都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

大晦日(おおつごもり)の過ごしかた

2009-12-31 17:39:18 | 京都

 例年、朝から並んで田中鶏卵で出汁巻きを買うのが通例だ。並ぶ寒さが年末の気分を盛りたてるが、今年は並ばなかった。晴れてよかったが寒さがいつに無く染み入る中、出町柳のふたばで御餅を買う。寒さが、足元から襲ってくるようだ。もろぶたに並べられた柔らかいお餅の肌とお店の活気がたまらない。今年は海老の小餅が無かった。来年は予約しよう。ついで注連縄なども。今出川を東に上って、ますたにの中華そばで一息入れる。持ち帰りの年越しラーメンが人気で、朝10時前から混んでいる。<o:p></o:p>

 家に帰って、ごそごそと片付けや料理をしてから年末の景色をぶらぶらと眺めに街にでる。商店街の暮れの景色がたまらない。買物にデパートや商店街を回る。お餅もずいぶんと安いのもある。気がついたら逢魔時。帰ってお風呂に入ってほっと和む。<o:p></o:p>

 これでゆったり飲み始める。やがて、除夜の鐘が街に響く。<o:p></o:p>

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年の暮れに思う

2009-12-30 14:30:41 | 世情

Christmasというのは日本の風習になった。アメリカにいた頃は、音楽はクリスマスだがHappy Holidaysと言っていた。恐らくはPolitically Correctな対応かも知れないが、車のラジオで聞いていると良い言葉だなあと思っていた。<o:p></o:p>

それにしても、デパートはクリスマスが終わると、一転、暮れの準備と御節になり、新年は2日頃から福袋とセールで大童だ。前は三が日はお休みで、のんびりと4日から福袋を売り出したものだ。<o:p></o:p>

国際的なプロジェクトを進める上で、12月から1月は鬼門だ。アメリカの企業は大体12月中旬以降は休暇で進まない。片や、日本は正月休みで4日の初出も仕事にならず、5日からとなる。つまりは20日間は何にも進まないことになる。連絡も20年前は、図面はFAXしか使えなかったし、後は高い国際電話かフェデックスしかなかった。その後、メールと添付ファイルができてなんとも便利になった。スカイプで電話もできる。<o:p></o:p>

クリスマスのデコレーションは至る所で名所がある。思い出深いのは、舞浜のディズニーランドに近い舞浜の住宅街だ。京都では北山通りみたいな飾り付けの感じかな。アメリカではクリスマスが済んでも、年内はずと飾っていた。また、大晦日のイベントや花火も思い出だ。寒い中、ファニュイル・ホール・マーケット・プレイスで愚妻と分け合った屋台のホットドッグが懐かしい。<o:p></o:p>

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鑑賞する:本は何冊読める、CDは何枚聴ける、置く場所は

2009-12-29 15:24:33 | 趣味

 CDを毎年1,000枚は買う方がいるらしい。そこまで聴けるのかと訝る。大体、日に1冊見当は本を読んでいる。読む速度は、平均100P/時間くらいだから350Pの本は3.5時間で読んでいる勘定だ。一週間では24時間くらいとなり、ほぼ一日を費やしている。CDは大体1時間なので、同じならば24枚、年間1,000枚は聴ける勘定だが、これは持っているCDを全く聴かず新譜のみを聴く場合で、ありえない。また、本は電車でも読めて、7時間/週はこれに充てている。新譜のCDIpodに入れて電車で聴くだろうか。と考えると1,000/年のCDは余程時間がある方か職業でないと聴けないだろう。それでも買っているとするとそれは「積聴く」だろう。<o:p></o:p>

 逆に考えると、本も年間350冊位が限界かもしれない。本も読む量より、読んで損したと思わない「質」にそろそろ移行しようかと思っている。あまりにつまらなく、上下巻の分厚い本が多すぎる。良い本は大体厚くもなく薄くも無い。出版不況は内容が詰まらないからだと思っている。CDは安くなり、箱買で更に安いから枚数が増えるのかもしれない。CDの箱物は、開けるのも面倒なので買っても全部はまず聴かない。その上重複も多い、量やコレクションは貴重ではない。楽しめるものを選ぶのが大切だ。なお、本の350冊は延7m程になり、6段組に本棚で幅約1.2mになる。CD1,000枚は10mで8段組みラックなら約1.3mになる。結構な重さと量になり、毎年増えるとなるとぞっとする。(もっと恐ろしいのはLPでCDの4倍くらいの体積となる)<o:p></o:p>

