都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

熱海と箱根は乗り物主体の観光、大涌谷に驚く

2020-11-30 02:25:07 | 趣味

 大学院の時に友人の別荘があったのもあり箱根には良く行ったが車でだった。荊妻が熱海に泊まり箱根を歩きたいというのでGo To Travelで早速旅に出た。今回は小田急箱根フリーパス(2日間:4,600円)を使い便利でお得だった。

 箱根というと思い出すのは箱根山のカルデラ地形( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E5%B1%B1 )

箱根のケーブル( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E7%99%BB%E5%B1%B1%E9%89%84%E9%81%93%E9%8B%BC%E7%B4%A2%E7%B7%9A )と登山鉄道(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E7%99%BB%E5%B1%B1%E9%89%84%E9%81%93%E9%89%84%E9%81%93%E7%B7%9A )のスイッチバック

小田急と西武の箱根山戦争( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E5%B1%B1%E6%88%A6%E4%BA%89 )も有名だ。

 宿は熱海や湯河原が多いようだ。観光地は小田急の小田原が始点になる。そのため、ひかりで熱海まで行き、ロッカー(400円)に荷物を入れて、JRで小田原に25分程で到着したのがお昼、手軽に箱根そばで食事、すぐに観光、登山鉄道に箱根湯本で乗換え、スイッチバックに驚きながら強羅からケーブルカーで早雲山まで。ここから、ロープウェイ(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%97%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4 )だが、複式単線自動循環式(DLM)フニテルという2本のロープに手を伸ばしたようにして支える安定した吊り方で、1分毎の出発だ。コロナ禍のためn18人の定員を12人で運行、景色は良いが、窓が曇っている。

 登山電車のスイッチバックや三線軌条、ケーブルカー、ロープウェイと乗り物が楽しめる。また、ロマンスカーはじめ新造の乗り物になっておりきれいだ。小田原駅もモダンな建築だ。小田急のやる気がうかがえる。

 また、ルートは箱根山カルデラの川沿いの谷から、山頂を登るという山間から高所から遠望する風景への転換が面白い。小田急の一周観光として、芦ノ湖を海賊船で渡り、バスで箱根湯本にもどるルートが整備されている。西武系の箱根園(村野藤吾の箱根プリンス)や駒ケ岳ロープウェイへは行きにくい。

一周ルートの要所をめぐる、昭和的観光が楽しめる。

大涌谷( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B6%8C%E8%B0%B7 )に。地すべりでできた谷から噴出する硫黄の臭いがすごい。対策工事( https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000746733.pdf )がなされており、大きなグランド・アンカーが見える。黒玉子だらけの土産物とキャラクターがすごい。

 紅葉・黄葉があり、植生はクリ‐ミズナラが多く落葉広葉樹だ( https://map.ecoris.info/vege.html#zoom=13&lat=4195865.88879&lon=15476319.04091&layers=B00TTT )

ロープウェイの姥子駅で引き返す、ロープウェイ、ケーブルカー、登山鉄道で小田原に、JRで熱海に帰り、荷物を引き出す。熱海のキャラクター、あつお( https://www.atamispa.com/atsuo/room/ )に笑う。   タクシーで6時過ぎに、宿は熱海のニューさがみやで大塚商会の経営。海に面し、熱海駅からはタクシーで千円程。

 部屋は和室で布団に驚く。温泉は1階が大浴場、8階が露天風呂と個室(3室)で夜は寒い。朝は眺めが良かった。

 仲居さんは宮崎出身、京都の修学旅行で東山閣(取壊し済み)で心霊現象を見たとか色々話が弾む。Go To Travelで若い女性客がふえたとのこと。乗り物が多く8千歩、12階登る

 朝、6時過ぎ個室の露天風呂、その後、周りを歩くと小さな漁港(鮑栄螺漁)と迫力のある、走り湯( https://www.ataminews.gr.jp/spot/133/ )などを見る。

 タクシーで熱海、小田原までJR、荷物をロッカーに預け(400円)箱根湯本に、バスで箱根関所へ、なかなか面白い。江戸幕府の交通支配と流通阻害による産業振興への配慮のなさを象徴する施設だ。海路はどうやって規制したのか、沿岸交通のため株仲間や江戸十組問屋と大坂二十四組問屋があったと思うが。

 海賊船に乗り、村野藤吾のザ・プリンス 箱根芦ノ湖を眺める。( https://jp.toto.com/tsushin/2017_newyear/case04.htm )釣り竿を使った照明を見たかった。

 ロープウェイとケーブルカーで強羅まで、そこから3駅の宮ノ下駅のセピア通り( https://www.hakonenavi.jp/spot/1169 )に荊妻は期待していたが、坂とバス通りと狭い歩道があるだけ。14時頃だが、富士屋ホテル( https://www.fujiyahotel.jp/  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B1%8B%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB )のラウンジなどは食べるものがない。しかも高い、ミックス・サンドイッチとコーヒーで5千円以上だ。近傍の系列のベーカリーもほぼ売り切れ。しかも高い、観光地だと分かった。

