都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

サカイ(京都 御園橋):冬は臣漢(ジンカン)ラーメン、夏は焼豚冷麺

2015-05-31 05:05:57 | 食べ歩き

 上賀茂神社と社家町が好きで、スケッチや大田神社の杜若などに寄る。お昼は、ここと今井食堂、洋食では舟形、キッチンぽっと(最近ジャンボ・チキン・カツをもてあます)

 冬は臣漢(ジンカン)ラーメン(720円)でモヤシと大蒜大盛りを辛い汁ですすり込むのは堪えられない。

夏は焼豚冷麺(710円)が贔屓、ハムより香ばしさがある。麺のもちもち感がたまらない。酢を入れて、ゴマダレを薄める。ちょっと胡椒や辛子も良い。最後に、仕上げで飲むとさっぱり、こってり。具が胡瓜、チャーシュー、海苔と凝らないのがよく、海苔の香が生きている。

チャーハンなどは、べちゃべちゃのときもあり麺類限定にしている

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大阪での特別区設置住民投票(通称 「大阪都構想」)の否決について

2015-05-30 05:04:33 | マクロ経済

 意見は結果が出るまで控えていた。当然、東京都の「マネ」と橋下代表の思いつきと評価しており、今回の140万票で1万票差での否決には安堵した。

 総意として、大阪市の解体は賛成しないが、現状の大阪市への不満が示された結果だ。さらに、都心部(北部東部:新大阪・梅田・本町・心斎橋・難波および天満・京橋・鶴見)の賛成とこれ以外の反対と二極化しており、特別区への利害や橋下代表の評価がくっきり分かれている。(もしかしたら、維新の会の勢力範囲かもしれない)またはコーホートによる世代間の志向や権益確保の指摘もあるが詳細データがない。

 しかし、大阪というより関西の再生を考えるべきだ。大大阪の時代ははるか昔で当時の基幹であった繊維産業はSAP(製造販売)のユニクロなどに取って代わられた。神戸市は未だ産業転換・バブル崩壊・震災から復活の道半ばだ。京都は調子が良い。京都から、東京でなく世界に向かっており独自の技術と知的クラスターとイノベーションの花が咲いている。

 二重行政というが、日本は前から、国、都道府県、市町村の三重構造だ。これを打破しようとしたのが政令指定都市で、都道府県に比肩する権限を付与し自律的な都市運営を狙ったものだ。大阪においても、大阪市のGDPは大阪府の大阪市以外(堺市以外は大阪府の管理エリア)のGDPより大きい。

 橋下代表の発案ははじめ、関西州だったが、いつの間にか「二重行政」と「東京コピー」に変容した。但し、細分化すぎた大阪市の区は統合に賛成だ。

 関西州を上位として、拠点の政令指定都市への権限移譲と産業クラスターの高度化、その他のエリアでの産業誘導の大局的な資源配分と利権調整をマクロの視点で運営する。メゾの政令指定都市は都市間競争の「都市経営」を担う。政令指定都市での「区」は統合の上、地方自治法改正案の「総合区」か、選挙で選ばれる区長にするのかは議論が必要だ。東京の区長選挙を見ていると、都の下に細分化した「市」があるようで、江東区ゴミ戦争のようなNIMBY(総論賛成各論反対)が発生した。

 大阪市で必要なのは

①都市のコンパクト化

・中心部へのオフィス・大学・文化施設の資源集中による賑わいと生活アメニティの両立

・箱ものバブル期の開発のWTC,ATCはじめバブルの遺産の整理、カジノなどの箱もの志向からの断絶

・都心での居住の促進と医療、学校の再編、市場(いちば)の再生

②運営のスリム化

・職員削減、給与の適正化と評価

・受益者応分負担、ただ乗りの排除

・利用の少ない公共施設、サービスの統廃合

③都市政策の明確化

・都市観光など、ソフトを充実、箱ものからの脱却

・都心への大学回帰、智慧と起業の育成

・ロボットなど有力産業の育成、誘致、補助・投資

 都市計画のセンスがあまりに欠けていた。府庁の建替えを強引にWTCに移転させ、コンパクト・シティの真逆で拡散させ、さらにカジノなど利権と箱物回帰が止まり一安心している。