 本は感じるところだけ、エクセルのリストに追記している。大体、ためになるのは一行位にまとめられるようだ。(それを越える本は手元に長く置く)「つんどく」がもっとも問題だろう。期限と気合を入れて読んで行かないと頂いた論文などもどんどん積み上がっていく。<o:p></o:p>

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MIDWAY  OSAKAのネーミングと提言

2009-12-28 19:55:00 | 都市経営

今回の冬の大阪イベントは大阪市と大阪府で分担している。「御堂筋イルミネーション」(大阪府)と、御堂筋が文化芸術の舞台となる「MIDWAYOSAKA」(文化芸術で「明るく」「楽しく」「わくわく」する大阪に!推進実行委員会(大阪府、大阪市、経済団体等))、中之島エリアでは「OSAKA光のルネサンス2009(大阪市)と結構ややこしいので今回はまたがったお話を。(イベントはまとまらないと観光政策にならない。観光庁も地域から考える働きかけが必要だ)<o:p></o:p>

今回のMIDWAY OSAKA とは御堂筋(MIDO WAY)とMidway (催し会場、(博覧会などの)間の広場)を筆禍得ているらしい。まず、御堂筋は広い並木道なので Mido BoulevardBlvd.)が普通考える表記だろう。Wayは通路か道筋、手順を示すのには使うが「筋(大阪での南北の基幹道路)」に使うのは違和感がある。次にMidway も殆ど使ったことがない言葉だ。どなたかが思いついたネーミングなのだろうが、なんで御堂筋イルミネーションミュージアムとか、御堂筋昼と夜の宝箱とかわかり易くしなかったのか。神戸でもルミナリエ(Luminarie 伊)と素直だ。丸の内も三菱地所などが語呂の似ている東京ミレナリオとしていた。イルミネーション以外の色々なイベントがあるのでMIDWAYにしたかったのだろうが分かりにくい。<o:p></o:p>

御堂筋、堺筋の近代建築の名作の活用はとても良い。大阪の歴史資産の活用だ。関連して、大阪ミュージアム構想なども面白い( http://www.osaka-museum.jp/index.php )<o:p></o:p>

惜しむらくは、イルミネーションだ。銀杏は樹形がごつごつしておりイルミネーションが似合わない。似合うのはヤケキのように枝が傘のように開くもの、もみの木のように円錐形のものだろう、木ごとに飾り付けるのではなく、木と木の間をまたいで光の線を架けたり、ネットを架けて模様を光で浮かび上がらせるのがよいだろう。その昔、ボストンのパブリックガーデンで見て感動したものだ。京都でもやっているが、映像を壁面や河に投射するのも面白い。できたら中ノ島市役所エリアのみならず、御堂筋沿いで屋台も欲しい。一寸腰を持たれかけられるようなストリートファニチュアが欲しい。御堂筋は大阪の宝だ活用しない手は無い。それにしても100尺規制が解除されビル軒線の街並み統一がなくなったのは残念だ。

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葵(松原室町)で驚嘆:カキフライとビフカツのランチ

2009-12-27 07:20:59 | 食べ歩き

 いつもより動いたテニスの後、久々に「葵」に。ランチにカキフライとビフカツ(1,250円)を。相変わらず綺麗な店内のカウンターで調理を見る。いろいろなソースパンやフライパンが見えて楽しい。フライは揚げ鍋(直径35cm位)で揚げる。肉は切ってあるのから切り出す。(本来はステーキがお職です)牡蠣と共に衣を付け牡蠣から先に油に。高温で泡が立って1分くらい。その間にガルニ(キャベツが芸術的な細切りだ、筋を取るのが大変だろう)を息子さんが。ご飯はつやつや。お味噌汁は大根の千六本で出汁が良い。<o:p></o:p>

 カキフライは素晴らしい。衣がカラリとしていて身は半生で磯臭くもない。恐らくよく洗っている。大振りだがたるみがない。先ずはレモンのみ、タルタルソース、醤油(お願いした)で楽しむ。今まで食べたカキフライのなかで一番美味しい。<o:p></o:p>

 ほっと一息、ビフカツは衣が揚がっているが中は生。ドゥミグラス・ソースとウスターソースらしいものが掛けられる。辛子もお供に。一口そのままに。鮮烈な旨さだ。衣の外側の味と内側の肉のエキスの味、噛み締める肉の美味しさ。追いかけるドゥミグラス・ソース、驚愕した。昔、初めて食べた時のビフカツの旨さを想い出したくらいだ。試しに辛子もつけたがそのままが最も良い。<o:p></o:p>

