次にドバイのタワー、オフィス、ホテルは新規・奇抜なデザインが多いが、これもコストアップの要因だ。しかも、建設の要員、技術、ゼネコンも輸入が多くコストがさらにかかる。(安定した仕事のある地域が安くなるのは当然)逆に、高い単価となり受注すると金額は大きい(破綻すると問題も大きい)<o:p></o:p>

 さらに、これら大型開発のインフラ整備も必要となる。インフラは起債でつくり、償還していくのが基本だからこの債券の信用度合いもこれからどうなるのか。波及効果は限定的(日本のゼネコンとドバイへの債権)だろうけれど、集客産業と立地創造の反面教師のように思えてならない。<o:p></o:p>

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円はどこまで強くなるか

2009-11-28 15:03:44 | マクロ経済

円ドルレートは1995年に80円割れした。一時リーマンショックで110円から90円に下げた。その後反転したが2009年現在84円なりつつある。世界の主要通貨はユーロがあり、2000年で80円台、そして2007年に170円台に高騰した。(年率10%を越えた値上がりになる)リーマンショックで160円から120円に急落し、さらに今回ドバイショックの影響も見込まれる。ドル・円・ユーロの基軸通貨で三角に鞘取りは行われている。ユーロの値上がりは行くところまで行った。(ブランド品、ドイツ車も値上がりした)、アメリカは金利も低下、産業も停滞と値上がる理由がどこにもない。しかも世界は金余りだ。石油先物にも突っ込めない状況だ。今回は経済の疲弊の少ない(その割には株価も上がっていない)日本に視点(買い)が移っているのだろう。 <o:p></o:p>

外貨レート(foreign exchange)理論について、まずは購買力平価(Purchasing Power Parity PPP) がある。分かりやすいのではビッグマック平価が有名。(The Economist The Big Mac index http://www.oanda.com/currency/big-mac-index )<o:p></o:p>

現在は90円位で、ドルが84円なら観光でアメリカに行くとマックは割安と感じることになる。逆に日本のマックは割高になる。(参考だが90年当時はドルが135円くらいで、ビッグマック平価は100円位で割高な感じだった。) <o:p></o:p>

この背景には、日米のインフレの差もある。アメリカは95年基準2009年で1.40倍(平均2.4%のインフレ)、日本0.99倍(かすかにデフレになっている:マックも値下がりした) という状況がある。つまりは円は1.4倍に評価されてしかるべきファンダメンタルがあり、ドルが100円が正しかったとしたら、1.4ドルが99円になったのだからドルは71円で相応なはずというのが単純計算だ。<o:p></o:p>

ここで金利平価(Interest Parity)という均衡金利説があり、その国の金利(10年国債等)からインフレを引いた実質金利と合理的予測(国のリスクや産業、購買力平価の差 等)を加えたもので2国間の金利差を比較しその裁定が行われるというものがある。ここで言う合理的予測(ratial expectations) は最近 そんなものは「建前」だと批判されている概念で、それより投機的な行動の経済が重要でないかとの「本音」の研究が進んでいる。つまりは金利が高い→リスクが高い要素がある→レートが下がって欲しくない政策がある(例えばドル安防止)とも考えられるからである。(端的には金利の高い社債はリスクが高いのと同じようなものだ)<o:p></o:p>

2000年頃の金利差は日米で4%(日本が2%でアメリカ6%)あったので均衡状態が続いていたが、今やほぼ同じである。これなら、日本とアメリカのインフレの差が2.4%であれば1.6%の上乗せがあり、アメリカと日本の信用が同じならばアメリカを買うことになり購買力平価ではなく金利平価で裁定されドルは安定していた。また、ユーロの上昇につれある程度ドルはペグされていたと考えられる。<o:p></o:p>

今回は、ドル金利が日本金利を下回りドルの金利平衡の優位性がなくなったこと、今まで積み重なってきた購買力平価の差が顕著になったことから、シナリオ相場ができて急な円高になったと考える。輸入は3ヶ月先レートで握っていたりするから、またも短期的な貿易赤字(輸出額の円ベースでの目減りによる)が発生しメディアは円高不況と書き立てるだろう。しかし、長期的には輸入も安くなり、円ベースの製品価格低下とデフレがあり、国際競争力が増すだろう。また、アメリカも今のレートでは日本製品が高くなりインフレを招くので円ドルレートの見直しをするべく対処があろう。(アメリカ経済は金融崩壊、自動車再建、インフレ、貿易赤字、財政赤字と大変だ つぎなる火種もある)<o:p></o:p>