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饂飩 きぬ川(大阪 空堀):カレーうどんはカレー味のついたけんちんうどん

2015-05-29 05:03:24 | 食べ歩き

 空堀商店街は谷町筋のところに洋食もなみ、入って、カレー、お好み焼きなどの有名店が並ぶ。

 こんぶ土居の真昆布の出汁がうまいというので期待して、カレーうどんとごはん(920円)にする。

カレーうどんはカレー味のけんちんうどんというべきもので、人参、玉葱、豚肉が入る。出汁は薄く、力がない。真昆布は割烹などで吸い物には良いが、店屋の味である

うどんにはどうだろうか。自宅では羅臼と節の混ぜたの(京都鰹組合製)が決まりだが厚みと旨味がある。そのため、カレーうどんがごはんのおかずにならず、ごはんをもてあました。漬物も蕪の薄いのが2切れ。

天ぷらやチーズとあわせるメニューが多く、癖のないうどんを変化させるのが狙いなのかもしれない。

麺はエッジをかんじるが粉のうまみ、粘弾性が乏しい。

この値段なら江戸堀木田の揚げカレーご飯が取り放題の漬物もありよかったと反省した。

 空堀通や裏の建物は坂にあわせた土台、歴史建物、長屋、樋、空中越境、など見て楽しい。松屋町駅近くに錬(LEN)という御屋敷複合再生ショップ(大正期神戸から移築)があり楽めた。囲茂庵のハヤシライスがおいしそう。

 坂のある情景は風情がある、松屋町も吹き上がる風があり、人形の頭や印刷物を乾かすのに好適でその集積ができたと聞いたことがある

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Presta(Racer)をSTIに変更、手間取るが動く

2015-05-28 05:02:18 | 趣味

 固いデュラルミンのオーバー・サイズで名を馳せたCannodale 500(1988)は105セット、SISとSLRの初代。7速のDura Aceのフリーを126㎜のエンドにつける。5㎜ピッチの歯であり、130㎜エンドの8速と同じと分かりClarisのSTIレバーを取り寄せる。あわせて、補助ブレーキも買い、ワイヤー、アウターを交換。7時から5時間かかり完了。STIの変速ワイヤーの入れ方が分からず、(トップに入れる)1時間、ネットで確認。取説が入れてないのは不親切だ。(ネットには取説がある)

 フロントもリアもパチパチ変速(リア1,2速はトップ・ギアに)ついでに、塗装やアルミを磨いて悦に入る。ハンドル・テープは愚妻用に赤にする。なかなかかわいい。TA3アーム(48-36T)がきりっとしている。

 ホイールはI’sでMavic Open CD 32HとSuperbで、今のMavic GEL280を張り替える予定。(自分でやっても良いが面倒だ)

 バー・テープはクッションの良い、赤とバーミリオンの間の色にした。ターコイズ・ブルーと対比し、Cannondaleのロゴと同じ色だ。

 腰が痛くなった、作業台を2万円足らずで買うことにした、医者に行くより安い

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江畑(京都 千本):脂と赤の競演

2015-05-27 05:01:11 | 食べ歩き

 呑み助つれて6人で宴会。ひとり8千円と呑んだり食べたり。チューハイ21杯にビール7本と結構な量。とくに呑み助2人は乾杯の繰り返しで、赤(赤玉ポートワインのチューハイ)を7杯ずつ。店員が最高記録と心配して水を持ってくる。

 キムチとナムルで始め、お肉は、塩でタン、ハツはまあまあ。ここはタレがうまい。片面焼き(しましまが上)のてっちゃん、バラ(脂が多い)、ロース(これも脂が多い)、ツラミ、盛り合わせに焼きニンニク6人前。

