都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

都市と緑地― 新しい都市環境の創造に向けて(石川幹子):パーク・システムの歴史の労作、ボストンが懐かしい

2017-05-31 04:06:11 | 都市計画

 2001年発刊の名作。今から見ると都市拡大の骨格となる緑地計画という観点が、コンパクト・シティの時代にはなじまない。また、Boston Big Digも完成したなど隔世の感がある。

 なお、当方が留学時に  Past Future:Two Centuries of Imaging Boston (Harvard Univ. GSD) を読んで未だに手元にあるが、本著作と一緒に見ると面白い。

また、産業革命と アメニティ( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3 )の関係からも緑地や保存の位置付けが欲しい。               

知見は:

・主題:①都市更新と緑地ストックの承継、②都市空間の拡大と緑地、③巨大都市圏の成長管理

 

・緑地確保の考え方

①ストックの緑地の転化:Garden, Common, Boulevard, 日本 神社仏閣の境内地、城址の公園化等

②パーク・システム:公園と幅広街路を一つのシステムと見なし、緑地を軸にした都市基盤形成

③郊外の田園都市構想

 

・日本の公園緑地の問題点

①思想の欠如:1919年都市計画法、風致地区があるのみ→効用があった

②法体系の立ち遅れ:景勝・旧跡地、高外除外地、帝都復興計画(緑地は国が買収)、土地区画整理法の3%公園、1940年都市計画法改正で緑地の定義、敗戦後の政教分離で社寺への移管(明治の上地令と1889年下戻の歴史も)1956年都市公園法、1919年史跡名勝天然記念物保存法、1931年国立公園法

③財源の欠落:受益地の負担制度がない→アメリカでは多く、いまでは都市内の収入と教育整備などの格差の原因ともなり見直しが進んでいる

参考:明治神宮の林相 ( https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2002/01139/contents/004.htm )

 

・アメリカでの事例

・最初の公園墓地はMt. Auburn Cemetery 1831年

・ボストンのエメラルド・ネックレスは事業費が課題だった

・セントラル・パークでは受益者負担制度と意思決定機関、事業施工主体、事業費査定機関 

・パーク・ウエイの建設→ロバート・モーゼス⇔ジェーン・ジエイコブス

・郊外都市:ラドバーンは田園都市の緑地抜き

・パーク・システム発展の理由

①市街地拡大に新しい計画論

②経済合理性とアメニティ、資産価値の上昇

③都市拡大の計画的誘導・制御

 

イギリスでの事例

・田園都市:ハワード

・近隣住区理論

 最後に宇沢弘文の「社会的共通資本」との共通性を述べ、①都市の成長管理、②緑地システムの創出、緑地と開発の財源確保で結んでいる。但し、整備財源の捻出手法については、都市内の特定地区のみの整備が進行し格差が拡大などの弊害が指摘されている時代だ。( 教育整備格差 http://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/c1489a9d4463b14f2ee6238c9dc67df8 )

 ちょっと時代が変化しているが、事例として学ぶのには好適

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ぬんぽこ(大阪 天六):復活し、新しい中華そば

2017-05-30 04:02:21 | 食べ歩き

 レンガ通りのお昼だけの店が5年ぶりに復活。前は大阪で貴重な東京ラーメンが食べられるため結構通った。

 

 今回は独立店舗で前の店の南にある路地。この辺りは戦災で焼けなかったのか低層木造が残る。

 前と同じく、中華そば(780円)、大(+100円)、具大(+300円)の1,180円にする。お勘定はカウンターの上の小皿にお金をはさむ方式で、新大久保の めとき を思い出すスタイル。(めとき は大学理工学部の通学路にあった)

 スープは甘く、脂も感じる。魚介系は強くない。刻み玉葱の風味が支配的で青葱を感じない。八王子系のような感じもうけた。醤油に切れを感じない。

麺は前と同じ三河屋製麺だが、今回は四角い断面で表面つるつる、噛みしめがあり旨みがあるがスープとの一体感がいまひとつ。

チャーシューはしっとり大判が2枚、メンマは薄味で固め、細めが大量で面白い。玉子は黄身の味が濃い、青さ海苔が面白い。東京風の証の三角海苔となると。

東京ラーメンだったのが5年を経て、大阪中華そばを志向しているのに変わったのかもしれない。

全体に、それぞれのパートは良いが、絵で言うと「陰影」に欠けるためバラバラな印象がある。特に甘味が強く、対比のキレがないように思う。食後はすっきりしていて清涼感もありいいのだが。

