都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

色彩がわかれば絵画がわかる(布施英利):分かり難く、体系的ではない

2014-02-28 05:53:56 | 趣味
 東京藝術大学の学術博士第一号との経歴だが、文章、内容とも難がある。まずは、加法混色(光)と減法混色(絵具)の違いが明解でなく、この2つの関係も明解に示していないため論拠の基礎が弱い。このサイトを熟読するのが分かり易い( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2 ) 特にP22において減法混色なのに「赤と緑を混ぜると、黄色になります」は間違いだ。出版に値するのだろうかと疑念を抱く。P34は光の加法混色を述べているが、この図示なら一見して分かる。( http://tomari.org/main/applets/iro/gen.html )

 その他も散漫な内容であるが知見として
・点描は光の混合、目の中で混色
・面色の事例はフォンタナの切り裂き
・ゴッホの「烏のいる麦畑」のモノクロとカラーの対比は奥行感が違う(前に出る色、後退する色の実例)
・へリングの4原色の四角→これは面白い
・イッテンの色相環→着想が良い

 とてもではないがお薦めできない、出版に値すると思えない


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大勝軒(京都駅 京都拉麺小路):東京ラーメンはインスタントのお味 

2014-02-27 05:49:11 | 食べ歩き
 久々に訪問。東京ラーメンは780円で麺は220gとある。スープは魚介風味だがいかんせん薄いお味でボディがない。胡椒がきつく感じるくらいのお味だ。麺は少ない、160gくらいか。メンマは薄く甘い、チャーシューは薄い、白葱は青いところまで乱雑に切ってある。
 これは大勝軒の名前が泣くお味だ。東池袋に並んでテレビ下でチャーシューメンを楽しんだ思い出と違い過ぎる。

東池袋系の ごとう や べんてん のお味の足元にも及ばないが、値段は並んでいる。あんまりだ


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自転車道の整備は、路側帯の見直しが必要:危険は駐車の車の追い越し

2014-02-26 05:46:56 | 都市計画
 自転車は歩道の邪魔者扱いだ。今回、路側帯での左側通行が施行されたが、洛中では未だに右側通行の(特に子供を乗せる自転車でのご婦人)が多い。注意するだけ無駄と分かった。閑話休題。

 自転車で烏丸通りを走ると、駐停車の車が多いため追い越し(車の右側にはみ出し抜く)をせざるを得ないがこのとき
①後ろを一度見ないと後ろから追突の危険性がある
②駐停車の左側座席を注意しないと急にドアが開く危険性がある

 ならば安全な歩道を走るということになる。特に、バス路線ではバスは幅が広く危険だ。しかも自転車と平均速度が同じ、排気ガスは臭う、運転手は自転車に配慮がない、しかも歩道側は乗り降りの客で通れないなど課題が山積みだ。タクシーも同じで、左側に大きくドアが開く、客待ちの列で駐車が長く続くなどこれも同じだ。

 停車中の車のドアが開き、自転車が跳ね飛ばされ、後ろの車に轢かれて死亡するという、京都市立嘉楽中教諭田中智絵さん(28)の痛ましい事故も記憶に新しい。( http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/01/29/kiji/K20110129000149140.html )
 
 解決策としては、路側帯の一部を自転車専用とすること、車道との間に区切りを設け駐停車できない構造にすることがある。しかも、路側帯はL字側溝とアスファルトの継ぎ目、排水口(グレーチング)などあり走りにくいうえ、タイヤをとられたり、落ちたりする。道路の構造も見直す必要がある。

 この場合、タクシー、バス、荷卸しで自転車道を横切る場合があるが、自転車道を横切る場合は互いに配慮する規制が必要だ。乗り降りの箇所を指定して注意を喚起するのも手だ。

 今までは横断歩道橋が代表だが、自動車通行のために歩行者が配慮するという産業優先の政策であった。日本は歩ける街でもあるから、自動車の利便性を落としてでも自転車を安全に走らせる道路が必要だ。その結果、歩道は高齢者も安全にゆったり歩ける。