 最後に、ポテト・サラダ(秘めたる人気者)、スープ、どぼづけ、ご飯で大満足。

 帰りに千本日活のネオンとポスターが受ける

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四条通歩道拡幅は車が渋滞、自転車も通れない、賑わいが去るのでは

2015-05-26 04:59:58 | 都市計画

 商店街は、かつて買い物客で混雑したが、今や、都市観光や散歩が多い。ぶらぶらあるき、自転車も多く、田の字地区の中で地図を片手に、角の通り表示(東洞院、錦など)で確かめている方が多い。

 四条は片側1車線でトランジット・モールとなっており、バスが停車すると回避できず渋滞している。タクシーや配送の溜りはあるが、交通機関への乗換え優先だ。

 銀座で楽しいのは、広い歩道がまっすぐで旧都電の御影石を敷き詰め風格があり単純だ。しかも、タクシーの使いやすく、いかにもという車も停まる。向こう側の景色と通りのヴィスタが楽しめる。(看板規制は京都が一番、銀座では袖看板と正面低層部の作り込み意匠が煩雑)

 四条通りでは両側アーケードがあり、道幅も銀座に比べて狭いため、東山、西山を見通すヴィスタが無く、「アーケードで影と傘が要らない」のが特色だ。ある意味、町家の軒の連続を生かしているとも言える。( http://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/120b47a24462f052ddeef0ae42d131b3  )

 このようなスケールのなか、活動の多様性が今後の課題だ。例えば、半屋内の町家カフェ、露地、厨子、町家のファサードなどの多様性が「京都らしさ」で必要とされる。しかし、現在はバス・タクシー乗り場に機能が特化し、街並みを楽しめると言えるだろうか。

 さらに、京都観光に多い自転車も通行止め(道路交通法による)となっている。いまや、京都議定書によるCO2削減の時代に自転車が通れないのは四条、河原町、三条、寺町、新京極(すべて片側、天蓋アーケード)だ。今後、自転車観光客を呼び寄せられないのは、機会損失となろう。現在、駐輪ラックを備えたカフェやレストランも街中に見られる、また、自転車店は大丸のある田の字地区に10軒程度に増えた。

 多様な楽しみ方、多様な交通手段、お洒落と普段着の使い分け、見る・見られるの錯綜する街路が好きだ

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麺処 えぐち(大阪 中津):東京の大勝軒の麺と古典系のつゆの返し

2015-05-25 04:58:57 | 食べ歩き

 江坂のお店では固めの麺と奥行の無いスープであまり好みに合わなかった覚えがある。中津の店はおでんの常夜灯の手前、茶屋町を通り街路樹の緑が心地よい。

 初夏の陽気で昨日焼肉でもあり、つけめん(醤油味)大盛り300g(900円)にメンマ(200円)にする。麺は東池袋大勝軒を彷彿とさせる、なめらか、もっちりの多加水麺。底に水切りざるをひいてある。メンマは結構濃い味で柔らかい。チャーシューは、ブロック状が赤身で、木ってあるのは脂身が半分で残した。

 つゆは返しがきいたあまじょっぱいお味。人懐っこい店屋の味で、すっきりの うえまち

とは違う。太い麺に東京のさっぱりつゆは、昔、千葉の和泉と東池袋の大勝軒で修業した必勝軒で味わった覚えがある。

 スープ割は、あたかも東京ラーメンの汁の味。

 ラーメンも食べてみよう

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梅田の本屋:オーバーストア気味

2015-05-24 04:33:17 | 都市計画

 最近、梅田でカフェとセレクト・ショップ併設の新店がある。行きつけの一乗寺の恵文社( http://www.keibunsha-books.com/ )との比較を考え視察した。

NU chayamachi STANDARD BOOK STORE( http://www.standardbookstore.com/ )