今後のドルレートはビッグマック・レートが90円だが、今のアメリカの金利と貿易累積赤字(つまりは海外諸国の債権保有)を考えると当面はそれくらいかと思われる。中国が今や世界最大のアメリカの債権国家だがドル/元は最近変わらず、円/元レートは12.5円と円高だ。アメリカと中国の貿易依存関係が分かる。ということは製造業の国際競争が激化する見込みだ。<o:p></o:p>

この円高を解消するにはアメリカの金利上昇だろう。それができる時期を待つしかない。大騒ぎは禁物だ。<o:p></o:p>

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談合について: 鉄の骨(池井戸潤)、談合文化論(宮崎学)を読んで

2009-11-27 15:25:15 | 世情

 たまたまだが、建設談合に関する本を続けて読んだ。<o:p></o:p>

池井戸潤は三菱銀行の職歴。「鉄の骨」は新人の中堅ゼネコンマンが業務課(談合担当)に異動し、業界の「調整」、見積りと入札価格のすり合わせ、仕切り役や各社担当とのやり取り、銀行員の彼女との行き違いなどが詳細に書かれている青春小説だ。最後に、政治と業界、検察がでてきて、黒幕のコンゲームのようになるところが面白い。ここでも、談合は持ちつ持たれつの業界の悪習だが抜けきれず、ムラになっている。画期的新技術も業界の大手を救うのが優先になり、そこに政治がからみ、カネが流れ、今後の工事が事前配分される。<o:p></o:p>

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 つぎに「談合文化論」を読んだ。宮崎学は建築解体業の経験など。「突破者」で名をあげる。「いい談合」と「悪い談合」があること。1941年 刑法改正で談合罪が規程されたが1968年大津地裁判決で談合が「利潤の確保と業者の共存、完全な工事という入札の目的が満足される経済的合理性の所産」なら有罪とならなかったとことを根拠としている。<o:p></o:p>

家産(伝統重視)か依法(法律準拠)の官僚制をとりあげ、日本は「家産」で稟議・根回しとともに行政指導・談合が歴史と分析する。企業も「一家」、労働者も「一家」の子弟関係(親分・子分)で同族経営とあり、封建的なものが日本の特質だと指摘する。<o:p></o:p>

談合のシステムは「顔役(まとめ役)」、「金筋(金品の無心)」、「新聞屋(業界紙の購読)」などがあり、ゼネコンの相互扶助システム 「一宿一飯」、「奉加帳」などと分析が細かく初めて知った。さらに、高度成長時代から政治・官僚・民間の3すくみと連合があり、裏金は「建設物価」と公共事業の旨味と指摘し、ゼネコンの談合システムを分析している。建設業の課題として、徒弟制度では「一家」の崩壊であり「一人親方」が増え技術の伝承ができないこと、業界が災害復旧に対応する役割も担えないことを挙げている。<o:p></o:p>

法令順守(コンプライアンス)よりも社会再建のため「自治の談合」を結論付けている。「分権自治」という一種の地域経済論のようだ。<o:p></o:p>

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このような本が出る背景には、公共事業が減ったこと、競争が激しいこと、生産性が上がらないことなどがあろう。「よい談合」とするなら最低制限規制の入札か工事実績の審査などが必要であろう。怖いのは安かろうで事故や不良工事の発生(取り壊すのは費用とエコの負担が発生する)であり、これは食べ物偽装事件など建設入札と同じことだ。つまりは信用というもので裏打ちされていたのが、安くなければ売れない、安いならこれくらいはしょうがないと変化しているのであろう。日本的な技術の継承と誇りが、実は価格競争で失われつつあるのが大きな問題ではなかろうか。 <o:p></o:p>

加えて、指摘されている「かんぽの宿」入札は「政治・官僚・民間」の談合と受け止められかねない「大きなスケール」の「疑惑」だ。政策決定での政治や行政、民間企業モラルの公平かつ公正で「李下に冠を正さず」という模範(noblesse oblige)が必要となろう。