ホテルの中を見学、和洋混合としかいえない、悪趣味な感じだ。奈良ホテルの方がずっと気品がある、しかも喫茶など安い。これならザ・プリンス 箱根芦ノ湖をバスで見に行った方が良かった。夫婦で大いに落胆して、空腹のまま帰路につく。箱根湯本から小田原までロマンスカー(200円の追加料金)で鉄ちゃんなら喜びそうな乗り物旅行だ。小田原でまたも箱根そばで小腹を満たす。

 残り1万円の地域クーポンを使うべく、ひものの山安で、ひものを5千円(発泡スチロール220円に入れてもらう)、乾物や瓶詰など4千円を購う。当分、おかずに困らない

 1万7千歩き、23階登り足がちょっと疲れる

 新幹線乗り場で大船軒の弁当を買い2千円のクーポンを使い切る。京都まで2時間程、地下鉄で帰洛、新風館のエスカレーターが便利だ。

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レストラン 自由軒(金沢 ひがし茶屋):手際よく、昔のお味を伝える、観光地なのにお値打ち

2020-11-29 02:15:57 | 食べ歩き

 レトロな洋食とオープン・キッチン、浅草のヨシカミみたいだ。具材の準備、ストーブ前のコック、盛り付けやドレッシング掛けの若手、皿を洗う女性、ホールにも女性二人で合計6人程。カウンターと小上がりがある。

 人気で12時半には30分雨の中待った。注文はハーフ&ハーフ(ハヤシ・ライス、オムライス、クリームコロッケに味噌汁 1,390円税別)とカキフライ(1,330円税別)、大瓶のキリンラガー(650円税別)にした。

 ハーフ&ハーフはドレッシング掛けキャベツ繊切がガルニ。お目当てのハヤシ・ライスは輪切り玉葱を炒めるタイプ。肉は小さく、ドゥミグラス・ソースをまぶす仕上がりで中庸のお味。福神漬けに紅生姜がお供に。谷四のステレオに味が似ている。堂々としたレトロなハヤシ・ライスで78軒目だ。

 オムライスは肉入り炒めごはんが中に入っていて、ぱらりとうまい。玉子は薄め。クリームコロッケが荊妻によると絶品とのこと。衣と中身のバランスが良い。

 カキフライは7個、大き目で焦げめの衣は薄め、牡蠣は塩っぱめだが水切りが良い。ガルニは粗目のポテト・サラダ、トマト、玉葱輪切りとキャベツ、レタスにドレッシング。大量のタルタル・ソースはピクルス多め。これはうまいしお値打ちだ。醤油を1、2滴たらしタルタル・ソースがうまかった。

 味噌汁は和布で出汁がしっかり、金沢味噌の味が良い

 お昼の日替わりランチがお得でうまそうだった、洋食屋として名店だ

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錦秋の桂離宮はゆったり、快晴で暑いくらい、落ち葉とどんぐり

2020-11-28 02:19:55 | 京都

 13:00に、11人案内は石井さんでゆったり、さりげないが知識が豊富だ。ゆっくり行くが、次の組が10分後という分散方式。

 紅葉は干からびているところもあるが、おおむね盛りでありがたい。陽射しも柔らかく、本日は透明度も高い。愛宕山がくっきり見えたくらい。

 御幸門先のいつも見る紅葉も色づき、秋を感じる。冬の枝、春の新芽と花、夏の実と青葉、そして秋の今を感じる。

 この時期はお昼でも太陽高度が低く影が長い。この光で見る霰零しは立体的に見える。外腰掛では蘇鉄の下にある石組の面白さに気がつく。荒磯を表しているようだ。手前の苔も復活して安堵した。

 松琴亭では屋根裏に移る水面の光が面白かった。さりげないが角で丸太のアベマキを十字に合わせて柱と一体化する仕事は見事だ。

 以前に赤い橋があったたもとの灯籠の横には手水があったのか、石組に気付いた。

 いつも見る、新御殿に陽があたっておらず、違う表情で面白い。池には鴨と鷺が多い。

 月波楼は掉尾を飾るにふさわしい景色だ。これほどの船を模した茶屋は他に思い浮かばない。L字型で山と海の景色を楽しめ、さりげなさがある。一番古い茶屋と聞いたことがある。観月会は無作為抽選で50倍から70倍の競争率とのこと。

 やはり桂は良いな、補修中の中村軒は水曜で定休、栗おこわが買えなかった

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ひがしやま酒楽(金沢 ひがし茶屋):お酒が楽しめる、旧御茶屋建築