 ゆったりしたNu+の2階にある。小賢い若者が読むべき本というようなのが揃っている。ショップは街遣いの珍しいもので、アメリカンな「ポパイ」系。または、カフェ付の上品なVillage Vanguard。

 ターゲットは「知性派」気取りの若者か

梅田 蔦屋書店( http://real.tsite.jp/umeda/ )

 ルクア1100は御堂筋線から結構遠い、しかも9階でシャワー効果期待施設か。

こちらは重厚なヨーロッパ系の内装で、吹き抜けと楕円の通路がお洒落。ソファーもお金がかかっている。サイトではコンシェルジュが9人紹介されている。

ターゲットは裕福な金と時間の団塊の世代で、代官山と同じく、車がどーんとあり、ファッション、オーディオ、建築、旅行、歴史、地域など「社会文化」の知識拡大がテーマ、「芸術」(Fine

Art)の本格的な深耕の研究がテーマではない。

 B&Oのブースがあり、3Wayのアクティヴ・スピーカーを聴いたが、迫力がない音場型(上向きのツイーター、ミッドで上にディフユーザーで拡散の上、前の三角の穴を通過)で3百万円とは。マジコやウイルソン、B&W800などが買える。オーディオというより家具だ。

 趣味性や楽しさからは恵文社が好きだ。梅田なら「揃っている」アバンザのジュンク堂、「便利な」阪急の紀伊国屋の利用が多い。時間があればルクア1100(専門店と百貨店の造語)の蔦屋書店で楽しんでみるのも悪くない。

 梅田の書店も増えてオーバーストア気味だ

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前田豊三郎商店のワインバー(京都 烏丸御池):泡を楽しむ

2015-05-23 05:32:10 | 食べ歩き

 ひさびさにお昼に泡を。本日はスペインのカヴァ(100ml 700円)を軽く3杯。当方の絵のファンがスタッフに、初期の描線なしの絵具早描が良いとのご指摘。確かに、最近まとまり過ぎだ。

 お味は弾ける明るさのあるお味で食後にすっきり、昼寝前に最適。最近、おつまみ系(乾きもの主体)が充実。店長の倉田香緒里さんは本社にご異動とのこと。

 久々の昼泡はまわる

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産業文化遺産は今後の「理科系」観光資源

2015-05-22 05:30:48 | 都市計画

 25年前のアメリカにいた頃、アメリカの水力紡績業発祥の地であるLowellの産業資産で水力タービン、紡績工場、運河を含めたツアーは楽しかった思い出だ。( http://en.wikipedia.org/wiki/Lowell_National_Historical_Park )National Park Service( http://www.nps.gov/index.htm )の運営で、歴史の浅い国であり近代文化の保存や観光化の姿勢に感銘を受けた。なお、歴史資産の転用もあり、工場の再生も進行しつつあった。

 我が国ではアメニティ(近代労働集約化に対する癒し)として、中世の歴史物の寺社や庭園が観光の要点であったが、今回の軍艦島など産業文化資産の観光化は、発展の歴史を学ぶこと、技術の発祥と承継につながること、わかりやすく親しみやすいことあり発展が期待される。

 なくなってしまいつつあるが、古い団地(清澄町 旧東京市営店舗向住宅 や昔の田園都市(千里山住宅地 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E9%87%8C%E5%B1%B1 など)などの保存も欲しい。

 美術や歴史という文化系でなく、技術や都市、産業開発という理科系の分野がこれからの観光に欲しい。アメリカでスプートニク・ショック(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF )の対抗策として発展をみた科学博物館なども都市観光のマグネットとなっている。

 理科系観光は面白い

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浅井食堂(京都 下鴨):気鋭の洋食は堺筋本町のフジヤを思い出したお味

2015-05-21 05:29:21 | 食べ歩き

 最近評判を聞く。口開けで訪問、ハンバーグと海老フライ(1,400円)にする。オープン・キッチンで清潔、厨房はシェフと追いまわし、ご母堂が目を光らせる、ホールには奥様か、その他ホールが2名。おいしそうな感じがする。カウンターの卓上には小物が一杯で楽しい。ワインが充実でディナーも楽しそう。