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そば 永正亭

2009-11-26 20:43:36 | 食べ歩き

 何故か食欲が盛り上がらないのでおろし蕎麦が食べたくなり、寺町四条下る(藤井大丸の東)の永正亭へ。田舎そばの冷たいのはぶっかけそばに葱、大根おろしと海苔がのったもの。大盛で520円つゆもしょっぱくない。ぐいぐい食べる。お腹一杯になるそばは久しぶりだ。淀屋橋の一山みたいで、天ぷらのせもある。山葵などはなく、黒い七味をどんどんかけると更に良い。<o:p></o:p>

 なお、田舎そばで似たものに淀屋橋の一山がある。こちらは、更にすりおろし山葵と鰹節が加わる。そばは更科系で、永正亭とは違う。何かつながりがあるのだろうか。(ご存知の方はご教授下さい)<o:p></o:p>

 そばをぎしぎし食べたら、大盛そばの信州上田の「刀屋」を思い出す。三角にとんがった大盛をまた食べたいと思った。

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心が寒くなる、お鍋を食べた

2009-11-25 20:33:34 | 食べ歩き

 昔の京都大学の経済学者の河上肇の著作に「人間は人情を食べる動物である。」(河上肇著作集 自叙伝 第5巻 岩波)とあるご飯も充分でないのころ、毎日郵便を出す折、川辺の川魚の天ぷらを隠れるように食べたが、その美味しさをくれた状況に逆に感謝したというお話しを学生時代に読んだ。<o:p></o:p>

 新規開拓に中央市場近くの鍋物屋にお邪魔した。席に着くと、お品書きが、ちゃんこ、うどん、各種の定食などが入口に書いてある。(すべて650円)女将と若女将がいらっしゃいましたが、たまたま女将にちゃんこの内容を聞くと、「ちゃんこはちゃんこや」との返事。では、うどんはと聞くと「うどんが入っている」とのつれない返事。ちゃんこをお願いする。ちゃんこは生姜の利いた大きなつみれが3個入ったもの。どうやら煮込んだものに白菜を足して出しているようだ。小さなお鍋で出てくる。お供は若布の酢の物と白菜の塩漬け。ご飯はぱさぱさしています。(雑炊にするといいのかも知れない)残念なのは、豚肉薄切りが重ねた方向にくっついて臭みがある。ゆっくりほぐすほうが美味しいのに残念だ。お汁は旨味と粘りがあるが、味噌の風味が感じられないので、卓上の七味と一味を相当入れると美味しい。味わいは大阪の古潭ラーメンのお汁のようだ。ご飯がなくなったので、お替りを女将にお願いすると、「自分でやるんや」といわれた。どこですかというと奥のジャーを「指差し」でお教え頂いた。<o:p></o:p>

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 「人間は人情を食べる動物である。」

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着替えのできる駐輪施設が洛中に

2009-11-24 19:51:20 | 都市生活

 豆腐の平野屋さんのある姉小路に、「ECO通ステーション」という駐輪施設(ビル http://eco.freedom.or.jp/ )を見つけた。自転車やランニング通勤の方向けにロッカー、シャワー、駐輪場が設けられている。運営はNPOのフリーダムだそうだ。利用はろっかと駐輪で1万円程度とある。高い自転車なら盗難の心配はないし、朝着替えて、夏ならシャワーも浴びられるのは面白い。ビジネス街にも歩行圏だ。京都は自転車の利用が多いので、ビルの駐輪場とは面白い取組みだ。<o:p></o:p>

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東福寺 朝から混雑

2009-11-23 13:52:14 | 京都

 秋の絵を考えついでに、龍安寺の石庭のつながりで重森三玲の方丈庭園が見たくなったので訪れた。815で長蛇の列、830から拝観であった。紅葉の始まりという頃だが、人が多い。カメラも多い。(一眼レフと三脚つき背負いバッグがお約束)高齢のご主人が微笑む奥様を紅葉の下で撮っていらしたのは心和むものがありました。<o:p></o:p>

 東山からの川沿いの洗玉澗の紅葉は朝日が透けてなんともいえない。川を渡る3本の橋と回廊が特徴だ。方丈庭園は近代の枯山水がだが、龍安寺のお庭とは大分違う。庭ごとに意味がこめられ、テーマが分かりやすい。西のお庭の角の石のあしらいはとても好きだ。有名な北庭の碁盤模様は苔のところがふっくらしていて角度で見え方が変わる。<o:p></o:p>

 開山堂の池泉式庭園と白砂の枯山水の碁盤模様、そして特徴的な楼閣の組合せは、他に類を見ない独自のものだ。そして、圧倒的な三門がある。南を向いているが、いまはない参道が昔はあったのだろうか。<o:p></o:p>