2020-11-27 02:15:00 | 食べ歩き

 立ち飲みで500円、45ml、前日、手取川が気に入ったのもあり吉田蔵 生無濾過原酒(2019)と無料の宗玄を角打で楽しむ。女性が多く、スタッフも女性。

 吉田蔵は水のような甘露でうまい。宗玄はちょっとボディがあり辛さも加わり、シャンパンのテタンジェみたいな感じ。

 お店の真ん中に2階に登る階段があり、2階には色っぽい手すりがある。聞いてみるともとお茶屋だったとのこと。

 お土産に吉田蔵 生無濾過原酒(2019)の4合を2,420円で買ったが箱入りであったが、リュックに入れておいたのを自由軒のフックにかけそこない50cm落としたら瓶の口から割れてしまっていた。雨のなか歩いていて荊妻が気付いた。

 惜しいことをした

(後日談)顛末を吉田酒造に書き込んだところ、代替品をお送り頂き、恐縮している。責任感と矜持があり、瓶の見直しにも取り組みたいとあった。当方から破断の様子や対策の提言をご返答にしたためた。大変、気分が良い。なお、リュックはモンベルのクリーナーで洗い、新品同様になった、コロニルで防水も。

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錦秋の修学院離宮は下離宮閉鎖、快晴で暖かい、おかげで発見も

2020-11-26 02:18:45 | 京都

 15:00で20人、案内は山口さんで落ち着いた案内で知識が豊富で良かった。下離宮が工事中で入れず、色々聞きながらゆったり。夕陽に近い陽射しで柔らかい。紅葉は散り始めもあるが盛り。観光客が多いが、ゆったり歩く。

 山には深い緑、赤、黄、朱がまじり、空気がちょっとかすんでいるため色合いが柔らかい。空は紺碧で対比する。

 中離宮客殿の奥に見える祇園祭の放下鉾と岩戸山のうち、岩戸山に直射日光がくっきり、退色しないか心配だ。楽只軒の裏にある板戸の桟が一、二、三になっているのに気づく。桂離宮も同じ組合せが見られる。

 隣雲亭からの眺めは霞んでいるがこの方が風情を感じる。北山から愛宕山への山並みの重なりは見て飽きない。一度、絵にしたいものだ。

 雄滝は水量が多かった、この先の石の礎石はやはり昔茶屋があったようだ。

 楓橋からの紅葉が陽を受けたさまは圧巻だった。西岸の写真も良いのが撮れた。雲が半分夕方の景色で朱色が混じっている。

 女滝は浴龍池南側階段の脇にある小さな滝。万松塢の写真を撮ろうとすると枯れた蓮が多い。

 帰りに、戻り道の通路は明治に作られた管理用ではないかと聞くとそうとの返答。また、下離宮北門と井戸の説明も頂いた。

 帰りに、旅行ライターの方に、うどん屋やすき焼き屋を聞かれて紹介しておいた

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三井ガーデンホテル 金沢(南町):懐かしい南町で朝食がよかった

2020-11-25 02:13:53 | 食べ歩き

 百万石通り日本生命の金沢ビルの隣、南町にある。新しいホテル。名物の大浴場はちょっと湯が循環しておらず泡が浮いていたのが残念。部屋は快適だが、裏の方が静かで良いと思う。

 朝食は、ブッフェ改め、小皿料理のような手毬寿司(イクラと蟹)、煮物、金時草のお浸し、炊き合せ、車麩の卵とじ、南瓜の天ぷらの餡かけ、漬物(赤カブ、胡瓜)、サラダとフルーツと豪華。金時納豆(いまひとつ)や海苔、ふりかけ(そぼろ、胡麻紫蘇がよかった)に、作り立てのポン酢味の豚しゃぶがうまい。カレーも一口(JALのラウンジみたいなお味)、しゃぶしゃぶを入れるとポーク・カレーに変身。

 オレンジ・ジュースなども楽しみ観光前の腹ごしらえとなった

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錦秋に天龍寺、嵐山公園を巡る

2020-11-24 02:17:00 | 京都

 荊妻と錦秋を楽しもうと朝8時過ぎから阪急で嵐山に。抜けるような紺碧の空、暖かい。嵐山駅には、かわいい、すみっコぐらしの嵐と山のイラスト。夢窓疎石( https://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/b5c8efd332d902766841204f520e3bb9 )の臨済宗、登竜門を表し鯉が龍に変身する悟りと表す、龍門瀑を見るべく天龍寺(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E9%BE%8D%E5%AF%BA ) に(庭の拝観 500円)、人も少なくゆったり。回遊式のお庭の裏側からゆっくり見る。植物の名札があり「科」が分かり親切だ。苔も焼けていない、大堰川の湿度があるからか。但し、曹源池庭園は池を巡る回遊ではない。湿度が高いためか紅葉がきれいだ。しかも、青・黄・赤のグラデーションが一つの木でも楽しめた。