 カトラリーも丁寧な提供。

 

 ご主人は平野神社近くのHouse Yorkで修行との情報。ハンバーグはみっしり型でジュースが出る。ドゥミグラス・ソースはたっぷりで、はじめ物足りないが、だんだん旨みが増すすっきり型。ハンバーグを切って浸すがあまるため、ガルニのポテト・サラダでさらう。このポテト・サラダはマヨネーズが効いていて単独でもうまい。

海老フライは細めで尻尾もおいしい軽い仕上がり。タルタル・ソースは細かい系でグリル小宝を思い出した。

ガルニのレタスのドレッシングがくっきりしたお味で特筆できるうまさ。お皿に、3つのソースが混じるためポテト・サラダで御土居を作る。

ごはんは茶碗だが柔らかすぎ、洋食屋は固めが基本。

 付属のコーヒーは機械で、クレマが覆う。焙煎は濃いがお味は軽い。もっと重いのが好みだ。

 勘定の時、シェフと堺筋本町のフジヤに似ていると話す。よく知っているようだ。明るい性格と繊細さを感じた。

 満足でき、食後感もすっきり

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将軍塚青龍殿や蹴上をModerataでポタリング

2015-05-20 05:27:56 | 趣味

 朝の8時過ぎからModerata(パス・ハンター)で蹴上あたりを散策。空気が澄んで空が碧い。エクストラ・レジェ28Cがしなやかに路面をとらえ、022メインのケルビム・フレームがしっかり支える。

 蹴上から将軍塚に上るが、45、35、25Tのフロントで昨日のテニス疲れの足を労わる。楽々で着く。拝観料は500円、青龍殿(東にあるから、もともとは北野天満宮の道場)は5間四方だが、天井を数えると9と13になっており、ファサード側が広い。梁の装飾が面白い。

 

 大舞台は斜面にカンチレバーで張り出す。四角の一辺を東側に削いだような形。展望は面白い、五山送り火の山が見える。賀茂川が真っ直ぐ見える。。

 ガラスの茶室が置いてある。作家は吉岡 徳仁とあり、外連味溢れる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%B2%A1%E5%BE%B3%E4%BB%81

 押し出しのガラス整形でベンチがあり表面のさざ波が面白い。天保山のプロジェクトで水槽のアクリルと同じくらいの厚さで日プラの鋳物製法tだったのを思い出した。プリズムみたいで透過光の拡散が面白い。あまり好きではない、待庵など知る身には建築というよりオブジェで茶室の落ち着きや建築要素に欠け、誤解を与えるのではないかと懸念する。

 庭園も楽しめるが灯籠がばらばらだったり、鑓水がよくわからなかったり、石組みが不統一であったりと作家の意図を訝った。大隈重信植樹の後継之松には驚いた。曾孫の松とあり、早稲田大学京都校友会の植樹とある。顔をださんといかんな。

 この後、下りは快適、初期負荷のためか、ヘッドが緩んできたようで振動がある。ブレーキでフォークが動く。蹴上のインクラインやねじりマンボなど楽しむ。

 京都で自転車は楽しい

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茨木 きんせい(大阪):良くわからないお味

2015-05-19 05:25:36 | 食べ歩き

 茨木市駅から至近。暑く疲れたのもあり、つけめんこってり醤油(あっさりもある)

200g(800円)+メンマ(100円)にする。つけ汁は大型で、葱が浮かび、玉葱あられ切りが沈み、メンマと大ぶりチャーシューが2枚入る。メンマはたくさんだが水っぽく味が薄い。

 つけ汁は鶏ポタージュ―というべきもの。ざらざらした舌触りでお味は醤油がたりないというか茫洋としている。卓上の胡椒、辛子味噌では改善されず、べんてんみたいに麺に辣油をたらすと良い感じ。