 2時間ほど過ごして、移動し三条白川で柿をスケッチ。寒いし、なかなか思うように描けない。<o:p></o:p>

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デフレで一体何が問題か:この前までインフレでスタグフレーションと言っていたのは

2009-11-22 07:55:37 | マクロ経済

 マスコミの報道には呆れる。デフレスパイラルの懸念をあおっている。白川総裁の発言の通り「需要減退」がデフレの原因だ。コストプッシュ・インフレの反対である、去年は原料高とかでパンもうどんも値上がったのを忘れたのか。(そういえば大阪の老舗のきつねうどんは700円を超えてしまった)モノの価格低下(輸入品など)ではない。需要がないから、売上のためにパイを奪わんがため「価格競争」に陥っている。そのため価格低下が起こっている。昨年、輸入超過(Nxがマイナス)になったのは、先物で原料価格は下がらないが、輸出は円高で落ち込んだときもメディアは騒いだが(当然だが)輸出超過になった。メディアで「短期」の需要減少を騒ぎすぎ、心理を冷やすのはやめたほうが良い。<o:p></o:p>

需要増加の懸念はエコポイントという、政府支出による消費プロモーションだ。これは毒で自動車業界の割引継続を求めているが、止めたときのショック(需要先食い)が大きいのと、いまや自動車はエコでもないので補助の継続は、日本の将来のGMを増やすだけではないのか。むしろ、電気自動車開発の補助金や低利貸付、研究開発費の税額控除が良いだろう。<o:p></o:p>

今やるなら、例えばだが、安い地価と安い建設費と低い「固定金利」での住宅取得促進や、住宅取得にかかわる贈与税の軽減がある。また、お金はあるところにはある(格差の拡大)ので、現在20%の預金の分離課税を時限的に高くする(100%もありだ、一時流行ったクルーグマンのマイナス金利よりずいぶん良い)のも消費増加と株価上昇と税収増になるだろう。<o:p></o:p>

民主党どうする?<o:p></o:p>

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ユニクロの朝6時からのセール:アンパンと牛乳付き

2009-11-21 07:34:18 | 世情

 久々に驚いた。特に今セールで売る必要もなさそうなユニクロが朝6:00からのセールという。(ファーストリテイリング60周年記念の10億円還元キャンペーンとある)今の京都の6時はほっぺたが紅葉になるくらい寒いので、異例の時間だ。まるで朝市だ、(ついでに青物を売ってくれると有難い)従業員の通勤も大変だろう。(複合施設ではなく郊外店、独立店が多い)しかもセールだと人員確保が必要で、6時に限定が売れた後、その後はどうするのかと思う。考えられるのはユニクロの24時間化であろう。<o:p></o:p>

 笑えるのは、6時前に来た方には「アンパンと牛乳」が出るそうだ。(冷えそうな気もするが。。。。)大変面白い。ヒートテックは安いが限定でまで並びたくないし、体力消耗でインフルエンザに罹ったら高いものにつく。近くのお店でなら行くかもしれないけれど土曜日の6時はなあ。寒さのしのげる車のお客しか狙えないとしたらエコではないぞ!<o:p></o:p>

(各店舗、結構並んだらしい。店員の誘導や開店も大変だったようだ)<o:p></o:p>

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京都芸術センターのアンケート(某東京の大学):手法と趣旨へのご参考

2009-11-20 16:07:22 | 都市計画

 都市計画のアンケートが郵便箱に入っていた。内容は京都芸術センター(小学校の校舎利用の文化施設でカフェもあり楽しい http://www.kac.or.jp/ )の地元住民として利用と運営負担ができるかどうかというものだ。<o:p></o:p>

 惜しむらくは、趣旨と目的がはっきりしない。「廃校利用による文化施設への転用実態等から、芸術文化による遊休施設の活用が地域や芸術に果たす役割」が目的とあり、アンケート内容との関係がどうもよく分からない。(恐らくは地元の利用率と補助の相関(弾力性)に関する調査ではないか)さらに、地元にだけなぜ聞くのか良く分からない。利用者にお聞きするのが良いようにも思える。更に、京都芸術センターでは、参加する団体のサポート・プログラムもあるので、施設の補助なのか、運営団体への補助なのかよく分からない。<o:p></o:p>