 食後のデミタス・コーヒーも楽しめる。(できれば店内「すべて」禁煙でお願いしたいものだが)<o:p></o:p>

 京都に来るなら洋食はこの店が狙い目だろう。

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家で飲む

2009-12-26 07:51:31 | 趣味

 忘年会の季節だ。その一方、家で飲むのが流行りは、住居の面積が大きくなり自分の部屋が持てるようになったのが背景にあると思う。<o:p></o:p>

昔から家で飲むのが好きだ。初めはエビスビールに瀬戸内のおじゃこ、坂角の「ゆかり」、千葉の南京豆としていたが痛風になりそうになってやめた。それから、シングルモルトのハイボールにしたが、味がありすぎるのでウオッカのソーダとしている。(稀にシャンパンも飲む。おからは食べないが)<o:p></o:p>

 家で飲むのは、音楽とミステリーなど読書ができること、帰るのに、寝るのにすぐなことがある。安いとか煙草とかカラオケがないとかもあるが。そのかわり、オーディオは結構良い音がするようにして、LP,CDも買っている。<o:p></o:p>

 時々、思いついたことを紙にごそごそ書いたり、ぽちぽち打ち込んだりもできて楽しい。何より有難いのはCDで、指揮者の聴き比べも入替が簡単だ。(LPだと針が大事になります)<o:p></o:p>

 外に行くときは、美味しいお店を選んで食べに行く。最近は飲まないお昼のランチが多いが、この方が安いしお味も良く分かる。お気に入りのお店は夜もきちんとした格好で行く。それも楽しい。<o:p></o:p>

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つるとんたんのおうどん

2009-12-25 20:13:24 | 食べ歩き

 寒いので本町のつるとんたんへ。大賑わいだ。日替わりを稲荷ずしで。(850円)ここのうどんは冷たい・温かいと細い・普通で量も3玉まで選べる。暖かい普通のを1.5玉で、コロッケととともに。お出汁の昆布、節と醤油の加減が美味しく、麺も重みと噛み締めがある。暖まり素晴らしい。3玉にすれば良かったが、それなら稲荷が食べられない。黒七味が合いの手に良い。コロッケと稲荷でお腹が一杯。有名なお店のきつねうどんが700円超なのに比べ、ここはお味も量もいい感じだ。<o:p></o:p>

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自転車の重さと価格を考える

2009-12-24 22:33:23 | 趣味

 自転車クラブのWindyのランに参加した。ベテランの自転車で軽量車があったが、最近のレーサーがもっと軽い。25年前くらい、ツール・ド・フランスの選手と同じフレームとカンパニョーロのフルセットで50万円で9Kgが目安であった。今では、100万円で7Kgになっている。つまりは2.5万円/100グラムで三条寺町 三島亭の相当良いお肉も買える。これは、フレームの素材変更とパーツ(シマノの革新が主)で、クランク、フリーハブ、ホイール等の軽量化が進んだことによる。昔は7Kgというとピストくらいだったのに。しかも、フレームも素材がチタンやカーボンで強靭だ。<o:p></o:p>

 軽さは大事だが、自転車で大切なのはフレームやホイールの芯が出ていて一直線に前後タイヤが揃っていることだ。サドルを押して真っ直ぐ前に向かうのは芯が出ている。特にホイールの芯出しは大切だ。(まめに振れ取りをしましょう)<o:p></o:p>

 使っているスポルティーフは軽量仕様で鉄のチューブだがメインが0.4-0.7mmだ。これはしなやかで疲れない。三角がしっかりして、フォークと後ろ三角の柔らかいのが好みだ。(ツールでもレイノルズの753などの薄いチューブが多かったという)<o:p></o:p>

 しなやかで安く、メンテナンスし易い自転車が良い。<o:p></o:p>

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富久屋 エビフライのランチ

2009-12-23 07:19:22 | 食べ歩き

 富久屋は松原川端の祇園・宮川町の裏手で喫茶店のような歴史ある色町洋食のお店。芸子さんたちの団扇が飾ってある。ランチ3種類のうち、エビフライ 780円を食べた。弁当のような容器にエビフライ4尾、丁寧なサラダ、スパゲティ、ごま塩のかかったご飯が入っている。揚げたてで美味しい。お馴染みさんが多いようだ。特に赤出汁は山椒が利いて味が深い。スパゲティはトマト味で暖かくご飯のおかずにもなります。次はハンバーグを試してみよう。<o:p></o:p>

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エコで売れるユニクロの下着ヒートテック

2009-12-22 21:28:33 | マクロ経済

 ウオーム・ビズでオフィスもデパートも寒い。ここで売れているのがヒートテックだ。組成はアクリル、ポリエステル、レーヨン、ポリウレタンと新旧の化学繊維がならんでいる。アンダーシャツで1,500円だ。パジャマの上下の安売りより高い。上手い開発企画である。儲かるのもむべなるかな。<o:p></o:p>

