都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

現代の建築家 (井上章一):意外にまっとう、批評の根幹がないのは残念

2016-09-30 04:33:07 | 都市計画

 「京都嫌い」で名を売る作家、本来は建築批評で、本著の内容はまっとうだが、枝葉末節にこだわり建築家の位置付けや特色が霞む。知見は:

・松室重光:大連のビルの上の祇園祭の鉾には驚く、日本と近代の調和の時代を象徴する。なお、京都北山の植物園が進駐軍の駐留でアメリカ物資が多く、後の地下鉄延伸とあわせバブル期の北山通発展になったのは六本木と通じる。

・丹下健三:カンピオドリ広場でミケランジェロ・ベルリーニ、和風に通じるテラーニなどイタリアの影響は面白い

・村野藤吾:資本論はポーズ、1%の村野は予算超過でゼネコンが被る、超高層嫌い、関西大学の専門図書館は最後に円形にして運営課長を憤死させたうえ、図書館学会では最悪の図書館との定評→暴走もあった

・吉田五十八:「凍れる長唄」、東京の根岸壁に京都の聚楽壁を東漸(とうぜん)、吉田流は真似易いが村野流は中村外二や半田雅哉に支えられ真似にくい

・菊竹清訓:狂気とスクール、都築市民会館の設計で数百万円の修繕負担から大人しくなる、前川の日本相互銀行の雨漏り修繕と同じ失敗で先取しすぎた。スカイハウスは「お寺」で端に水廻り、地主制度解体のアンチテーゼとしての搭状都市と海上都市のメタボリズムへ→レム・コールハースは民主主義のⅣシンボルと思っていたので驚く。オブリストにはスカイハウスは地主の儀式・催事の場と返答

・篠原一男:唐招提寺で目覚めた、「虚空」の日本建築、「空間」ではない、哲学的になる

・安藤忠雄:長屋はアッパー・クラスが住む、住みにくいが「近所の人々」が施主になってみたいと思わせる

 なかなか面白い

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石和川(大阪 新地):白身魚の天ぷら餡かけ定食はうまい

2016-09-29 03:55:23 | 食べ歩き

 玉子豆腐の口取りは上品でぷにぷにしている。たっぷりの漬物は沢庵と塩昆布と細切りの昆布やスルメで松前漬けか。ご飯にはちりめん山椒がたっぷり、炊き立ての柔らかめのご飯。味噌汁は出汁が効いてあられの豆腐と大根もうまい。

 鱧の天ぷらが、6,7切れで充分、餡も野菜の細切りたっぷり、舌を焼く温度が楽しい、鱧は嫌みがなく骨もない。うまみが餡とあわさりさらにうまい。

 堪能した、これは良い

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ドーダの人 小林秀雄(鹿島茂):笑える分析、コーホート、SM、ヤンキーで分析

2016-09-28 04:31:33 | 趣味

 「ドーダ」とは自慢げな様子で鹿島の最近の見地。その代表として小林秀雄を分析。難解な文章がどうして一世を風靡したのかを探っている

小林のエッセイに「その作品が優れているかどうかよりも、その作品が素晴らしいといっている社会があるというのが現実だ」というのが印象に残っている。これを鹿島は小林について「『花』の美しさ」(観念主義)を客観している(つもり)が(実は)「美しい『花』」(現場即応主義、帰納主義)の主観があるという鮮やかな分析をしている。

 不真面目に見える内容だが、ユニークで楽しめる。知見を整理すると

 

①ユースバルジ(人口学)

・家庭環境(準母子家庭、真正Mの泰子との同棲)、社会状況、人口要員から「ドーダ」は決まる→東大の仏文科の隆盛

・若人人口の急増世代は、「人生砥断家」、「性急な絶対糾問者」のランボーを求める「過渡期」→バブルのサブカルチャーで崩壊

②SMからの男女経験分析

・泰子は真正Mだが、小林はSになりきれなかった、互いに相手を誤解→小林の女性体験は貧弱なのに「女」を知ったと思い込む

・ヒモの「殴り営業」は娼婦の願望をかなえる→ここまでできなかった

③ヤンキー度

・齊藤環「世界が土曜の夢なら」の「ヤンキー度テスト」11種類のヤンキー特性にほぼ該当

・文章はマクシム(箴言)であり論理性がない

・翻訳もコンスタティブ(内容)でなくパフォーマティブ(訳文の文体や息遣い)は「誤解力」→ランボーの「私は私の頭に浮かぶような言葉で表現したくない」言語的ドツボを小林が勝手にランボーの詩人廃業人生と換骨奪胎