 回収は郵便返送となっているが、インターネットのページでもあれば費用と手間の節約になるのにと思う。30年近くは昔、マスターのとき津軽でアンケートを2回行ったが、地元の町内会長とお話しして配布回収のご尽力を頂いた。おかげで町内も良く分かった。ポスティングとはいまひとつな感じを受ける。<o:p></o:p>

 また芸術支援なら、ニッセイ基礎研の吉本さんの著作や「芸術の売り方――劇場を満員にするマーケティング ジョアン・シェフ・バーンスタイン」などを読むと良いだろう。<o:p></o:p>

 都市計画は足と口と耳が基本だ。拙論はヒアリングが多いが、先ずは顔を合わすのが発想を生んだ。ご参考になれば幸いです。<o:p></o:p>

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ハーバーランドのニューオータニの営業終了と分析

2009-11-19 18:16:07 | 都市開発

ハーバーランドは国鉄湊川駅の跡地で1986年に土地区画事業の大臣認可、87年に仮換地指定、事業コンペ決定であった。バブルの時期のコンペだ。ウォーターフロントであるが臨港地区の制限(旧運輸省)に対応し、土地区画事業(旧建設省)による整備ができた。1991年に建築協定認可、92年にデュオ神戸でJR神戸と連絡し街開きとなった。20haの規模でOBP25haより一回り小さく、同じく鉄道跡地である汐留の31haより小さい。また、乗り換えターミナルである三宮から2km離れている。(東京と新橋と同じ距離) バブル当時神戸は「海の手、山の手」で景気がよかったが、震災以降どうも都市の活力と財政が低下している感が否めない。都市計画面では「失われた景観」 松原隆一郎が参考になるだろう。また、神戸市には当面、神戸空港やスーパーコンピューターの課題もある。<o:p></o:p>

ニューオータニは2007年から営業終了の案内でこの1226日に営業停止とある。他にホテルの開業もあるのに何故か。理由の一つに施設が連結したMXD(複合用途)であり独立したホテルの品格が醸し出せないことがあろう。外観からハーバーランドセンタービルと並びであるし隣接の集客施設の商業が西武百貨店の退店、神戸ハーバーサーカス(パソナ運営 セガが入居)、ビーズキス(ジオ・アカマツ運営 神戸スイーツハーバーとトイザらスが入居)、そして現在はファミリオとなっている。また、施設所有者も一部がSPC(特別目的会社)の所有となり運営もCushman & Wakefieldに変更されている。施設運営上の問題もあるのではないだろうか。<o:p></o:p>

高速道路向こうの駅前にあるハウジング・デザイン・センターは好調と聞く。立地だけの問題でもないようだ。<o:p></o:p>

ニューオータニもOBPで大阪城近くの都心とリゾートの中間で関西の拠点を作った。次に神戸を選んだのであろう。そのため、神戸ではビジネス・ホテルとリゾートの両にらみで、オータニ・インのようなアッパー・ビジネスの位置付けとなった。個人的には当時ホテル開発・企画に関わった。特に80年代はシティ・ホテルの開業ラッシュであった。売上も宿泊・宴会・料飲が1:1:1で、いまなら宿泊が基本に変化し1:0.50.5くらいか。なお、宿泊と宴会のホテルマンは羊と狼くらいの違いがあった。(運営志向とプロジェクト志向) 最近、周辺にはリゾート志向の開業が多く、シティホテルとしてはオークラがある。<o:p></o:p>

ホテルは伏魔殿で運営方式も自己所有、テナント(建物・FFE(家具・什器・備品)等は建物所有者)、運営委託(ホテル施設ほとんどが建物所有者、社員食堂の運営委託のようなもの Management Contract)、フランチャイズ(運営ノウハウ、ブランド名、送客契約 等色々)と多様だ。( 参考 http://www.tanikan.co.jp/report/01-4.pdf )ハーバーランドのニューオータニはテナント契約のようだ。<o:p></o:p>

さらに、グレードもシティ・ホテル ビジネス・ホテルだったのが、高級シティ・ホテル(リッツ、フォーシーズンズ 等) やお得なビジネス・ホテル(費用のかかるコーヒーハウスもなくて朝食に無料のパンなどが出るホテル 等)に広がっている。加えて競合相手として結婚式を例にとっても結婚式専門会場、レストランウエディング、二次会レストランなどの参入がある。<o:p></o:p>