 なお、自転車のマナーはとても悪い。左側通行を守らない、無燈(私は見えるからライトをつけないという言い分が多いが、他の人に示すためのものだ、他人への思いやりだ)、ヘッドフオンや携帯使用などが三悪だろう。

 オランダの自転車道を歩くとリンリンとベルで追い出された経験があるが、そこまでやらなくても安全に自転車が大通りを走れるようになると良いな


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スエヒロ新梅田食道街(大阪 梅田):カキフライは期待外れ

2014-02-25 07:19:45 | 食べ歩き
 最近、ご無沙汰なカキフライ探検隊、東梅田のアラカルトも移転し、艸場も閉店であり近場のスエヒロに。カキフライは小さいのが6個で1,500円、ランチはスープとご飯がつく。ラードで揚げてあるが、特に美味しさがない。スープはレトロなポタージュで胡椒がないのが残念。ガルニはキャベツの千切りにオーロラ・ドレッシング、キュウリとトマトがお供。タルタル・ソースはやや細かい系だが味が薄い。ご飯も少ない。

 これで1,500円(単品)は高い。シルバー層の利用が多い。歴史あるレストランで、日替わりは850円とお得、ハンバーグの注文も多い。

 カキフライは京都の葵や堺筋本町のフジヤの牡蠣が小さくさっくり軽やか系、煉瓦亭や香味屋など古典洋食系、銀座のとんきや三洲屋など衣がしっかり揚げ切りも良い東京揚げ物系、複数の牡蠣をまとめてボリュームを出す新地の竹井のような大型系などに分かれるように思う。

 次は駅前大ビルのぶどう亭でも行って牡蠣スペシャルセット(980円)で大盛りご飯、お替りスープで和もうかな


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御堂筋の三菱東京UFJ銀行を建替え107mのビルにするのは景観保全から問題、大阪の良さをなくす

2014-02-24 05:58:51 | 都市計画
 またも橋下市制の愚策としか言いようがない。まずは御堂筋の歴史( http://www.midosuji.biz/intro/history.html )と景観保全の意見・論文( http://aosawa.wordpress.com/ )をお読み頂きたい。  当方は都市経営の観点から意見を述べる、要旨は: ①大阪の都市間競争力は東京に劣る・オフィス集積は300万坪で東京の四分の一で集積効果、誘因力が不足・新規需要(Net Absorption)は低迷 ②梅田・新大阪などJRのターミナルや東京との利便性のある立地が評価・大阪本社の流出、東京の支店・支社の立地、開発も進み、新規ビルが多い・大阪は東京と2大都市から「地方都市の中で一番大きなもの」と変容 ③旧来の大阪都心の本町は住宅の街に変容・大手繊維商社(伊藤忠、丸紅、瀧定 など)が本町から移転(予定)・本社跡はタワー・マンション開発が進む(オフィス賃料の低下と相対的マンション賃料の優位性)  以上は現在論文「大阪のオフィスセンターⅡ」でまとめつつあるが、その中で、御堂筋に大型ビルを作れば活性化するというものではない。むしろ ①御堂筋の景観を保全する ②御堂筋に面してマンションもつくり職住商業の混在のモール化を図る ③自動車交通より自転車・歩行者の優先とする(現在も歩道で自転車同士や歩行者との事故が多い、側道の自転車道化はどうなっているのか?)  開発すればエリアが活性化するというのは間違いだ。大阪市は、南港でWTC+ATC、時空館、再開発で阿倍野、土地信託で弁天町、オスカードリーム、霞町の車庫などで痛いレッスンをしたはずだ。  しかも最近の大阪市の大型開発は2002年の都市再生特別措置法による都市再生特別地区( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%B8%82%E5%86%8D%E7%94%9F%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%9C%B0%E5%8C%BA ) によるものが多い。(http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku/toshichiikisaisei/kinkyuseibi.html )( http://www.investosaka.jp/development/area.html#box03 ) 1,700%という容積率が上限の様だが、今回の開発もその程度になるとしたら、今後は「御堂筋の壁」ができてゆくことになる。その背後にはタワー・マンションというのはオフィスとして梅田や新大阪に対抗できるだろうか、また住宅環境として神戸や京都に比肩するだろうか。その一方、梅田一丁目地区 「大阪神ビル&新阪急ビル」の建て替えもあり梅田の集積はますます上がる。都市として大阪の各エリア(当方はオフィスセンターと名付けた http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/oosaka%20ofice%20centers.pdf )のマクロ的な管理がない。更に成長のみの戦略は景観とトレード・オフの場合が多い。京都市などはダウン・ゾーニングで景観保全を図りアメニティ(景観・歴史などの癒し系の要素を、無味乾燥な近代社会生活に対する補完としたのが起こり)充実により観光産業や住宅の価値を上げた。 開発の量に拘るより、都市の質を高める時代だ、さらに言うと下手な開発はお荷物になるだけとい大阪市の習ったレッスン(Lesson Learned)を思い出そう。マイクロな開発効果よりマクロな政策の欠如が続いている。 「かつて大阪に御堂筋のオフィス街が統一された景観で憧れだった」となるのだろうか
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ニューハマヤ 北浜で宴会:10人で大騒ぎ