まだ開業直後であり、丁寧だが提供時間(2杯づつ作る)や、スタッフとの連携が今一つな状況だった

今後が楽しみだが、いまの味ならストライク軒の「ときめき」が好きだ

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Kim Kashkashian のECM録音のヴィオラに驚く

2017-05-29 04:05:07 | 趣味

 ECMはジャズで高名、透明な音質で硬め、響きもあるという近代サウンドさっぱり系が特徴。クラシカルもあり、Kashkashian(女性 ヴィオリスト)がいるが、この弾手は特にBartok Viola Concert がなんとも好きだ。

 今回、Hindemith Viola Solo & /Piano を聴いたが、切れが良く変化もあり曲想も多様で楽しめた。現代音楽にも色々な表現があると分かった。

一緒に買った、Bach 3 Sonata:Viola da Gamba & Cembalo はジャズのケルン・コンサートで高名なKeith Jarett との競演、まるでクラシカルではなくバッハはジャズにもなりやすいと分かった。同じ曲をSEONでBylsma(Vc) & Asperen(Organ)でも聴いているが、まったりした古典の曲でありまるで別物だ。

なお、SEONの録音はECMに比べると、反応が遅く、ねっとりしており清楚であるがアナログ時代の音を継承していると感じた。

 一般にヴィオラは声の帯域に近く親近感のある音。ヴィオリストも協調性がありおっとりした性格が多いという。ヴィオラはBartokやHindemithなど近代の作曲家に取り上げられている。

 上記2曲は何とも切れが良い。夏にも聴ける曲で、鋭さと清涼感がある、いろいろ聴くのがいよいよ楽しい

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西梅田らんぷ(大阪):普通のラーメンのチャーシュー大目、梅田駅から遠い

2017-05-28 04:54:36 | 食べ歩き

 東京風の煮干しラーメンを期待して訪問。

普通のラーメンの佇まいで味わいも平凡。スープは素直だが厚みがない。脂・醤油・甘味が強く、出汁が味わえない。特に甘味が強く、神座を思いだした。

 麺はしなやかだが、味わいに特色はなかった。

 チャーシューは薄いのが多めだが、変化がなく飽きた。

 開業後直ぐの時期でもありスタッフは4名+1名(店主か)だが、初めの3杯が出てから、次の5杯が出るまでに、初めの3杯は食べ終わっているという遅さ。

 薬味の胡椒、おろしニンニク、豆板醤も家系にあるものと同じ品質のよう。また、入れても変化を楽しめない。

 御堂筋線梅田駅から15分程歩くなら、この先のJに行く。

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実践行動経済学(リチャード・セイラー、キャス・サンスティーン):Nudgeは有用だが、限界もある

2017-05-27 04:28:36 | マクロ経済

行動経済学の基本である「人は間違う」を前提に、社会的なリバタリアン・パターナリズム Libertarian Paternalism という「自由主義の状態だが、父親役から誘導する」の必要性を説く。その手法がNudge(人をひじでつついて気付かせる: https://en.wikipedia.org/wiki/Nudge_theory )で、iNcentive, Understand mapping, Defaults, Give feedback, Expect error, Structure complex choice の6原則を表す。

 一例として、危ないと思われ警告も多かったが、儲かるため売れたサブプライム・ローンとその証券化商品を例示がある。しかし、これがNudgeで防止できたとは思えない。というのも「儲けよう!」というアニマル・スピリッツは「ひじでつつく」ぐらいでは止まらない。その反対に日常的で常識の働く状況なら将来のため年金の天引きのDefault方式は有用だ。また、選択肢が多すぎる場合は「選択の科学」( http://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/c85d72965dd34025edc9596e3325f01f )で証明されている。Nudgeよりも科学的な理論の確立が重要だ。