 龍門瀑については学芸セミナー( https://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/b5c8efd332d902766841204f520e3bb9 )で学んだ。ここでは三級(三段)の構成で、上から観音石(遠山石:須弥山をあらわす)、鯉魚石、水落石(三級岩)で左に碧厳石( http://www.musokokusi.com/teienn-eremennto-hekigann.htm )臨済宗の教えを具現化している。もともとは夢窓疎石ゆかりの西芳寺にあり、金閣寺、大仙院などにもあると教えられた。

 奥行きは、方丈から西を見て手前の白砂と池、中景の龍門瀑、亀山(小倉山)の構成で広がりがある。しかも西日に向かう彼岸を表す。龍門瀑は水がない、その手前には薄い青石3枚で構成された石橋がある。さらに右手前には鶴島のような岩島(がんとう)があり三尊石となっている。池の北には橋でつながった亀島もあり、庭のお作法に従っている。

 全体に錆びた青石を縦方向に使っているのが印象的だ。青石ばかりの徳島城公園を思い浮かべた。その反対に桂離宮に多い花崗岩は見かけなかった。

 方丈の近くに2つの出島があり、変化をつけている。さらに南岸に岩で構成された出島もある。歩くと、石の重なり、出島の変化が楽しめる。飽きない、30分は眺めていた。だんだん人が増えてきて嵐電嵐山側に出ていく。

 その後、嵐山の竹林の小径を経て小倉池に。柿が実るがちょっと絵にしづらい。御髪神社横から階段を登り、 小倉山の破壊( https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/404/016404_hanrei.pdf )と再生( https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000254/254257/gaiyou.pdf )を見ながら嵐山公園へ降りる。大堰川の船下りと料理船など楽しめる。この嵐山は桜や紅葉の人工植林( https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/82/732/82_555/_pdf )であり、人工物に近い。なお、東山も薪にされた禿げ山から再生した( https://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/eco/rs/2015rs03.html )

 上天気のため、青いボートには長い行列。Go To Travelで観光客も多い。気軽に行けるのが良い。

 荊妻から対岸の大悲閣千光寺( http://daihikaku.jp/wp/ )に行こうと提案されたが、1万6千歩の疲れもあり次回に。新作を楽しみにしていた稀代の作家 北森鴻( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%A3%AE%E9%B4%BB ) 裏京都ミステリに出てくる( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%8F%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC )寺男 アルマジロがいるかな。ついでに未読も発見した

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源左ェ門(金沢 片町):治部煮やご飯がうまい、天ぷらも堪能

2020-11-23 02:12:47 | 食べ歩き

 片町は京都の木屋町に似る。その中でも飲食店が多いのは木倉町通りというそうだ。良さそうなお店が多い。こちらのお店はその通りにある、2階に案内され気働きのあるお兄さんが給仕。禁煙で和める。

 お酒は辛口を頼んだらものすごい辛口で焼酎みたいだった。手取川というのがさらりとして荊妻もお気に入り。烏賊の丸干しはいかすみ入りで塩っぱく固くいまひとつだった。

 金時草のお浸しの粘りは珍しくおいしい。白海老のかき揚げは3個で野菜も茄子、エリンギ、南瓜などがあり、天つゆでも抹茶塩でも楽しめた。

 治部煮の山葵ととろみのある汁、どろっとした鴨肉の表面の粘り、エロチックともいえるお味と食感。吉田健一の「金沢」( https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000167508 )の幻想も心をかすめる。昔、銀座コアだったかにあった大志満でよく食べたのを想い出す。荊妻と分けて食べる。

 ご飯に粒立ちとうまみがうまい、金沢味噌の熱々なめこ味噌汁もたまらない。漬物は胡瓜とはりはり大根が良い。

 5千円程で満足、いいお店だ

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ユニクロの値段に驚き、品質と機能の良いモンベルを選ぶ

2020-11-22 02:54:11 | 趣味

 暖パンを買おうとユニクロに。以前は表面がつるつるのナイロンのものを千円位で買った覚えがある。これは防水性もあり、軽く、暖かく、テニスや雨の多いヨーロッパの旅行に重宝した。但し、だぼだぼでファッション性はなく、新しいのを買おうと思った次第だ。見ると、4千円位と高く、見た目はカーゴ・パンツで縫製やスタイルがいまひとつ。

 モンベルで同様のものを見ると、ライニング・トレッキング・パンツが8千円程。縫製も、見た目も、機能もこちらが良い。2倍の値段でもお値打ちと思った。しかも店員に専門性があり丁寧だ。