2014-02-23 07:47:44 | 食べ歩き
 ディナーは洋食のニューハマヤ 北浜の2階。10人でヱビス・ビールと25度の旨い焼酎で盛り上がる。はじめは口取りが出た、次にとても美味しいよこわのタタキが出て奪い合いになった。その後、ソーセージと抜群に旨い鶏のから揚げで2時間。

 大変好評であった。貸切りに近いため大騒ぎになって楽しかった。おかげでご主人にニューハマヤの秘密を聞き損ねた


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ソチ・オリンピックの感想と浅田真央さんへの賞賛

2014-02-22 06:30:43 | 趣味
 冬季オリンピックとは雪と氷が舞台というが、順位づけを見ていると計測もの(距離、時間、得点 など)と評価もの(技の評価、審美 など)に大別される。
計測ものは歩合営業に通じるところがあり、成績を上げれば給与が上がる仕組みに似ている。評価ものは管理職の人事評価に似ていて、人材育成、組織管理、プロジェクト達成 など項目が多く、配分も決まっているようでいて、多人数で合議し派閥のバイアスもかかるのと似ている。どうも分かり難いうえ、毎年変わるのも同じだ。
今回は評価ものにロシアン・バイアスがあったのかも知れない。それとも今までの歴史がバイアスを蓄積させたのかもと思った。

浅田真央は自分のスケート技術を貫いた。評価を狙うのではなく自己表現であり、力強い「職人」の生き方だ。他のスケーターは評価狙いでそつなくまとまっているが、浅田真央はテクニックの披露だ。感心した、なんといういさぎの良さだ。
SPでは出場前から体が丸まり前かがみだった。これはあかんなと思った。FSでは開き直っていたのか伸び伸びしていた。
チームの運営など、ストレス回避の方策としてスポーツ心理学の参加などあれば良かったと悔やむ。期待の圧力をかければ成績が出るのは根性営業や体育会系発想だ。ぎりぎりのところで、たった一回の勝負にかけるトップレベルの選手には逆効果だ。むしろ、リラックスしてメンタルの負荷を減らし楽天的に向かわせないと、失敗を恐れる悪循環になりがちだ。
上村愛子さんも自分のスキーを貫いた。カッコいい滑りだ。確かに納得いかない評価だった。

葛西選手がご褒美にジェットはビジネス・クラスとあった。トップの選手でさえエコノミー・クラスというのは情けない。日本の代表としての参加ならもっと厚遇すべきだ。エコノミー・クラスで疲れさせ、その上、「メダル」を期待とか言うのはどうもおかしい。また、選手の選定や育成についても各団体が充分機能しているとは思えない。柔道や相撲の前近代的な団体の運営が問題視されたのもついこの間だ。スノー・ボードの成績が出たのはスポンサーと個人で契約しておりしがらみの少ないからではないか。
 国家プロジェクトとしての資金支援と、しがらみや利権をほどいての団体運営、奨学金での育成や旅費など経費の負担が望まれる。つまりは、「メダル」が国家として欲しいなら、国民も応分の負担をすべきと考える。税金控除の寄付なども良いと思う。