 着てみると確かに暖かいが化学繊維ならこんなものかもしれない。ユニクロがヒートテックというブランドを確立しその利益を享受している。下着は枚数が要るし、同じメーカーでも差し支えないのでユニクロの独壇場だ。急に寒くなった今年の冬は売れ行きが事の外よいようだ。<o:p></o:p>

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辛口料理ハチと伊吹珈琲

2009-12-21 20:16:47 | 食べ歩き

 久々にハチを訪問。今回は辛い。胡椒が利いている感じだ。いつもは別添えのルーをジャブジャブジャブとかけるのだが、辛いのでジャブくらいにしました。それでも珍しく汗が出てきました。初めてらしい女性は辛さ緩和に卵をもらいましたがかき回していただけのようです。(辛いのが苦手の方はお連れしないほうが。。。)<o:p></o:p>

 向かいの伊吹珈琲で濃く甘いコーヒーを楽しむ。ここのコーヒーは三条寺町のスマート珈琲と双璧と感じています。豆を愚妻に購う。持っているだけで香りが強い。フレンチに近い濃い炒りだ。解説書があり、ハンドピックで自家焙煎とある。<o:p></o:p>

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三条白川の柿

2009-12-20 09:35:35 | 趣味

 先日から描いていたドローイングをHPにアップしました。( http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/drawing4.html  ) 年賀状にも使います。<o:p></o:p>

 この柿は、白川沿い幹を伸ばしていたのに、その幹が折れてしまい白川にかかる枝だけが残っています。折れた幹のところからは細い枝が上に伸びています。<o:p></o:p>

 川沿いは陽が良くあたり木に都合は良いのですが、川を通る風も強く折れてしまうのでしょう。奥に見える大木も白川にかかる枝が折れたようです。<o:p></o:p>

柿の枝を川につっかい棒を入れて支えており、持ち主の優しさを感じます。また、軒に吊るし柿も見えて鄙びた風景となっています。西向きの2階には簾も見えて夏には川の涼風も楽しんでおられるのでしょうか。 <o:p></o:p>

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GNPは労働人口一人当たりを考えるべきか

2009-12-19 14:04:11 | マクロ経済

 GNPは去年の低下があり、本年はプラスになっている。しかし、高齢化、つまりはシルバー層の増加により、貯蓄率低下がまずある。次に労働人口減少となり、生産減少につながる。中国の成長率が高いのは一つに人口、分けても都市人口増加があるだろう。但し、中国では一人当たりGNPは低い。<o:p></o:p>

これからは、労働人口一人当たりGNPの伸びも考えるべきだろう。それは生産性の向上にもつながる。<o:p></o:p>

また、シルバー層の増加にあわせ、資産は多いため、GNP増加には、如何に消費に呼び込むかが鍵になる。つまりは消費(C)を増やすことが大切だろう。今まで積み重ねてきた貯蓄(S)を使うのが景気回復にも効果がある。(実はIも減るのでGNPは消費拡大分すべては伸びないが)シルバー層向けのトレッキングウエア、カメラ、食事などは成長が見込める。<o:p></o:p>

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今になってロックを聴く

2009-12-18 19:25:12 | 趣味

古典音楽とJazzは結構聴いて来た。Ipodがあるのでロックをと思って、昔流行っていた Led Zeppelin, Deep Purple, Queen, King Crimson 等の主にベスト盤を入れてみた。ロックとはボーカルと歌詞が重要なのだと初めて知った。(プログレッシブ・ロックが当たり前と思っていた)歳をとってからはまると結構大変なことになるというが、今のところ通勤専用だ。<o:p></o:p>

大変良い。特にQueenFreddie Mercuryは素晴らしい。(奥田英朗 空中ブランコの伊良部の描写にも出て来て笑える)マルチ・トラック録音のようで、重なりや厚み、響きの多様さが楽しめ、歌詞もMoet  et Chandon (Killer Queen)などが出てきて何のことかと思ったが、面白い。更にアルバムを聴いて見よう。(読書で気に入った作家ができると著作を全部読み通すのが好きです、古典音楽でも同じことをしているが。。。)<o:p></o:p>

King CrimsonIn The Court Of The Crimson Kingも聴き入った。こんなのを早くから聴いていたら古典音楽など聴かなかっただろう。音楽も良いが詩も語りかける。しかし、重く塗りこまれた感じがある。絵でいうと厚塗りな感じがしてQueenはルオー、King Crimsonはクリムトを思う。<o:p></o:p>