 ユニクロも圧倒的な安さか機能なら買うが、おしゃれに傾き高くなった。下着や部屋着は買うが、それ以外は手を出さなくなった

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近江町市場寿し(金沢):賑わいのある市場の寿司は観光地値段と質

2020-11-21 02:47:39 | 食べ歩き

 人で一杯の近江市場、蟹の解禁日でもあるためか。それこそ大晦日の錦市場みたいだ

 寿司屋はどこも一杯で11時でも1時間待ちはざら。比較的すいていたこちらに。子供が行列に並んでいる間に市場見物。蟹が多い、寿司屋も多い、おでんや串もので一杯のお店も目立つ。観光市場だ。途中、泥鰌のかば焼き(120円 川木商店)で一休み。回転しない回転ずしであまり清潔というお店ではない。お酒の燗を頼むとちんちんに熱い。くどいお味で8勺くらいの量と感じた。

 生姜は白いのが食べ放題、粉茶を湯で解くお茶が珍しい。

 当方は、烏賊の三貫盛(350円 以下税別 単なる烏賊)、ガス海老(2貫で690円 あまりうまいともおもわなかった)、マグロ3貫(ヒレ炙り、中落軍艦、赤身690円 まあまあ)、煮穴子(350円 身が薄く、小さい、小柴の穴子の比ではない)、これで2千円超とは、市場の(観光地)雰囲気代が高いと思った。

 荊妻は能登(1,380円)であら汁付、ズワイガニがおいしかったとのこと

 子供は胃が不調でアラ煮(230円)とあら汁(230円)でご飯があればよかった

 次は予約できる店で落ち着いて食べるのが良いな

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お昼の外食が高くなっている、差異化とゆとりが必要だ

2020-11-20 02:53:08 | マクロ経済

 コロナ禍で飲食店は閉店や廃業が多い。このなかでも、お得だった個人経営のお店が無くなった。

 最近、ラーメン定食でも千円越えは当たり前だ。もともと、我が国の飲食は、安い・サーヴィスは良い・うまいと三拍子そろっていた。

 ニュー・ヨークではちょっとしたランチが$25(2千円位 実効レートは80円/$のため 、但し量は多いため、我が国の一人前の量なら1,500円位の価値https://locotabi.jp/newyork/guide/tp-gen-prices#%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%81%AE%E5%8F%82%E8%80%83%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E3%83%BB%E7%89%A9%E4%BE%A1 )だが高い。

 牛丼チェーンもなにやら高い、大戸屋はもっと高い、しかも、おおむねMSGと塩が濃い。これならまっとうな食材を使い自宅で作るのがお得と最近思った。そのため、ランチで食べるのは焼肉や中華の家ではできないお味や手間のものしか行かない。

 本町・淀屋橋に24年務めたが、あのあたりは堺筋か四ツ橋に向かうと800円位でお昼があった。混むくらい客が多いからだが反面、競争が激しかった。いまや廃業・閉店が多い。そのため、ちょっとうまい店で前まで千円の弁当に入った定食がいまや、1,500円になったと聞く。

 さらにチェーン店の店舗縮小・業態変更も多い、ランチの選択肢は減りるため、需要が同じだとすると価格上昇は避けられない。となると、代替の中食であるコンビニかスーパーの総菜だがこれも高くなりつつある。

 現在の後輩のランチを聞くと、コンビニや都心スーパーの弁当・総菜が多い。お昼を一緒に会話し、喫茶店というのは40年前の妄想だ。(当時は昼食・喫茶・煙草で「千円亭主」という用語があった)連れ立ってお昼という習慣が消えつつある。サラメシ(NHK)を見ると愛妻や自作の弁当も多い。外食とあわせて利用(需要)側は3極化してきた。

 我が国の外食はもっと高くなって良い(供給側)。そうすれば、より高度なお味が楽しめ、競争力が高まり稼働率次第で従業員の給与も上る。ターゲットは人と会うことで情報交換や発想を生み出すワーカーだ。そのため、ゆったりしたお昼が好まれるように思う。選ばれる店になるためには店舗の差異化と、健康でおいしい料理が不可欠だ。

 安くても、早くても、MSG、油・脂、塩、砂糖に頼る不健康な、ぞんざい料理はお昼に食べたくない

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しゃぶ亭 西梅田店(大阪):夫婦でゆったり、テーブル席は落ち着く

2020-11-19 02:46:05 | 食べ歩き

 Go To Eatで利用。祭日だがランチも始めた。荊妻と二人で奥のテーブルに。豚シングル(935円税込)で、うどんなしと、普通のにする。

 ゆったり、葱と一味を入れたゴマダレに豆腐と白菜の芯を入れて煮えるのを待つ。豆腐から食べ始め、葱とタレを白菜に包む。肉は水菜から合わせて食べる。これで1杯目、お代わり、葱、タレも。2杯目は、肉と白菜で進め、最後は和布を入れる。葱を散らした雑炊として和布も入れて漬物を塩替わりに入れる。