 Nudgeは間違わないような誘導などの簡単な手法のみ(天引き、騙されない常識(元本保証の高利回りはないなど)、小便器の狙いマーク)などが有用だろう。なんでも防止できるというのこそ「思い上がり」でNudgeが必要だ。(父親も干渉しすぎると、子供がグレたり、ゆがんだり、反発したり、無視したりがあるのと、そこそこ大人になれば言うことなど聞かなくなる)

更にNudgeがNudgeを呼ぶ。金融工学で、証券化がその派生商品で証券化を自己複雑化に、オプションは、更にそのオプションを組み立てるという自己複雑化のメカニズムがあるのではないか。

昔の行動経済学でやっと読んだが、今なら古い。

なお、約10年サイクルの株の破綻はそろそろだろう。仕組み利益を得る奴らがうごめける状況だ。大体、不動産取引のCapが2%台とは異常だ。利確に動くべき時だ。

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江戸堀木田(大阪):肉カレーうどんだけ(白ごはんをつけない)を初めて

2017-05-26 04:23:51 | 食べ歩き

 絵を置いてもらっているため、夏の絵(愛宕山と鳥居形に桂川)を差替えに口開けの客となる。女性スタッフと二人で、肉カレーうどんと醤油うどん(さすがは地元がうどんに詳しい)にする。

差し替え前: http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/saganokakitoinekariinaho_1.jpg 

今回分: http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/atagosanntotoriigatakaturagawa.jpg 

 カレーうどんに白ごはんをつけないのはダイエットのため。麺をすすりながら、柄杓でカレー汁を飲む作法にする。なかなか面白い。

 やはりご飯も欲しいが、おじやうどんみたいなのがあると良いな。

 今回も、おでんや海老天をおまけでもらった

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還暦を迎えました

2017-05-25 04:27:38 | 京都

 気が付けば60歳、いろいろ楽しんで来ました。感謝で一杯です。とくに家族と友人には。

 これからはゆったり、ゆっくり体を労わりながら。暴飲暴食暴眠は避けるようにしよう。

 これからもどうぞ宜しくお願い致します。

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右足親指が痛風になりました

2017-05-24 04:26:43 | 京都

 テニスの踏込みで親指の爪が割れているが、第一関節が腫れて痛い。これは爪からの細菌での腫れかと思って医者に行くと、皮膚科で「痛風では」、内科に行くと「痛風でしょう、薬はありません、水を飲んでください」とかかりつけ医から。

 熱を持ってなかなか痛いし、足の裏も痛く歩けない。土日は酒も飲まず大人しくすると、愚妻が「人の言うことをきかんからや~」悔しい。どうにか二日で回復。

 考えれば、会食で痛飲、テニスに自転車・登山、こってりラーメンやレバニラをうまいうまいとたらふく食べると、酒、運動、肥満が揃う。

 還暦前に、思っているほど体はついてこないと分かりました

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燁(大阪 淀屋橋):もうすこし胡麻の旨みが欲しい鯛茶漬け

2017-05-23 04:22:41 | 食べ歩き

 1階のカウンターに、鯛茶漬け定食は1,000円。鯛は切り出した薄目が5切れ。胡麻ダレは味噌大目の黒いもの。ぶぶあられがあり、出汁、海苔と山葵が少量。ご飯はお代わりできる。日野菜、甘酢蕪など。水菜の煮びたしと鰹の角煮がつく。

 出汁が薄目で、胡麻ダレに胡麻が効いていないため平板なお味。上品であるが、力がないといった印象。

 淀屋橋駅から近いし二日酔いのお昼には好適とおもう

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風邪をひいて、雨の土曜日を過ごす

2017-05-22 04:25:00 | 趣味

 還暦前で、珍しく扁桃腺が腫れて高熱と寒気。会社も休んで休養。土曜日はテニスと思ったら大雨。愚妻によると連休中に活動しすぎた反動と笑われる。

 雨のなか、愚妻も東京出張でいないため音楽と読書三昧。Bill Evans:Some Other Timeなど朝からしみじみ聴く。Dynaudio Focus 340が鳴る鳴る。