 麺はうまい、量もあり、水切りも入っている。つけ汁とどうもあわない。

 スープ割でもおいしいが、どうも店屋のお味がしない。まずくはない、一級品だとおもうがもう一度という気にならない。

 不思議だ

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新緑、杜若、躑躅の終わりの桂離宮

2015-05-18 05:14:03 | 京都

 快晴の朝、30人と多い、ヴィデオの開始が9時前で終わりが9時10分前だったのは、入れるのを忘れたか、参加の方の遅れがあったのか。案内は若い男性でマイク使用、修学院で見かけた方か。一応の説明。

 高齢の方が多く、ペンギンのように苔の上に歩く、ストックを苔に突くなどマナーがいまひとつ。今後は基準が必要ではと感じた。

 期待の躑躅は一週間前に盛りであり、散り始め、しおれていた。そのかわり杜若、花菖蒲が咲き始め松琴亭前の池が華やぐ。杜若は「雲井の鶴」として有名だ。大田神社の群生と違い、庭の片隅にすっと生える姿は清々しく凛としている。

空の蒼、葉の黄緑、杜若の紫、緑の池が対比する。愛宕山がくっきり見える、空気が澄んでいる

暑いくらいだ、帰りには取り急ぎお茶を飲む

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大和屋物語(神崎宣武):くどい解説で体系的ではない、色街の女将からのヒアリング資料としては価値がある

2015-05-17 05:04:59 | 都市開発

 全体に上から目線を感じた。しかも色街に理解が乏しく、都市計画的観点もない。しかし最後の女将の聞き覚えとして価値はあるため、さっと読むのは悪くない。閉店から12年も経っての出版は解せない。

 大和屋は道頓堀北の新興勢力だった大型の料理茶屋で2003年に閉店した。自前の芸妓を育成した。特徴は:

①贅をこらした建物、庭、設え

②一流の料理と什器

③女将・仲居・芸妓のもてなし術の成立と機能

 とある。なお、閉店の理由は:

①大阪企業と東京移転

②客の器量、とくに役人が変化、引継ぎが無くなる

(これは、赤坂も同じだと思うが。。。。)

・大阪は茶席(貸席)と置屋(扱い店)と屋形(館:一歩立ちの芸妓の住居)、比べて東京:料亭(貸席?ホントか)、置屋、待合、関西:貸席と置屋→「三都花街めぐり」からの引用か

・大阪:キタ、ミナミ、堀江、新町

・南地:宗右衛門町(甲部)、九郎衛門町(乙部 二枚鑑札 水(不見)転あり)、櫓町、坂町、難波新地(遊廓)の五花街

・道頓堀川の開削、川沿いの芝居町(櫓町)から発展、島之内に湯女(売色:置屋が六軒町)

 

礼儀作法

・店は守秘義務、阿吽の文化

・乾杯などの立礼はない

・「引盃」の座礼、頂拝(ここまでが礼講)、お招客、下座のからお手元(接待役)への芸妓のついでまわり、下座から上座へ芸妓の注ぎまわり、(ここから無礼講)

・余興:祝儀もの、追善ものに総踊り、茶利舞、へらへら踊り(うつ伏せで足を上げる、鯱みたいな踊り、足を揃えるがけったいな踊りだ)

・宴会は以上の序破急を構成

・茶屋株あり、宮本又次 「大阪の風俗」:一現(見)茶屋、おやま茶屋、呼茶屋、泊茶屋が「南地の色茶屋」、「曖昧茶屋」もあり

・大阪:芸妓、東京:芸者、大阪では「振舞芸妓」→京都の太夫みたいなものか、娼妓は芸妓の上

 あまり出来がよくない、その上、大和屋とはこけおどしのきいた、小うるさい女将のいる、格式ばった、交際費族の宴会場のように感じる。その割に、へらへら踊りなどはフレンチ・カンカンみたいで俗っぽい。料理の味は不明だが、当方はここに招待されても嬉しくないと感じる。

 昔の接待

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