都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

賀茂川でドローイング

2010-04-30 18:18:04 | 趣味

 快晴の朝、前田珈琲でトーストとストロング・コーヒー(500円)を楽しんでからゆったりと上賀茂神社の上に行く。船形と堰、そして菜の花を描く。朝の太陽の方向は良く、船形も綺麗だが気温が上がらない。川縁の石の上に座ると寒い寒い。2時間半でインキングまで終えて、冷え切ったのと休憩に近くの中華のサカイ みその橋店へ。(ハイライト食堂でも良かったのだが)ホイコーロー定食(800円、金曜日は50円割引)が美味しい。ハムかチャーシューの冷やし中華が人気だ。<o:p></o:p>

 色鉛筆と透明水彩で仕上げる。日が翳ってしまって、色がすっきり来ない。どうにか描きあげたら疲れがあるし寒い。<o:p></o:p>

なお、菜の花は、正しくは外来種のセイヨウカラシナとのこと。<o:p></o:p>

用事を片付けて、今度は、表現(Expression)ではなくて鑑賞(Impression)と思い、京都博物館に長谷川等伯を観に走る。50分待ち。夕方からが空いているとのこと。出直す。ついつい近くのお好み焼の吉野で一杯と思ったが留まる。夕方から雨模様。明日はテニスだ。

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奈良を歩く:唐招提寺と二月堂を堪能

2010-04-29 19:44:16 | 趣味

 朝から所用で奈良へ。お昼で終わって五月晴の麗らかな陽の中を散策する。大仏殿の裏を通って二月堂へ。山の緑が京都より柔らかく、多彩な緑色がある。歩いていると蓮華畑もあり和む。奈良はおおらかで力強い風景と建物がある。結婚前はCR-Xに自転車を積んできて走ったのが懐かしい。今はしみじみと奈良の「力」と「美」が楽しい。<o:p></o:p>

 二月堂は建築的にも力強く、そこからの甍の連なり、緑との対比がたまらない。この風景と低い建物が奈良の良さだ。三好達治の「甃のうえ」を思い出した。<o:p></o:p>

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み寺の甍みどりにうるほひ <o:p></o:p>

廂々(ひさしひさし) <o:p></o:p>

風鐸のすがたしづかなれば<o:p></o:p>

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 分かりにくい近鉄を乗り換えて唐招提寺に。金堂は一番好きな建物だ。力強い。柱のエンタシス、重々しい軒、押えの鴟尾、正面7間、側面4間(うち1間は軒)の構成。甍がなんとも清潔で息を呑む迫力がある。日本画で瓦に落ちる雨跡を描いた福田平八郎(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E7%94%B0%E5%B9%B3%E5%85%AB%E9%83%8E )を思い出す。ふらふら楽しみました。奈良では、法隆寺と室生寺が好きで良く訪れました。春だし、明日香も良いなあ、おおらかさと歴史があります。<o:p></o:p>

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懐かしく、しみじみ楽しみました。<o:p></o:p>

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シチュー 2題 明治屋(ハーバーランド)と洋食のお店じゅんさい(一乗寺)

2010-04-28 23:18:13 | 食べ歩き

たまたま、2軒でシチューを。西洋料理明治屋 神戸中央亭はセットで3,000円。シチューは苦味と野菜のとろみが効いた正統派。お肉とジャガイモ、人参、シャンピニオン、ブロッコリーが入っている。肉はほろほろで旨味は少なくソースを絡める。ご飯も綺麗な盛り付けで美味しい。サラダは玉葱の入ったオレンジ色のドレッシングで、よく冷やされている。デザートはソルベとデミタス。モザイクの運河の景色はなかなか落ち着きます。 <o:p></o:p>

洋食のお店じゅんさいは国際会館のお店の親御さんお二人でやっている、何故か鉄道モデルと振り子の掛け時計の多いお店。ポップが色々。お職のシチュー1,300円を。ご飯とカップ・サラダ(!)、味噌スープ(だそうだ)、ソースぬぐい用のパン、ご飯が付く。トマト味のソースは旨味充分、お肉も脂が多い。下町風かな。ご飯は大分時間が経っていまひとつなお味。<o:p></o:p>