 得ることの多いオリンピック観戦だった、国民的支援があり素直な人格で技術のある浅田真央さんには今後、後進の指導、団体の運営にご尽力頂きたいものだ


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伊佐夫(京都 北大路):新作の羅臼昆布帆立出汁TEN麺は絶妙

2014-02-21 06:01:53 | 食べ歩き
 一般のラーメンではない。塩味で吸い物の出汁のようで鰹節も載る。麺は平べったく滑らかで旨みがある。鶏のチャーシュー、赤蕪の千切り、牛蒡の煮たのの銀杏切りが載る。

 食べたあと爽快感がある。ラーメンではない。伊佐夫のそばだ。塩は好まないがここのは美味しい。


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大阪の地下鉄のマナーについて

2014-02-20 03:27:35 | 都市生活
 かつてから大阪は「民度が低い」、「並ばない」と言われたが、最近は地下鉄に並ぶ。しかし東京の大混雑に比べては混まないためか下記の問題がある(区間は特に梅田から本町までの観察)

①次の出口前の扉なら発車前まで待って最後に入ろうとする
 これは、独自だ。混まないから最後に割り込んでも乗れるという経験則から来るものだろう。おかげで発車がちょっと遅れる。

②肩掛けカバン、リュックも手に持ち替えず入ってくる
 最近、スマート・フォンをいじるために両手を空けるため手提げが流行らない傾向にあると思う。しかし、大きな肩掛けカバン(女性だと両方も多い)はまるでアメフトの選手のようだ。(本屋の通路で後ろから、荷物を両側に当てながら歩く手合いだ)大きな荷物で何が入っているのか、スーツの肩が痛まないか、ビジネスの訪問の場合もどうしているのか謎だが、迷惑だ。
 更なる迷惑はリュックだ。若者IT系は大体リュックからイヤホンが伸びている。おじ様系は必ずウオーキング・シューズと合わせている。どちらもリュックが、体を回すときに周辺に迷惑だし、混雑ならさらに奥行きを取る。手提げのカバンが混雑向きなのは断面積の小さい足の部分におけるからだ。リュックはもっとも断面積の大きい胸の後ろにあり邪魔度合いが高い。

③多く降りる扉でも一旦降りない
 これは思いやりが欠けているとしか言いようがない。最近はスマート・フォンのゲームに熱中している輩も多いが(ちっともスマートではない)

 大阪地下鉄の車両やトイレは綺麗になったが、次はマナーに着目してはどうだろうか。おもてなしの東京に負けないMICE狙いなら、こてこての大阪だけでは不充分だ。

 なお、肩掛けやリュックが多いのは両手操作のスマート・フォンの普及にも関連があるだろう。阪急の携帯禁止車両でも、我慢できないのか隠しながら操作している「中毒者」が見受けられる。今後は電波の入らない車両がサービスになるかも知れない。(そうなるとゲームが流行るだけだろうか)本を読まんと知識はないぞ。

なのに、落し物があると駆けつけ渡すのが大阪だ


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ますむら(京都 一乗寺):カキフライはレトロで少ない

2014-02-19 05:36:37 | 食べ歩き
 ご高齢の夫婦が営む洋食。カキフライ850円にする。味噌汁でなくスープにしたが、古めかしいポタージュで丁寧にクリームを垂らす。カキフライは4個(本当ですぜ)、ご飯は少し。カキフライは衣をつけてからフライパンの油に結構長く入れるが、カラリとしており、中も半生で、しかも衣がはがれない逸品。熟練の技としか言いようがない。磯の香もあり旨いが少ない。
漬物は蕪と白菜に昆布の効いた美味しいもの。タルタル・ソースはオーロラ・ソースであまりあわない。キャベツなどのガルニ。

 量が少ない。ついでにハンバーグでも頼むべきだった。

 時間が止まったようなお店で好きだ


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野村勘治庭園シリーズ第2回『桂離宮を読む』:参観が楽しくなる