・過剰な「ドーダ」で人生をおくるが、バブル時代に埋没

 笑えて面白いが難解、小林秀雄が難解なのは「ドーダ」だったからだと理解した。この威力で、わからないけどすごいと思わせたのがすごい(表現が小林秀雄的になってきた)

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深瀬寿し(大阪 堺):上穴子にぎりを堪能

2016-09-27 04:48:49 | 食べ歩き

 恒例の夏の穴子。帰りは南海の湊、天下茶屋、地下鉄経由で淡路、京都まで阪急は1時間半。今回は、いつもの穴子にぎり(900円)に加え、上穴子にぎり(2,170円)をおごる。上は同じ穴子だが斜めに切ってあり大きく、ご飯の両側に垂れている姿は女郎寿司のよう。大きな穴子は嫌みもなくとろける。夏の疲れた胃に優しい。

 穴子の箱寿司、バッテラも変化がありおいしい。とくにバッテラの酢加減が毎回感心する。

 夏の定番で、親戚にかん袋のくるみ餅とあわせ配り歩くのが夏の挨拶

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台風で自転車整備

2016-09-26 04:39:20 | 趣味

 子供の帰省に合わせて遅れた夏休みを取ったら、あらあら台風。お出かけ中止で、朝から自転車整備。Vintage Cannondale(1988)のPresta(Racer)にはフロント・バッグのRIXEN & KAUL延長アダプターを取り付ける。ついでに、給油、結構疲れる7気圧超の空気入れをこなしてオートゾルとフェルト布でのアルミ磨き。次にModerata(Pass Hunter 1983)は加えてさらに磨きが多い。なぜか古いWolber ( Super Champion ) のリムが汚れている。これも拭く、Cannondaleについていたものだ。さらにAllegretta(Sportif 1985)は久々に持ち上げると軽量に驚いたが、これも磨きが多い。最後にPromenada(ご近所用 1977)のチェイン給油など。杉並の1977年製だから39歳だ。

台風の湿度で汗がぽたぽた、朝から2時間。

 タイヤの空気圧はどれも充分、秋の風景探索に嵯峨野や桂川へ行く予定

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ハラタチ日記:めいわく婆さん

2016-09-25 04:52:21 | 世情

 久々の好評なハラタチ日記、今回は婆さん特集

①電車の席取り婆さん

 電車の席に座ろうとしたら、横から座って「隣も来ます、来ます」と2席取られた。呆気に取られていると、娘がゆっくり荷物を持って横に座る。分業制なのね。

②デパートの割込み婆さん

 ショーケースのあるレジで支払い中に、ケースの中の豆腐を見に、婆さんがわらわら。レジに並んでいる婆さんが嫌な顔。平気に、「この豆腐ちょうだい」にはレジの店員が優しくお並びさいと諭す。嫌そうな顔の婆さん。順番は守らんといかんぞ。

③通路でのカート横切り婆さん

通路で、右左からカートの婆さん。知り合いに気づいて、急に走り出すと、人の靴の先をカートで踏むぞ。とても痛いし、磨くのも大変だぞ。

 75歳以上(後期高齢者)は12.5%で8人に一人というが、これからさらに増える。マナー教室が要ると思う。「最近の年寄りは~」になるのかな

 自分自身もマナーだけは気を付け、清潔で愛される年寄りにならないと

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いこい(大阪 中津):昔ながらのガード下の居酒屋は若い方には新しい

2016-09-24 04:02:05 | 食べ歩き

 久々に、若いの2人とベテラン2人で予約して呑みに。机の上の「予約席」が笑える。ここの名物串ものの、どて焼、すじ焼、バーベキュー(赤ウインナとベーコン)から。特にここのどて焼きにたんまり七味はうまい。すじ焼はニンニク・チップが合う。バーベキューには卓上の中濃ソースをどぼどぼ。若い方は初めてという鯨のベーコン、スルメの天ぷらなどでビールとハイボールがすすむ。煙草の煙とすすけた内装、阪急電車の通過音が懐かしい。厚揚げ焼はほっとする、薄いのが沢山で面白い。受けたのは大盛り焼きそばで、化学調味料がこれでもかと入っている屋台のお味。大人気はキャベツの繊切の上にのった巨大なだし巻(400円!)で、お代わりを頼む程。4人で散々飲んで1万5千円は安い。