両方とも美味しい。このシリーズは続けたいが値段がなあ。(次は清水の みしな でもと思うが4,000円近くはなあ)<o:p></o:p>

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ジャズ喫茶論(マイク・モラスキー):実証的で深い対象・時代・利用者分析、簡潔な文章、

2010-04-27 20:06:08 | 趣味

Dynaudioでジャズを聴きながら書いています。 <o:p></o:p>

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筆者はアメリカ生まれだが、日本文学の博士号を持っているくらいなので、文章が上手く読みやすい。ジャズに関する著作もあるが未読だ。本作についてのヒアリング、分析、知見には驚嘆した。研究であり「若者文化におけるジャズ喫茶の『意味』の再考」が目的だ。文体はユーモラスであるが的確だ。<o:p></o:p>

 ジャズの「最新の音楽」としての分析に、「新たなる3K」があり「欠如・距離感・希少性」は卓越している。ライヴが欠如、本場からの距離、レコード・オーディオの欠如がである。いまや、ライヴは頻繁、アメリカはすぐ行けるし、デジタルのCDIpodで高音質がお手軽になった。昔は国鉄の初乗り30円の時代に輸入版で2,000円はした。<o:p></o:p>

 次に、ジャズ喫茶の歴史とジャズの変遷から、50年代「学校」(マスターは教師)、60年代「寺」(マスターをありがたく推し戴く)、70年代「スーパー」(フュージョンの流行とサービスへの転換)、80年代「博物館」と区分している。ジャズ喫茶では「演奏」されるのはLPであり、オーディオの重視とあるが、これは本当であった。当時のオーディオ雑誌にも「クラッシク向き」(タンノイなどイギリスが多い)と「ジャズ向き」(JBLAtecなどアメリカが多い)と分類され、ロックなどは歯牙にもかけられていなかった。また、レコードを「演奏」するというのも、まさにあり、「レコード演奏家探訪」という記事が今でもオーディオ雑誌にあるくらいだ。(LPはそれ位、お金と手間がかかり、専門知識も必要で、さらに音も大幅に変わる。それが楽しいという愛好家も多い)<o:p></o:p>

 ジャズ喫茶も「社交的(social)」と「私的(private)」に二分しているのは卓見だ。オーディオの発展はコンサートという社交を、一人で聴く私的行為にしたという分析には驚いた。まさにオーディオの本質で、手軽に、好きなとき、好きな音楽を、好きな音量と音質で聴けるのが特色だ。まさに音楽鑑賞革命だろう。古典音楽では、水平・垂直鑑賞(同じ音楽で指揮者を変えて聴く、同じ指揮者の同じ音楽の違う年代で聴くなども手軽にできる)もある。また音量・音質は大事でコンサートではホールや席により変化が大きい。<o:p></o:p>

 さらにジャズ喫茶を「内向型」と「外向型」と「水商売型」に分け、かつてのジャズ喫茶を会員制クラブのような「内向」とし、「外向」は「一見さん」歓迎でライヴ演奏、ミュージシャンとの親交、自らの演奏、社交的趣味を特色としている。最近はこの方向が伸びているようだ。また「水商売型」は色町に多いようだ。<o:p></o:p>

 ジャズ喫茶の「全盛期」は7072年で若者の諸闘争があり、(モダン)ジャズブームでフュージョンの前夜と時代分析をしている。まさに、この頃はなにか熱い時代であり、その荒々しさと概念重視がジャズに通じていた。<o:p></o:p>

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 読んでいて知的興奮がある。ジャズ喫茶の暗いなかのJBLのビッグウイング(ホーンレンズ)や蜂の巣、075の丸いリング・アルミ・ホーンを何故か思い出した。Dynaudioの音とはえらい違いだとしみじみ感じます。<o:p></o:p>