 荊妻は、タレを足して最後にうどんで締める。

 お腹が一杯、阪急の雅楽で洛中まで寝てしまう

 

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アメリカ大統領選挙でのトランプは国内と国外の「分断」を煽っただけ

2020-11-18 02:51:41 | マクロ経済

 見るのも嫌気がさす、トランプ( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97 )の行動。ビジネスマンかつタレントというのは橋本徹も近い位置付けだ。

選挙で勝てる方策の為にはなんでもやるのは、

①政治家としての高潔さがない

 どうやっても勝ちたいというのはビジネスではまだあるが、それでもBusiness Ethics ( https://en.wikipedia.org/wiki/Business_ethics )が規範としてある。場外乱闘としか思えない。大統領の資質に欠ける

②人種・言語の分断を煽った

 ターゲットはPoor White( White Trash  https://en.wikipedia.org/wiki/White_trash )の救済など白人に偏った人気取りだ。

( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BA%BA%E7%A8%AE%E6%A7%8B%E6%88%90%E3%81%A8%E4%BD%BF%E7%94%A8%E8%A8%80%E8%AA%9E#:~:text=%E4%BA%BA%E7%A8%AE%E3%81%AE%E3%82%8B%E3%81%A4%E3%81%BC%E3%81%A8%E3%82%82,19.9%25%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82 )

 自己の利益のために一部の人種・層の誘導や武装勢力への加担になっている。これはポピュリズムである。アメリカの成長エンジンである多人種が生み出したGAFAはじめ、自由な起業や雇用の否定だ。

 ただし、MITに居た経験からすると、ボストンなどはWASPが仕切る格差社会だ。それは、日本の学歴社会に加え、京都での地元優先みたいなものだ。(ボストン市庁舎には京都の灯籠もある)

 もともと、実際には格差があるのがアメリカだが、それを煽り支持につなげるのは卑怯としか言いようがない。Harvardのサンデルはじめ、コミュニタリアン( https://en.wikipedia.org/wiki/Communitarianism )の反論がないのを訝る。

MIT系のスティグリッツ( https://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/0ad6c7687765951b4784434d4db93d6f )や、啓蒙の重要性を説くピンカ―( https://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/5d3abf0d306a0972609567131ea98fdb )等しか我が国では理論的なトランプ反論を知りえない。

③行き当たりばったりな行動で、スタッフのサポートがない

 スタッフは親族重用で、外部スタッフは入替りが激しく、その助言も聞かない。北朝鮮と中国への対応を見ていると、思いつきと脅ししかない。戦略がなく、その場をしのぐ戦術しかない。企業でいうと、経営者ではなく課長代理みたいだ。(余談:我が国でも、このような資質の人当たりの良い「人材」が社長になることも多いが「人災」だ)

 組織ではなくワンマンでは、判断のリスクが多すぎる。かつ中期的な方策の立案や国内の合意形成、国際的な合意形成といった戦略に欠ける。

④保護経済政策や国際協調がない

 時代遅れの保護経済は、高いコストに跳ね返り結局非効率になるというのは国際経済の当初に習う原理だ。

 北朝鮮対応や、中国への経済・軍事対応など、行き当たりばったりで外交になっていない。その上、環境合意も破棄した。中国への対抗政策にしても周辺諸国の合意形成や、国際的世論の形成がなく散発気味だ。

 クリントン女史が「意外」に負けたのが、アメリカの政治的不幸だ。株価は上がったというが低金利政策では当たり前だ。そのうち、膨らんだスフレがしぼむようになる。

 バイデンは中庸であり、「まし」と思う。アメリカを立て直すなら「中流の復活」だろう。トランプは、よくこれで4年持ったものだ。法廷闘争と言っているが、傷を深めるだけだ。

 我が国でも格差が目立ってきている。さらに「教育の機会均等」が重要だ。かつての国立大学が難関だが低廉な授業料だった歴史を踏まえ、難関大学の奨学金給付化やその他大学の貸与化の拡大が方策だ。さらに、低所得層への対応などアファーマティブ・アクション( https://en.wikipedia.org/wiki/Affirmative_action )は必要だ。しかし、ロールズ( https://en.wikipedia.org/wiki/A_Theory_of_Justice )のいう「正しさ」が前提だ。

 アメリカも我が国も最近は最悪の政治だった、経済は国家系後押しで株価が上がっているが、リーマン・ショックを思い出そう。( https://www.fujitomi.co.jp/staffblog/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E6%99%82%E3%81%AE%E4%B8%8B%E8%90%BD%E7%8E%87%E3%81%A8%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF/ )