 たまにはゆったりも良いが、大田神社の杜若が見られず残念

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牛銀(三重 松阪):あっさり塩でヒレの網焼きを堪能

2017-05-21 04:17:40 | 食べ歩き

 早い夕食にした。待たずに2階の座敷。明治の建物で、欄間は縦格子で換気対策か。ガラスの出窓が料理屋風。初代は銀蔵で米久(高村高太郎の「米久の晩餐」で高名: http://www.haizara.net/~kirita/unite/sake23.html )で牛鍋を修行、松阪で牛鍋と牛丼を売り始めるとある。これから牛銀になったようだ。

 東京の牛鍋は割り下で煮る。要は濃いだし汁で煮る鍋物だった。その延長が牛丼で、この頃は鶏鍋と親子丼など丼物の展開があった。関西は割り下を使わない、「焼く」すき焼きだ。松阪でも大本の但馬牛の外来種との交雑( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E6%AF%9B%E5%92%8C%E7%A8%AE )により 肉の品質向上と脂身の混入があり、すき焼き鍋(東京の牛鍋スタイル)でザラメと醤油に肉を焼く方式に変化したと推察される。ちょうどこれは牛銀が東京の勧業博覧会(パンフにある内国博覧会は間違い、大正にはない)は1922年の平和記念東京博覧会( http://www.geocities.jp/ramopcommand/page009.html )であろうと思わる。つまりは、国際的な牛の交雑で品種改良が進み、調理の仕方も変わり、さらに地元での肥育が善循環として起こり今の「松阪牛」につながったと思われる。

 なぜか、飛びぬけて高いがあっさりのヒレの網焼き(150g 3枚)にする。仲居が炭の用意。野菜は玉葱、椎茸、白葱、ピーマンをポン酢(一味もあり)で3回に分けて肉と合わせて食べる。焼いた野菜で特に面白くない、ポン酢は濃いめのお味で九条葱の小口がたくさん。

 ヒレ肉は1㎝足らずの厚さで、炭の外周においてじっくり両面を焼く。伯方の塩で食べるのを勧められ、これは良いと思った。肉の味があっさりとして濃厚なお味が追いかける。2枚目は塩だれ(柚子胡椒入り)にした。これもしっとりして楽しめる。3枚目はやはり塩でゆったり食べる。これで充分な量だ。

 ご飯には合わないお味だ。ビールも進まない、お茶で食べたのが最も良かった。ご飯を食べるならすき焼きだろう。

 二人で3万6千円は高いが、損をしたとも思わない。ニュー・ヨークで熟成の赤身を食べても同じくらいの値段だ。和田金の溜まり醤油のタレの網焼きよりも軽くて良い。しかし、三宮の みやす と同じくらいの値段でありお値打ち価格ではない。最近の脂沢山のマーブル・ビーフではなく、チャー・ブロイリングで後味も爽やかだ。

 仲居と楽しく話して写真を撮るのを忘れた、次は隣の牛銀の洋食に行こう。ハヤシ・ライスが美味しそうだ

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元気にテニス、足が復活

2017-05-20 04:21:30 | 趣味

 一時は立ち上がるのと、階段を下りるのにも苦難の道だった。火曜の愛宕山登山から復活し、土曜には元気にテニス。

 体がなまっていて腰の回転がいま一つ。念入りにスライス・サービスをフォア、バック、ボディに打ち分ける練習を。ストロークでは振り切りがいま一つ、特にバックが悪い。太腿は踏ん張れるが、登山で痛めたふくらはぎが弱い。

 試合で、ストロークは強いが、ボレーに足がとろく踏み込めない。風の強い中、最後にスライス系斜め回転変化サービス(追い風、向い風でも落ちて安心)が全部決まり面目を保つ。

 登山の下りは恐ろしいと分かった、テニスが楽だ。自転車もやらな。。。。

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中義水産(三重 賢島):常設の海の家みたいな荒っぽさ

2017-05-19 04:16:36 | 食べ歩き

 賢島駅の近く。ガイドブックに載っていたため訪問。角のお店は常設の海の家みたい。サービスはおおらかというかおおまか。

 カキフライ(650円)小さく身が固い、付け合わせが漬物、筍、マカロニ・サラダ。烏賊の身(500円)は鉄板で焼きハサミで切る。焼きおにぎり(150円)は冷凍か、漬物が多い。チューハイ(300円)は缶でググラスも出る。