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スケッチをどこにするか賀茂川を

2010-04-26 19:50:21 | 趣味

 連休に賀茂川の菜の花を描こうとポイントを探す。朝早くから賀茂川と高野川を行ったり来たり。先ずは空いているうちにふたばで桜餅を。上の方で船形の見えるあたりが良さそうだ。五山シリーズにしようかな。<o:p></o:p>

 ふらふらと社家町を流して、大田神社の杜若の花は未だだが、葉が綺麗なので見とれる。サイクリングクラブが通りがかったなと思うとWindyの方々も。天ぷらサイクリングとのこと。お誘いもあったが午後の予定もありソロで賀茂川を下る。護岸の斜面とのとりあいや菜の花の描き方など、なかなか構図がまとまらない。<o:p></o:p>

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それにしても快晴で丁度よい気温。爽やか。<o:p></o:p>

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修学院離宮 寒い春

2010-04-25 06:56:39 | 京都

 「閑中自ずから忙あり」(「猫」より)で、展覧会にも桜にも行かず修学院離宮に。激しいテニスの後で、向かい風でもあり自転車が重い。土曜は久々だ。20人程で男女比は1:4位。観光で狙うなら女性だなと思った。ご案内は宮内庁のOBの方で、修学院離宮より御自身のお話が多いのはご愛嬌。<o:p></o:p>

 春の芽吹きがほこほこと柔らかい山の風景。棚田の菜の花、霞む西山。ゆったりと1時間半を過ごしました。お腹がすいたので帰りは、来る時に行列を見た高安へ。唐揚げセット950円を。そこそこ辛いニラをトングに3回大盛で入れ端切れのようなチャーシューとともに楽しむ。ご飯は少しで充分でした。唐揚げは1個食べきるのがせいぜい。唐揚げ2個は愚妻に持ち帰り好評でした。お値段は安く、満腹ですが、麺が博多ラーメンのようでもの足りない。次は難波の「千とせ」の肉吸いと大玉みたいに大盛ご飯と麺抜きはできないかな。<o:p></o:p>

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ルノ:ルノワール展 透明感、中庸

2010-04-24 07:43:15 | 芸術

 国立国際美術館(中ノ島)大阪の地下にある近代美術館で開催している。<o:p></o:p>

 ルノアールは高校時代から良く見ていた作家だ。国立近代美術館でも見た後、彫刻の庭で欅の緑の下仰向けに寝転がっていたのも思い出す。ボストン美術館、メトロポリタン、オルセーなども。人間としてはあまり進んでいないが感じ方は変わる。前は中期のまとまりのある作品が好きであったが、最近は後期の作品に生命の力を感じる。<o:p></o:p>

今回の目玉のIrene Cahen d'Anvers (イレーヌ嬢 当時8歳) は全盛期の作品で実物は見たことがない。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Mlle_Irene_Cahen_d%27Anvers.jpg )絵は素晴らしい肌の透明感と光、背景の明度の落とし方、髪の取り持つ中間の色合いが表現されている。晩年のガブリエルをモデルに描いた台形の体形、外の反射ではなく光が内からあふれ出出るような光、力強い赤も良い。見るものを安心させる画風だ。ゴッホの恐るべき没入とも違うし、セザンヌの冷静な抽象でもない。実にバランスが良い。<o:p></o:p>

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 それにしても語尾に使った「ルノ」はしゃれにしてもあんまりな感じがします。<o:p></o:p>

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 最近、等伯、若冲などの日本画の展覧会も多い。行かねば。(個人的にはルノワールよりルノアールの表記が好きです、なんとなくですが馴染みがあります。小説のノワールとかの表現が多いからでしょうか)<o:p></o:p>

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辰五郎のしょうが焼き(裏寺町):塩っぱい、なんで

2010-04-23 20:41:30 | 食べ歩き

 風邪気味なので用事のついでに四条河原町にしました。辰五郎はサラダと洋食の店で裏寺町にひっそりとある老舗。ランチでしょうが焼き1,000円を。ミニカーや車雑誌が置いてある。綺麗な厨房で期待が高まる。<o:p></o:p>