 35年前に初めて来たのが昨日のようだ

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かん袋(大阪 宿院):氷くるみは暑さしのぎに

2016-09-23 04:47:41 | 食べ歩き

 恒例の堺の穴子寿司買出しに合わせお土産を購う。待っている間に氷くるみを(360円)。氷を掻き分け、まずは白玉が固くならないうちに食べる。次にくるみ餡と氷を混ぜ合わせて食べるのが好きだ。ねっとり餡が氷で薄くなり味わいが増す。

 そとは猛暑だが、ほっとする冷たさと味わい

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近鉄の「青の交響曲」の運航開始日に吉野に、下りで足ががくがく

2016-09-22 04:50:46 | 趣味

 恒例の愚妻と1日旅行。

JRの「秋の関西1Day Pass」3,600円で近鉄吉野エリアにする。朝の7時10分の特急で京都から吉野まで。日本最古のロープ・ウエイはあるが、2分の距離ならと足で登る。アシックスのウォーキング・シューズではこなしきれない急な坂。トレッキングの靴を買わねばと愚妻と話す。

 上がったところにバス乗り場。駅前のロータリーからでないのか訝るが、マイクロバスで500円払い、くねくねと奥の千本まで。10時着で京都から3時間。吉野山は急峻で、熊野に続く山道がある。鳥居から拝殿までは切り通しの道、両側の木は切り倒した跡がある。急な坂道。

金峰神社は世界文化遺産。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B3%AF%E7%A5%9E%E7%A4%BE_(%E5%90%89%E9%87%8E%E7%94%BA) ) 拝殿の後ろに朝日が射す、奥に見える石段が特徴。

鳥居の右には西行庵への石畳があるが、下りのこともあり疲れそうで止める。下り坂は急で、ウォーキング・シューズではつま先と甲が痛い。杉の人工林が広がり森林浴が楽しめる。杉の中、道路の片側は崖で落ちるとどこまで転がるか分からないほど。

次は吉野水分神社( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E9%87%8E%E6%B0%B4%E5%88%86%E7%A5%9E%E7%A4%BE )社殿は破風が3連と特異な流造。裏から見ると、崖を利用した丸太の懸造の様だ。( https://kotobank.jp/word/%E6%87%B8%E9%80%A0-171218 )

 

 さらに、苔むす切り通しも下って足がへろへろ。地層は千枚岩の様でもろそうだ。途中の商店街には道に覆いが掛かる。なんとも面白い。金峰山寺に( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B3%AF%E5%B1%B1%E5%AF%BA ) 立派で後醍醐天皇( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E9%86%8D%E9%86%90%E5%A4%A9%E7%9A%87 )の南朝は吉野の歴史があるが、その拠点だ。前庭の4つの桜が独自。蔵王堂は大きく、天井の梁が高い男性的な建築。修行僧の開祖役行者が開いという密教。般若心経もある。山上本堂と合わせ修行があったのだろう。立派な鳥居もあり結界を示す。( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E9%87%8E%E5%B1%B1 )

 以上の3つの世界文化遺産がすべて無料には驚く。

ここで疲れがたまり、駅に降りて、橿原神宮にお参り。片道1時間の各駅停車で単線のため待ち合わせが多い。下市口駅はトレッキングが多く、観光案内所もある。沿線は杉の加工工場が多い。昔は筏を組んで川を下ったのだろう。奈良には工場が少なく鄙びた風景で和む。