 なんか安いといえば安いが、屋台みたいなお味。ラーメンが人気だった

 この先に船の海鮮バーベキューなどもあり人気だった。賢島のリゾートはクルーズ、水族館だよりと思った。三崎漁港のようなお店が欲しい

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大田神社の咲き掛け杜若から下鴨の旧三井家下鴨別邸を拝観

2017-05-18 04:20:10 | 京都

 子供の日は快晴。Allegretta(スポルティーフ 23C)に乗って大田神社に。お目当ての杜若は惜しくも、数本咲いているのみ。三角のつぼみが多い。長野から夜行で来訪した方は、落胆の御様子、平安神宮にも杜若はあるとご助言。

 加茂街道はニレ科の大木の並木新緑が綺麗で走っていて楽しい。下鴨神社は前日に斎王代の禊などあったようだ。

先日、松阪で三井家発祥の地を見た。( http://www.mitsuipr.com/about/facility/matsuzaka.html )、その二日後にたまたま下鴨神社を走り、旧三井家下鴨別邸( http://kyokanko.or.jp/mitsuike/ )に入館した。(410円)。所有は国で改修費用は不明とのこと、運営は京都市文化財公開施設運営管理事業受託コンソーシアム【構成団体】公益社団法人京都市観光協会/賀茂御祖神社(下鴨神社)/三井不動産レジデンシャルサービス関西株式会社/株式会社曽根造園とある。修復や管理のコンソーシアムと思われる。

 京都の本宅は油小路出水にあったそうだ。店は室町二条( http://www.mitsuipr.com/about/facility/teien.html )。

この別邸は3階に望楼があり、西本願寺飛雲閣に似る。( https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=4&ManageCode=1000059 )

 主屋は明治期で木屋町三条上るからの移築、茶室は江戸期でもともとあったと聞く。庭は心字池があるが、三尊石や鶴亀島などもなく、石や燈籠が撤去されたようだ。

 一時、隣接の家庭裁判所の官舎としても利用されたため、オリジナルが良く分からないとも聞いた。なお、外側はガラスであり大正に近い建築様式だ。建具と畳は京町屋と同じモジュール。しかし、便所は水洗、風呂は増築しガスのようなどアドリブが効いている。

 大木が多くなごめる。これはお勧めのスポットで和んでいられる。(後記:「三井のあゆみ」を読んだが、商売、立地の選定と周辺の商業クラスター形成と消費分析、および地図に欠けており、さらに事業拡大、時代別の政策・経済との対比も少なく、平板な著述だ、まとめの地図・年代表・関連会社・重要人物の年表が望まれる)

 2階と3階は特別な時期でないと公開していない。しかし、茶室と2階は貸出もしている。重要文化財でも使わない手はない。

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あくた川(京都 今出川):連休も学生が多い

2017-05-17 04:15:20 | 食べ歩き

 連休の平日を休み、片付けにかかる。お昼は、若い力みなぎるあくた川に開店30分前から並ぶと先頭に。大体、15分前から増える。

 並の麺半分、固め、薄目、脂無しにご飯とキャベツで800円。まずは、胡麻を大量に欠け、胡椒も入れてから麺を味わう。そのうち、角切りのサービスチャーシューが回されるため、その後はチャーシューとホウレンソウ・キャベツでご飯を食べる。(漬物抜き)最後の方に、ニンニクを入れて変化を付ける。最後に、煮卵はご飯の上に、黄身だけのせ豆板醤すこしと海苔で包んで食べるのが締め。

 なかなか楽しい

 子供の日も訪問。並の麺半分、固め、薄目、脂無しにご飯とキャベツで800円は同じ。なぜかお腹が一杯で食べ進まない。体育会らしき学生(就活予定だそうだ)が機関車のようにご飯を食べるのはたくましい。(確か獅子文六のエッセイにカレーライスで同じ表現があったような)

 平均年齢が若く、店主も若く、熱気あるお店だ。

 早稲田のオトボケでジャンジャン焼きに大盛ご飯や、今はないえぞ菊のヤングラーメンという大盛を思い出す

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