カップのコーンスープはコクがあるが塩っぱい。しょうが焼きはかみ締めのあるタンのようなお肉で、しょうがというより塩と炒めた脂が効いている。さらにサラダもサウザンド・アイランドが掛かっているが、野菜を塩・胡椒で味付けしてあるようでこれまた塩っぱい。(風邪のせいかな)ご飯は普通。デザートは蜂蜜が掛かったヨーグルトで一息。<o:p></o:p>

雰囲気もよく、居心地も良いのでもう一度、確かめてみよう。近くの百錬のステーキも美味しそうだ。<o:p></o:p>

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春の東山

2010-04-22 20:34:57 | 京都

 テニスも夏と同じウエアで楽しめるが、この時期紫外線が強いのでたっぷり日焼け止めを塗る。自転車のときも同じです。<o:p></o:p>

 この時期の初々しい新芽は綺麗だ。この前まで青い空とピンクの桜の対比でみやびていた風景が、黄緑と青で力強く感じられる。それは黄色の持つ力だろう。赤が来ると秋でしっとりする。それにしても今年は桜が楽しめる期間が長い。<o:p></o:p>

 豆ご飯、竹の子、そして空豆が楽しみだ。はじける力強さ、命を感じる。<o:p></o:p>

 今年の春の絵は何処にしようか。<o:p></o:p>

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大阪都 いったいなんだ:国から関西独立州といったらこんどは大阪市併合か

2010-04-21 20:58:16 | 都市経営

 橋下知事の行動は何なのだろう。民主主義と選挙は人気投票とか揶揄されることもあるが、その懸念そのものだろうか。<o:p></o:p>

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 関西州という地域経営は賛成だ。国の機能は外交や防衛という説もあるくらいだから、地域の権限、自立が高まるのは面白い。その関西州の設立と州都をWTCに(理解しがたい立地だが)と提唱していたのが、いつの間にか大阪都だ。東京都は特別区で都の権限が大きいが特殊だ。今や市の権限を強化し、政令指定都市(大阪市など)は大阪府の権限外の位置付けだ。<o:p></o:p>

 橋下知事は「日本は沈没しても大阪丸は大丈夫だ」との主張があるが、経済学的にまた政治学的な根拠はあるのだろうか。<o:p></o:p>

 考えてみよう。先ずは大きく国際的な競争力の観点から、企業誘致のために日本の法人税(企業が支払う)を下げようというのは一例だ。(竹中元大臣の提唱説:税金が安いので来る企業は逆選択ではないのか) <o:p></o:p>

次に、国内では、地域間競争で観光客の誘致が事例になる。「そうだ京都に行こう」はもともとJR東海が利用を促進するキャンペンーンであった。つまりは魅力的な都市が競争力を増すが、連携や提携が必要という事例だ。<o:p></o:p>

さらに、同じエリアでは、都市間の競争と連携が必要なのは明らかだ。「関西はひとつ、ひとつ」と言われるが、奈良と大阪・京都・神戸は連携しているだろうか。各都市をつなぐ年間のイヴェントを考えているか。これを考えるのが関西州だ。<o:p></o:p>

そして、大阪都だが、堺市と大阪市が、また豊中・吹田市が同じになるだろうか。都市の成長は競合と協調と自治が必要で単なる市と府の統合では解決しない。都市毎の独自性の発揮と決め細やかな都市計画・経営が望まれる。大阪都は、いわば小さな「日本政府」が増えるだけだ。<o:p></o:p>

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是非ご意見頂きたいものだ。

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豚汁サイクリング クラブWindyに参加

2010-04-20 18:35:49 | 趣味

 自転車クラブWindyで名古屋のクラブと合同で持越峠、杉坂、京見峠を回ってきました。山では枝垂桜が今盛りで、新緑との対比が美しい。川辺で頂いたお昼は、会員のお作り頂いた豚汁、おでん、焼きそばで野趣に富んでおりました。外で食べるのは美味しい。そこかしこにアウトドア料理の方の多いこと。<o:p></o:p>