 現在は、日銀・GPIFが買い支えているが、いつまでもできない。これもうたかたの株価だ。当方は手を出さない、空売りならやろうかと考えている。

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京洋食 まつもと(京都 蛸薬師新町):もち豚ロースカツとチキンカツはうまい、ご飯が素晴らしい

2020-11-17 02:45:13 | 食べ歩き

 Go To Eatで利用。荊妻と二人で2階のテーブルに。12時半に入ったが20分程待った。夫婦での運営のため大忙し、でも丁寧な対応。

 2階は両脇が可動間仕切りで個室にできる構成、それぞれ12人程度か。片方は座敷で乳児連れが会食していた。

 京都産 京の都もち豚ロースカツ(1,450円税別)とんかつソースと粒マスタード添え、丹波あじわい鶏のチキンカツ(1,250円税別)特製デミグラスソース、粒マスタード添えにした。

 ロースカツは衣が薄めで均一、上手な揚げ方で油切れも良い。下には水菜・キャベツと青い干し葡萄。粒マスタードだけで食べると味わいがある。とんかつソースはちょっと強烈であり、ポン酢などが良いと思う、それか軽めのユニオン・ソースかヘルメス・ソースが香りの変化に良いと思う。できれば、塩・胡椒や塩・摺り胡麻とマスタードなどが良いとおもう

 チキンカツについている特製デミグラスソースは軽めのお味。これはチキンにとてもよく合う。

 ガルニは南瓜の薄揚げ、ポム・フリット、エノキの揚げ物(冷えていた。。)、トマト2切れ、卵黄が強いマッシュド・ポテトなど前と同じ。

 秀逸だったのはご飯で素晴らしい炊き方と米だ、思わず夫婦でお代わり。豚汁も、人参・大根が丁寧な賽の目で、葱も斜切り、出汁も良く味噌の味が生きている。香の物も、牛蒡の味噌漬けと、山椒昆布のそぼろなどご飯にあう。

 満足してまた来ようと思った、食後感も清涼

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金沢へGo To Travel で1泊2日

2020-11-16 02:49:40 | 趣味

 この4月から子供が金沢に転勤になり、顔を見てご飯でもと思いたち、秋の紅葉目当ての時期に行く。たまたま蟹の解禁日の後。

 サンダーバード1号で金沢に9時過ぎに着く。早速、駅の案内所で文化施設無料のSAMURAI パスポート(千円)と翌日の1日乗車券(500円)を買う。これはとても便利でお値打ちだ。南町の  三井ガーデンホテルに荷物を預けると本日の1日乗車券がもらえた。

1日目は晴天2万9千歩、12階登る

 来たバスに乗って香林坊まで1区間。石川四高(しこう)記念文化交流館は、石川近代文学館でもあり、泉鏡花、徳田秋聲、室生犀星などの展示が多い。「京都」で有名な林家辰三郎は金沢生まれだが生後すぐ東京のためか展示には名前がなかった( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E5%B1%8B%E8%BE%B0%E4%B8%89%E9%83%8E )。イギリス積みの煉瓦で窓が高い(採光のため)がこの時期の学校・庁舎建築の特徴だ。当時の机と一体化した椅子など今から見ると小さめ。応援歌などバンカラな校風がしのばれる。周りの石垣や庭は苔むしており風情がある。苔の焼ける桂離宮と大違いだ。湿度が高い土地柄と分かる。

 隣のしいのき迎賓館はRC造でもとは県庁。現県庁は港の方へ、金沢大学は南東の奥卯辰山へと中心部機能が拡散し一時、金沢中心が空洞化し、駅前と高速側(北側)の開発に重点が置かれるという旧都心衰退での事例となったが、観光で息を吹き返した。エントランス両脇の椎の木は見事だ。裏を増築しエキスパン・ジョイントでつなぎ光あふれるカフェやレストランにしている、オランダの再生事例に似ており、さらにその前に広場が広がり雰囲気が良い。

 アメリカ楓通りには色づいた落ち葉が一杯で美しい。葉を集めて投げる写真をカップルが撮っているので真似をする。

 香林坊から近江市場までバスで、子供と待ち合わせる。大混雑で蟹と寿司屋、串ものなどでにぎわう。どうにか寿司屋に入るが、雑な感じと高い値段に驚いた。

子供が不調のため分かれて、お城に。途中の民家に明り取りの煙り出しなどあり面白い。なお、板は横張で京都の縦張りとは違う。金沢城黒門口から金沢城に入る。一部、城壁が3段の緑になっているのは修学院離宮上離宮みたいだ。石垣が多様で石垣巡りのパンフもあった。本丸は緑の森になっているなど城は消失している。見学できる施設は復元が多い、二の丸など発掘調査が行われていた。菱蔵・五十間長屋に入る。内外壁の仕上げ、柱・梁の仕口や櫓の構造模型など楽しめる。天守閣跡は緑が深い。これはこれで面白い。鶴丸休憩所で一休み、モダンな造だ。その下にある明治時代の軍の作ったトンネルはなんとも粗雑だ。蔵の鶴丸倉庫もあったが横引きの扉が面白かった。