橿原神宮駅は村野藤吾の設計、遅いお昼と足早参拝。折り返し、吉野に。青の交響曲 16:04 3号車 6E,Dの二人席のキャンセル分を愚妻が前日に買ってきた、感謝。運行開始日で撮り鉄が多い。沿線の住民も写真。新しい3両編成で、両側がゆったり豪華な車室、真ん中がバーとラウンジ。特急に210円の追加料金で乗れる。阿部野橋から吉野のイメージ・アップを狙った車両で、人数が多く儲けにはならないと思う。古い車両の再利用の様で、外装が波打っていたのもむべなるかな。発車・停車の音楽はハイドン 交響曲第101番「時計」 第2楽章らしい。正統派だが、なんで青を選んだのかよくわからない。中でビールとハイボールを楽しんで阿部野橋に。途中に屯鶴峯(どんづるぼう https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%AF%E9%B6%B4%E5%B3%AF )や、古市など昔よく自転車で走ったあたりが懐かしい。地味な沿線で豪華な車内の対比が面白い。

ハルカスの近鉄百貨店を覗いて、JRの環状線で福島へ。愚妻は初めてで、京都の町家のような路地と飲食店、女性の多さに驚く。行列の店でパンを買って、これまた行列の屋台風のうまくて安いおでんを楽しむ。

洛中に帰ると21時前。活動した一日だった、きつい下りで足の甲とくるぶしが痛む

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洋食専門 やろく(大阪 住吉):古典というより時代遅れか、サービスと雰囲気は良い

2016-09-21 04:43:58 | 食べ歩き

住吉大社に近い、歴史あるお店で、清潔で綺麗な店内でサービスは良い。

オーディオが有名、JBL4311 ( http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/4311.html )嫌みなく鳴るが上品なBGMで定位が良い。上下のレンジを切っている。コーン・トゥイーターのLE25は暴れん坊で伸びない高域が有名。この40年前のスピーカーを嫌みなくとりまとめたのは良いが、音像と音場の再生を目指す近代オーディオの対極だ。この音の志向は料理に通じる。伝統を重んじているが、古臭く、技がない、食後にもたれるなどの印象だ。

 ビール中瓶(嫌いな朝日のドライ 550円)、ビフカツ(1,296円)、ハヤシライス(1,080円)で2,926円は高い。

 ビフカツは衣が厚めで揚げ切りは良いが、衣がすっぽ抜ける。肉は固くうまみがない。ドゥミグラス・ソースは薄茶色で味が薄く、量は多くぼんやりしている。ガルニはドレッシングの掛かったキャベツ、トマト、キュウリの薄切り、味の薄いポテト・サラダに辛子。まとまりが美しい。しかしうまさがない。洋食の持つ華がないというか、見た目は良いのだが、楽しませてくれない。

 ハヤシライスは恐らく小麦粉での粘り系だがゼラチンも入っているのかも。肉が薄く広いのは、あらかじめ用意したソースでその度煮込みだろうか、独自だ。提供は早い。玉葱は櫛型で煮込みタイプ。福神漬けが付く。ソースの量も多い。古いお味で胃に堪える。付け合わせのサラダのダイス・トマトとドレッシングが救い。味噌汁も合うがお味は普通。粘りに辟易、苦手だ。

 全体に高く、普通のお味で、歴史、清潔さとサービスを味わうお店

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トーレンスのベルトを汎用品に交換

2016-09-20 04:49:35 | 趣味

 正規品は4,860円で、前回から2年くらいで延びた。ネットで代替品がないか探すと、1,280円で530㎜ 幅5㎜というのがあった。( https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00KAZKX8O/ref=oh_aui_detailpage_o01_s00?ie=UTF8&psc=1 )取り付けるときついがちゃんと回り、ワウ・フラッターも感じない。

 どれくらい持つかこの秋から楽しんでみよう。Ortofon MC20SuperⅡも確か98年製のはずなのだが問題がない。アルミの材質で端正なスタイリングだ。200時間も聴いていないはずで、針も減っておらず買い替える必要を感じない。針先を替える方法もあるようだ。

 単なるゴムの輪に5千円は高すぎ(と書いたら4千円のネットも出始めた)、しかも伸びが早すぎる。高すぎる価格が代替品の出現を招くのは経済の原則だ

 最近のオーディオは高いか安いかの二極化が激しい、中間層が薄くなるのも社会・経済と同じ

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すいば蛸薬師(京都 烏丸):2時間楽しんで二人で7千円

2016-09-19 04:43:08 | 食べ歩き

 盛業で3店目は蛸薬師新町。大きなガラスから通りが見えて快適。大食いの若いのを連れて、ハイボールなど14杯。2時間で、つまみは10品で生麩の田楽は京都らしい、自家製ピクルスはあっさりで目先が変わる、ポテトサラダは玉葱大目で人気、良かったのがトマトのブルスケッタでパンの船にトマトが載る。二人で7,410円はお値打ち。