 ベテランの方が多く、自転車談義も楽しいものですが、幼児から「自転車が一杯!」と歓声も。走るには丁度良い季節です。通しで走れば2時間位ですが、お茶も飲んだり、記念写真も撮ったりで10時から16時まででした。走ることより、語らうことで、過程と交流が主眼となります。<o:p></o:p>

 パスハンターで走ると結構疲れました。この連休にタイヤや部品の交換をしよう。<o:p></o:p>

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Ipodその後

2010-04-19 20:26:05 | 趣味

 いよいよ快調なIpod。最近、日本の歌謡曲は聴かないのかとの問い合わせもあるが、聴いています。だが、有名なのは聴いていない。中島みゆきの「世情」はたまらんとか、今井美樹の「半袖」が絶品で、コブクロの「桜」は素晴らしいとか言うと、取り合わせが変だと言われる。<o:p></o:p>

 そこで、歌謡曲も積極的に聴いてみる。まずは先日、ちらっとみた朝日新聞で中森明菜がとてもよいとあったのでここから始めよう。特に「歌姫」が良いらしい。<o:p></o:p>

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荷風と明治の都市景観(南明日香) : 景観は分かるが都市計画の理解は 

2010-04-18 05:02:58 | 都市計画

 荷風は海外生活が長かった。晩年の「断腸亭日乗」にある、本八幡でのカツ丼 ( http://www7.ocn.ne.jp/~daik88/kafuu.html )とえらい違いだ。<o:p></o:p>

 作者はフランスの経験も長いが、都市計画の専門ではなさそうで、一部、都市計画の歴史の記述と解釈には首をかしげるところもある。<o:p></o:p>

 荷風の経歴と当時の建築、西洋の真似っこのような煉瓦街を描写している。景観論のようで「ルートマップ」(行きかた)と「サーベイマップ」(視点と感性か)に分けてとりまとめようとしている。そのなかで、空間は時間(歴史)を背負う4次元とあるが、新しい観点だろうか。荷風の目を通しての観点は小林秀雄に、「あるものが真実そうであるより、いま大勢の人にそういわれているという事実が大事だ」という一文に通じるものがある。いわゆる、シニフィアン(記号)とシニフェ(実体)の関係だ。<o:p></o:p>

 荷風の残したい古樹、寺院、濠、渡し舟を今の景観にどう残すのかについても提案が薄い。都市を考えるなら、景観ならリンチの「都市のイメージ」くらいは考え、生活なら今和二郎先生の考現学でも取り入れたらどうか。<o:p></o:p>

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 荷風の研究としては面白いけれど、都市計画の方にはちょっとお奨めできません。

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春の山の色合い

2010-04-17 06:17:16 | 京都

 この時期は、桜の白と桜色、若葉の黄緑、竹の秋の黄色、まだ芽が出ない木々の幹の灰と緑と褐色のまぜあわさったあわい紫色。輝く新芽の黄緑。描くなら水彩色鉛筆主体で木々ごとに水彩を入れるのが良いだろうか。この時期は山を描こうと思ってはいてもなかなかできない。東山でもそこここに山桜が見える、新芽との対比の色合いが楽しい。<o:p></o:p>

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クルート(烏丸御池)で満腹、満足

2010-04-16 20:37:43 | 食べ歩き

 テニスでお腹がすいて、ぱ*らんてに行こうとしたら疲れが。定食にうどんがつく烏丸御池のクルートを思いつく。クルートランチはうどん(または味噌汁)、ご飯(お替り可、またはパン)、エビフライ、トンカツ、コロッケ、ハンバーグで800円。口開けで、待つこと20分。(ご主人と奥様なので)美味しい、フライの揚げきりがよくドゥミグラス・ソースも軽い。桜舞う時期にうってつけ。うどんも腰がある。ご飯は大盛、それでもお替りしました。エビフライのぶりぶり、トンカツのコク、コロッケのねとねとハンバーグの噛み締め、サラダも美味しい。ゆったり楽しんで、コーヒー100円がこれまた美味しい入れたての濃いもの。これは楽しい。(禁煙にしてくれるともっと良いが)<o:p></o:p>

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