2014-02-18 06:31:53 | 京都
 会費は2千円だが、値打ちのある講演、野村さんは元気だ。庭園学会は知り合いもいないため気楽だ。講演は2部構成で桂離宮の設計コンセプトや歴史の背景と、スライドを用いた設計説明。

1.桂離宮の背景
 桂離宮は源氏物語の澪標、松風を下敷きに住吉や松琴亭ができたのではないかという解説。また、白楽天の詩にある杭州、香爐峰、西湖の風景(桂川、東山と比叡山など)に桂離宮は似ているとのこと。月波楼の命名もこの流れのようだ、しかも中国らしき船の絵もある。七重石塔も同じ。橋の重なりも同じ。
 さらに、智仁親王(と豊臣)、智忠親王(徳川 前田家)、後水尾天皇(徳川 東福門院)のつながりと桂に能力を発揮した背景の分析があった。

2.設計説明
 こちらの方がずっと分かり易く楽しい。着目すべきは建物からの視点で庭を捉えていること。また、見返して設計意図を探っていることにある。何十回も桂離宮に参観したが初めての指摘が多く、感心した。
羅列すると
・垣根:笹垣(桂垣)、穂垣、木賊垣
・付近に多い竹は洪水から守るため→「下桂瓜畑のかろき茶屋」はどうしてか?
・小堀遠州の作ではないが、弟子たちが作った遠州のエッセンスがある

・暗明、開閉、斜め、動線のあまり(余分を打つ)、分節(真の飛び石は八条宮にならってか8つに分節)
・誘導は飛び石、高い飛び石は眺めを示唆、色が違っり高くなっている石も。曲がりの反対方向にも遊び
・くの字の動線、外した石は照明や遊び
・くの字の石は遠州好み
・石は隅でつながる、ルート限定と見た目の変化、角違え、市松模様も同じく角がつながる
・延段はビスタの示唆、建築の方向性

・御幸道を出る方向には比叡山
・鼓の滝は音が響くように石で囲み石橋も
・外腰掛の大石は高貴な方の位置を示すため段々高くなっている、手前には門があった
・松琴亭への飛び石が上がり、水平になるところが外路地と内路地の境界、主はここで待つ
・山手の道と海の道があり、山手の道が交差するところから三光燈籠に向かい橋が重なる

 桂離宮は仕掛けが多い、また参観が楽しくなる


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麺屋はなぶさ(大阪 堺筋本町):塩ラーメンも旨味が厚く美味しい

2014-02-17 05:57:02 | 食べ歩き
 塩ラーメンは塩っぱいのが多くて苦手だが、ここのは塩っぱさも控えめで出汁の厚みのある旨さで、しかも650円と醤油と値段も変わらない。チャーメン丼の小は醤油味であり、塩味のスープが合いの手に良い。

 麺もやさしいお味、和めるラーメンで食後もすっきりしている


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スーパー・トゥィーターの置き方で音が変わる

2014-02-16 07:09:28 | 趣味
 ディナウディオにパイオニアのPT-RⅡをコンデンサー(0.33μ)でつないでいる。この前とある方が、「無いほうが良い」とのことで、置き方を見直した。もともとはCDの超広域に不満があり音場効果を狙ってつけている。
 今までは耳の高さを狙うよう1円玉を後ろに3枚敷いていたが、これをなくし、しっかりベースの上に置くと刺激音の成分がなくなりしっとりした音になった。1円玉の共振や接地が線と点であると、ぐらぐらして刺激音になるのだろう。超広域でも置き方で音が変わると分かった。なお、トゥィーターのみで鳴らすと意外に低域まで出ているのもわかる。

 友人のお陰でしなやかな弦の音が楽しめるようになった


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うどん魂一筋うだま梅田店:肉うどんは好みにあわない

2014-02-15 08:02:54 | 食べ歩き
「現在大人気急上昇中の和牛カレーうどん」とホームページのトップにあった。早速訪問してすぐに「カレーうどんとご飯」と言うと「メニューを見ろ」との返答。確かにカレーうどんはない。(休日のみらしい、それなら説明があると親切だ)カレーのイメージで来ておりうどんの四国でもと思ったが座ったものはしょうがない。やむなく和牛焼肉うどん(別皿)820円を。