ハード・ロックとプログレッシブ・ロックが良い様だ。グランジを聴いたが、いまひとつだ。またIpodに歌詞も入れてみた。便利です。<o:p></o:p>

ロックを聴くと、対比効果でしょうか、古典音楽のバルトークで小澤 ボストンによる管弦楽のためのコンチェルトをより面白く感じています。<o:p></o:p>

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京都 梅小路公園の水族館計画を考える

2009-12-17 20:37:56 | 都市開発

 オリックスからの開発提案とある。年間200万人の集客想定だから、大人2,000円として 20億円/年の収入(団体や子供料金など50%に割引の想定) 大まかに言って150億円くらいの建物投資なら借地方式でどうにかなる水準であろう。(海遊館の建替えは400億円、リニューアルは100億円とされている http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080808/lcl0808082304006-n1.htm )<o:p></o:p>

水族館はソフト・ウエア産業と似ている。作るのに投資が大きく、もし想定より売れると大幅な黒字になるが、その反対もある。国内で200万人/年レベルの水族館は八景島シーパラダイス(複合施設、ショープール主体)、沖縄美ら海水族館、海遊館、名古屋港水族館、葛西の臨海水族館(上野動物園分館)くらいだ。( http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4HPNN_jaJP309JP222&q=%e6%b0%b4%e6%97%8f%e9%a4%a8%e3%80%80%e5%85%a5%e5%a0%b4%e8%80%85%e6%95%b0 、http://www.nui.or.jp/machidukuri_info/databook/4-1-13.pdf  )容易な数字ではない。<o:p></o:p>

技術的には、初期の水を運べばクローズドシステムの循環でやっていける。海遊館も初めの水は和歌山沖から取水して運んだ。シカゴのシェッド水族館は列車で運んでいたが。海水利用は沖縄など海の綺麗なところだ。<o:p></o:p>

規模は海遊館の半分、14,000㎡、水槽の水量が展示の魅力と運営コストに跳ね返る。集客のピーク対応は海遊館の半分なので集客の平準化が必要だ。夏のピーク 5万人/日(2.5%とした)したら施設容量はよほど水槽延長(観覧客収用人数)を増やすか、ソフトで集客分散を図る(夏は来ないよう、冬は来るようなイベントを仕掛けるか、予約を活用する)、夏に並ぶエリアとテントも必要だ。<o:p></o:p>

立地は京都駅から西へ1km12分)で歩けないこともない。しかし、周遊観光のバス依存となるだろうからバスの駐車場が不可欠だろう。また京都駅から歩道整備も必要だ。<o:p></o:p>

観光客にとっても京都で水族館に行くのかテーマが重要だ。競合施設は海遊館(ジンベイザメ、大水槽)、須磨、鳥羽がある。「環境共生型」というからにはタッチプールが主体なのかもしれないが、訴求力は低い。淡水魚は地味で、地元の「鮭」をテーマにしたシアトル水族館やモンタレーで自然や環境を重んじるモンタレー水族館などは有名だ。内陸型の淡水魚が多い水族館ならテネシー水族館がある。(未訪、設計は海遊館と同じCA http://www.tennis.org/Home.aspx  http://en.wikipedia.org/wiki/Tennessee_Aquarium ) もっと大きいのはジョージア水族館もある( 未訪 tvsdesign http://en.wikipedia.org/wiki/Georgia_Aquarium )で、マンタもジンベイもいて、映像館(天保山のサントリー・ミュージアムのようなもの)まである巨大なものだ。結局、集客にはペンギン ラッコ アザラシという人気者が不可欠だし、大水槽での環境展示やジンベイザメなど大型魚類が必要だが、京都では運搬が大変だろう。 <o:p></o:p>

さらに、水族館は研究機関でもあり繁殖もしている。京都の自然との関連も必要だ。また、水族館のテーマとして歴史と進化でシーラカンス、オウム貝、蛸、肺魚なども考えられる、更に、鴨川から淀川の魚類もあるが「地味」そのものだ。いっそ京都の芸術・工芸品、つまりは織物や菓子のテーマになった魚たちなどのほうが煌びやかでよろしいだろう。<o:p></o:p>

この計画は施設規模と集客数、交通手段、狙うターゲット客、展示テーマに難問がある。<o:p></o:p>

(追記)最近、東京の新タワーの下にも「都市型水族館」を検討しているらしい。水族館とチェーンのメリットがあるのだろうか。それにしても展示の内容が「生き物」だから、生きる共感を大事にすることが感動につながるのだが。<o:p></o:p>

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