 今度は長町の武家屋敷に。鞍月・大野庄用水が通る。野村家の武家屋敷に。入口の花崗岩が大きく色も多様で驚く。大野庄用水から水を引き、上段の間の裏に展開する池は縁の下まで入り、水中の土台に建てられた丸柱が緊張感を演出している。それにしても雪見灯籠が多い。石の互い違いの橋の意匠も独自で四角い手水と対比している。茶室の沓脱石は青石で見事。簡素な茶室で侘びている。

 前田土佐盛家資料館の庭も良い。こちらは行の延べ段がある。手水は四角い、また雪見灯籠がやはりある。雪の頃に見たいものだ。

 時間があり、西茶屋へ、見番の前の橋はなんなのだろうか。金沢建築館へ谷口義郎・吉生記念で設計も吉生。街並みとまったく溶け込んでいない建物だ。但し犀川から登る階段があるのには感心した。独自のすっきりとしたディティールで見ていて気持ちは良いが好きではない。やはり、村野やSANAAが良いな。

 片町へ向かい、京都の木屋町みたいな飲食の多い木倉町のお店で予約してあり夕食。とても快適で心地よい。

 さて、ライトアップのある兼六園を見学。しっとりした光が多く人も少ない。幻想的な色合いの噴水や紅葉を堪能する。ついでに城のライトアップも楽しみ、甚右ヱ門坂口から出る。歩いた、ホテルにたどり着く。

2日目は午前中曇りで午後雨、2万2千歩、18階登る

 朝から色々は加賀の食材と豚しゃぶ、カレーまで食べて博物館と美術館巡りと思ったら、月曜で主要な施設が休館。お目当ての石川県立博物館はロビーのみ見学した。それでも用水の鉄管から水が噴き出す中庭を見た。加賀本多博物館は甲冑などが多く、あまり歴史の展示がなかった。

 伝統産業工芸館も見学、その前にある辰巳陽水の吹き出し口が良かった。

 折り返して、県立美術館の奥にある美術の小径・緑の小径( https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10215.html )はとても良い雰囲気で緑と水が生かされている。 鈴木大拙館(谷口吉生設計 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%8F%A3%E5%90%89%E7%94%9F )も休館だが外観だけ見る。入口の雨落ちが、石の上に雨水を落とすのが見えた。すっきりしたフォルムとディティールは清潔だ。21世紀美術館も休館で回りをあるく。これはやはり傑作だ。景観を邪魔していない、単純な造形、多様な利用が並立している。SANAA( https://ja.wikipedia.org/wiki/SANAA )は師匠の伊藤が菊竹の一門でもあり好きだ。

 東茶屋へ、観音通りを歩く、はや冬支度に2階に覆いがかかっている角の建物もある。この先の観音院( http://www7b.biglobe.ne.jp/~osyou/rekisi.htm )は前田家珠姫ゆかりの寺で1,200年の歴史があり真言宗であり金沢でも一向宗より古い歴史がある。この門前町が観音通りで米を扱う経田屋など商店が多い。総二階で、つるつるの瓦が多い。軒先に観音院の玉蜀黍のちまきをつるす家が多い。

 ひがし茶屋街は、祇園と同じくコロナ禍でお店は閉じているのも多い。お酒を楽しんでから、洋食屋に行く。両方ともとても良い店だった。

バスに乗って南町の尾山神社に。導水管の展示もあり興味深い。京都の御所用水や東本願寺の用水を思い浮かべた。それにしてもステンドグラスも神門にあるなどハイカラな神社だ( http://www.oyama-jinja.or.jp/about/map.html )。

 玉泉院丸庭園は絵図からの復元。三尊石や鶴・亀島がないが、須弥山をかたどっているらしい。舟遊びに向けにしては橋が低すぎる。また土橋も簡易なつくりだ。説明員と話して京都から来たというと兼六園の夕顔亭は「利家、居眠りの柱」京都・藪内家の茶室「燕庵」の写しとの解説もあった。

 ホテルで荷物を受け取り、バスで金沢駅まで。金沢味噌をお土産に2つ購う。おでんの黒百合に行こうとしたが大行列、別のおでん屋もあったが大友楼のお弁当にする。

 金沢駅で子供と会い、書類や手紙を渡す。お土産とお手紙を貰って車中で読む。サンダーバードで京都まで2時間程、旅行のまとめなど書いているとすぐに山科に。荷物をまとめ地下鉄で帰洛。

 風呂でゆったり足をもむ

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