 途中に驟雨。その後の通りがさっぱりして、打ち水効果で暑さも和らぐ。禁煙とスマホでレジ管理など近代的立ち飲み。

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夏の楽しみと秋への楽しみ

2016-09-18 04:40:53 | 京都

 汗をかく、塩分摂取に向かう。家系ラーメンとか、漬物が大手を振って食べられる。その前の運動はテニスが多い。自転車は事故があること、木陰まで地道が長いことでお休み。そのかわり、愚妻と近郊探訪を繰り返す。ラコステの大きな麦わら帽子を買ってもらって快適。足元はアシックスでお揃い。(これと厚手のソックスはいいですね)

 ひりひり焼けた肌には、シー・ブリーズ、加齢臭防止にも良いようだが、大本を絶つシャワーが楽しみ。

なんといっても夏のご飯は、平野屋の豆腐、酢橘の皮卸、酢橘の絞汁での、豆腐ご飯にとどめを刺す。冷たい豆腐と、熱いご飯、取り持つ醤油と酢橘、たまりません。

 秋になると、牡蠣フライはおきまり、京都の鱧と松茸、栗が楽しみ、住んでいてありがたいと思える

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銀平(大阪 新地):夏の豚汁はうまい

2016-09-17 04:33:54 | 食べ歩き

 猛暑のお昼は、お造り定食1.080円。夏は塩分摂取に気を遣わないためお漬物もお代わり、ねっとり酸っぱめに発酵した白菜がうまい。ご飯には卵の黄身だけを準備。

 ご飯に、お刺身は鯛、太刀魚、よこわで3切れずつ。楽しみは豚汁で舌を焼く熱さ。玉葱、大根、人参、蒟蒻に豚とお揚げ。表面に浮く脂が頼もしい。

 お造りには山葵をのせてご飯の白いところ、合いの手で黄身ご飯と豚汁、漬物。お代わりは当然。汗をかきながら、豚汁に七味を大盛。

 お造りご飯と豚汁・黄身ご飯・漬物がうまい。

 外に出ると暑い大阪だがこれが夏だ、そのうち五山送り火

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百貨店の閉店が多い:装置型商業の限界か

2016-09-16 04:36:56 | 都市計画

 百貨店はDepartment Storeとあるとおり、ボン・マルシェを嚆矢に多数の専門店を1つの店舗にまとめたものだ。ひとつにまとめる装置としてエスカレーター、エレベーター、アトリウム(吹抜け)などが必要となった。また、一つのお店としてセールやイヴェントの開催での集客、在庫管理、割引管理が優位性となった。

 バブルの頃、MITで「かつてデパートには夢があった」というのを読んで今に日本もそうなるかと思ったら、10年後にそごう、西武の破綻もあり閉店ラッシュとなった。

 最近も、和歌山や柏、千葉での閉店が多い。なぜかと商業コンサルに聞いたら、「ショッピング・センター(SC)では賃料は10%、デパートでは消化仕入れ、派遣、場貸しなど色々だが30%相当」と、装置と人員にお金がかかっているため賃料の比較優位がないことがある。さらに大型専門テナント(ユニクロや西松屋、ニトリなど)の台頭があること、百貨店はシルバー・ターゲットでサービスに変化していることなどもある。

 かつて百貨店に行くのは週末の行事で、都心の楽しみが凝縮していた。しかし、今や「街」の時代でぶらぶら歩くのが楽しい。というのも、物が売れない、再利用(オークションなど)やレンタルも多い。商品情報も豊富だ。箱もの商業は限界で、シルバー層がゆっくり楽しめるというのが優位と言える。

 どうにかならんかという問い合わせが多いが、伊勢丹がやっている平場の企画ものなど、「大きなセレクト・ショップ」となるか、サービスを売り物にするか、外商に特化し御用聞きコンサル型などしか方策を思いつかない。

 前の阪神百貨店の事例で、今後の百貨店は、催し、デパ地下、飲食の3本立ては参考になる。日本型の百貨店のあり方を模索しているが解がない。

 かつて、百貨店のお子様ランチに夢があった、いまならなんだ?

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