今回の営業終了は、建物所有者との関係、施設のデザイン、集客施設の入れ替わり、運営の問題、ホテル間の競合などの要素があろう。<o:p></o:p>

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心斎橋大丸北館はどうなる

2009-11-18 22:21:18 | 都市開発

自ら「ハイブリッドな百貨店」というとはなかなかいえないものだ。テナント・ビルのようで大丸の社員がいなくて運営コスト低いというならデパートのような(またはデパートが横にある)ショッピング・センター(SC)か。向かいのOPAやアメリカ村のBig Stepとの競合となろう。<o:p></o:p>

ターゲットは30歳の女性 「若者のけもの道」がテーマという。心斎橋筋にそんなに若い女性が多いのかと訝る。若い客層を取り込もうというのは分かるが、離反するかもしれない客層もある。心斎橋は地下が入口と考えたのだろう。地下1,2階の20歳前後ターゲットとした「うふふガールズ」が目玉のようだ。ネーミングからして「うふふ」とはなになのか。デッチー君(かわいい大丸のマスコット)の微笑みだろうか。「ガールズ」で20代前半とは。地下の食料品を止めて、若者向けにした事例は京都阪急にあるが、あまり良いものではない。<o:p></o:p>

街の特性では地下街のキタに対して「歩ける」心斎橋・難波の優位性がある。アメリカ村、御堂筋のブランド・ショップとの相乗効果を狙うのが順当であろう。地下からの囲い込みは逆に蛸壺化を招くのではないか。<o:p></o:p>

地下の活用ならFilene's Basement ( http://www.filenesbasement.com/  ボストン都心デパート地下の名物バーゲン会場がチェーン化) が有名だが、日本ならむしろ上層階の催事エリアが良いかもしれない。いっそ開き直って、全国のJフロントのバーゲン会場としても面白いかも知れない。お手並み拝見だ。<o:p></o:p>

 ショッピング・センターの出店も頭打ちだ。自動車離れなら当然だろう。都心の活性化と団塊世代に対してデパートに有利な条件は見出せるのだが。<o:p></o:p>

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新しいIpod:音が良くなっている

2009-11-17 20:28:41 | 趣味

 Nano 2世代から4世代へお古が回ってきたので交換しました。(8G 1988年のMac SE30はメモリー512MHD50Mであったのと隔世の感がある)<o:p></o:p>

始めは女性ボーカルが鼻詰まりのように聴こえ、更に中高音域が張り出す、昔のダイヤトーンの密閉式スピーカーのような音(うなずくあなたは同世代)と感じた。慣れてくると、高域と低域のレンジが広がり、反応が早く、分解がよいと分かった。どうも、圧縮で録音すると荒さが出るようだ。Losslessでの録音は快適だ。DACdigital to analog converter:デジタルからアナログに変換する機器)が変わったのかもしれない。エネルギーバランスには疑問もあるが、こんなに小さいのに進歩するのだなあと感慨深い。<o:p></o:p>

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天ぷら よしおか 高倉仏光寺

2009-11-16 20:48:14 | 食べ歩き

 自転車で走り回りお腹が空いたので、天ぷら よしおかへ。口開けのお客となるが、10分後に9席が満席に。天ぷら定食(1,575円)を、他の方もすべて同じだった。(天丼 1,050円も鞘巻き5本か掻揚げで美味しい) ご主人は3人ずつ順番に揚げていた。(神保町の半チャン ラーメンは7席を3人と4人に分け作っていたな)<o:p></o:p>

 天ぷらは、野菜を含め12品で鞘巻きが2本(頭と締めに出る)と楽しい。四角い煽り烏賊と穴子が特に良かった。天ぷらは出たらすぐ食べるのが流儀と信じているので、揚場の前の席で、置かれるとすぐ、塩、山椒塩、天汁をつけて食べる。前半は塩が多く、後半は天汁で丼風に食べるのが好きだ。特に掻揚げは、天茶という手もあるが、これに限る。軽い油の天ぷらでご飯を3膳頂きました。(学生の頃、新宿のつな八(胡麻油)で同じようなことをして発展がないと反省)合いの手のかき混ぜる胡麻和え繊切り生野菜が美味しい。漬物も日の菜の糠の香りが丁寧な赤出汁と合う。<o:p></o:p>

 天ぷらでお酒もよいがお昼のご飯もたまらない。<o:p></o:p>

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