うどんは太めで腰がない。出汁も塩っぱい。満濃池の長田みたいなお味。和牛と葱をフライパンで醤油ダレを加え炒めたものは塩っぱい、肉は固く旨味がない。葱は焦げている。うどんに入れて食べてみたら味が薄まるかと思ったら出汁が更に塩っぱくなった。。出汁に昆布のうまみの厚みがなく節系と醤油が勝っている。お肉を入れるなら昆布の出汁でさっと煮て、繊切の九条葱を入れると相性が良いかもしれない。
変化をつけるべく七味や天かすを入れたが改善されない。恐らくはぶっかけにあうお味なのだろう。かけうどん系が好きには向かないお店かもしれない

どうにか食べたが、一食の楽しさ、旨さを逃した感じだ


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マッキンゼー The Firm(ダフ・マクドナルド):ビジネス・コンサルティングとMBA、CEO、Alumniの相互利益

2014-02-14 05:15:55 | マクロ経済
 設立から現在に至るまでMD(Managing Director  代表のこと)毎に取り纏めてある。素人ハーバードのMBAが熱意で課題解決をするが、結果は問われたことがないというのが特徴だ。次に、CEOに安心感とお墨付きを与え、成果よりもCEOのマッキンゼー卒業組(Alumni:一般では卒業生であるが、特にマッキンゼー卒業者に使われる)The Firm (会社の中の会社)であり、MBAの就職で一番人気を誇った。
 競合にはボストン近郊のADL、BCGや会計事務所がある。マッキンゼーは会社の中に優秀人材でTask Forceを作り、共同でコンサルを進めるケースもある。つまりは会社内部との共同作業であり、他社に機密が漏れるとか、廊下をあるいて経営情報や内部情報を集められるということもある。

 当方はプロジェクト・マネージメントなら自信があるが、ビジネス・コンサルティングは全く知恵がない。ハーバードのMBAは押し出しが強く、見た目も良いから確かに「好かれる」「外観の良い・背が高い」人材を求めるマッキンゼー向きだ。特にUp or Out(昇進なくば去れ)は体育会系の発想でまさにクォーター・バック育成志向だ。つまりは、見かけも良くて人当たりが良く頭が切れ、いかなる時でも対処できる司令塔というのが理想なのだろう。(比べて、日本では野球の監督志向が強いと思う。専門職の人材活用が組織運営に似ているからだろうか)
 
 マッキンゼーには「経営課題は解決するが、自ら手を下す人間的要素がない」とあり、「リストラ志向」とある。「Mフォーム」は有名な事業部制でMITのSloanも関連しているがマッキンゼーの十八番だ。

 その後、1980年代、日本の隆盛とアメリカ製造業危機の折、戦略志向と専門家育成で脚光を浴びたのが大前研一だ(日立製作所からMITの博士、日本支社長時代はアラン・カントローが補佐)。その後7S(Skill, Stuff, Style, System, Structure, Shared Value, Strategy :当たり前といえばそれまで)フレーム・ワークもあった。

 エンロン事件などでは元MDの逮捕もあったが、まったくマッキンゼーの業績は悪化しなかった。とんがった専門人材を採用し昇格させる方針に変わった。中国などにも進出。しかし、金融系やグーグルに人気で劣り始めた。

 優秀ならコンサルというのはいかにもアメリカ的だ。日本なら大手企業に入り「役員」を目指せだろう。生産とコンサルの分離、CEOの知恵袋と内部昇格の違いを感じる。しかも、コンサルの効果が短期志向であり、間違ったコンサル指導も多いとなると首をかしげるが、隆盛が続くのは「老舗」で「同窓」が多いためかと思う。つまり、アメリカは言われる程自由と平等の国ではなく、経営層が牛耳る利権社会の側面もある。

 読みにくいが一読を薦める


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