都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

春の京都:街は混雑

2009-04-30 20:44:09 | 京都

 京都の街中に人が多い。車も多い。自転車で走れないほど。街の角でガイドブックを開く方、一眼レフを左右に持ち、デイバッグを背負った方がちらほら。これはまずいと、御所に行くと鮮やかな緑が本当に目に染みる。のんびりたたずむ。祝日なので川端二条の赤垣屋がやっているはずなので筍で一杯引っ掛けようかと思ったが、昨夜のお酒と煙草(間接喫煙)の疲れがあり諦める。<o:p></o:p>

 窓からいよいよ東山の深くなる緑が夕陽を受けて美しい。笑っていた山がどっしりしてきた。<o:p></o:p>

 

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春はドミ:スマート珈琲 寺町三条

2009-04-29 10:08:45 | 食べ歩き
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いつもはコーヒ豆を愚妻に買うだけのなのですが、ランチを。1130で長蛇の列、30分ほど待つ。2品が選べるランチはハンバーグとポークチャップという京都洋食界の巨頭にする。(980円)珈琲をつけて頂く。(220円)ランチの食べられる2階は雰囲気のよい木の内装だ。三宮にあったローストビーフのキングズ・アームスを想い出す。(HPに1932年(昭和7年)に「スマートランチ」を創業とあります)<o:p></o:p>

店内が和んでいてとても気分が良い。ウエイトレスも親切で清潔。ハンバーグは柔らかい。ドゥミグラス・ソースは嫌味が無いが、旨味と苦味がある、滑らかなもので懐かしい味。ちょっとソースを入れると鋭くなる、胡椒も合いますがそのままが一番。大昔のお子様ランチのハンバーグを洗練させるとこのような味だろう。ポークチャップはお肉が美味しい上、トマトソースが甘みと旨味があり、ドゥミグラス・ソースとの対比も楽しい。ご飯もおいしい。本を読むのも忘れて、あっという間に食べてしまった。コーヒーが秀逸で、熱く、甘く、苦く、旨味がある。(1階の焙煎機の後ろで待っていた時、ふと見るとドイツ製のようでした)気に入りました。味が十分あり、エスプレッソのように水と交互に楽しみました。今までは、近所の別のコーヒー店が多かったが今度はこちらにしよう。待つ方もいらっしゃるので早々にテーブルでお勘定をして、満足とともに寺町へ。これで量があったら最強ですが、寺町での「銀座資生堂パーラー」のようなお店です。<o:p></o:p>

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民間都市開発推進機構と都市再生機構の再開発支援 7,000億円への疑問

2009-04-26 14:48:59 | 都市開発

 4月24日 新聞に掲載されていた。 梅田北ヤード(オリックス不動産等)、日テレゴルフガーデン跡地(三菱地所)、虎ノ門・六本木再開発(森ビル)などの開発支援が候補とある。遅れている民間の開発を支援する必要があるのかと訝る。もともと大型開発ほど遅れるというGordonの理論がある。 問題は日経にもあるが、公的支援による「モラルハザード」と 「不動産市場をゆがめたり」という懸念だ。 <o:p></o:p>

次に資金量 7,000億円だ。都心の1,000%の容積率の用地で 坪4,000万円、建物100万円/坪(土地に1,000%分で1,000万円/坪)とすると、開発用地あたり5,000万円/坪となる。経費(金利、取得税、仲介料など)を無視すると、7,000億円では14,000坪の開発費用となり、14万坪の建物(有効率60%と仮定)で8万坪のオフィスが出来る勘定である。新宿の超高層2本分くらいだ。この規模の資金で果たして効果があるのかどうか。<o:p></o:p>

懸念は経済低迷をうけ、開発に参加した民間ディベロッパーの支援に低利融資を使うのは良くない。ディベロッパーはリスクを負う代わりに、リターンも大きいからだ。支援は破綻金融機関への公的資金注入と同じで経営責任を先ず明確にする必要がある 若し開発を支えきれないのなら、違約金で解約するのが公平だ。1990年代初頭、オリンピア&ヨークがロンドンシティに隣接したドックランズ開発で破綻したが、新しいディベロッパーに引き継がれいまや金融センターである。公平かつ公正な手法が必要だ。 <o:p></o:p>

7,000億円使うとしたらディベロッパーが破綻や撤退した開発の再生であろう。これを安く買い取り、開発し安く市場に供給すればよい。これは都市再生機構の役割である。別のケースとして、開発が現在困難になったが、社会的、経済的意義の大きい開発は他のディベロッパーを選定し、低利ファイナンスを民間都市開発推進機構が提供する案もある。<o:p></o:p>

特定の利益にならぬよう、監視する機関とその活用実績を報告する制度が必要だ。いうなれば「家計簿」である。<o:p></o:p>

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ステーキ屋さんのカレーの三都物語

2009-04-26 14:45:11 | 食べ歩き

 暑くなってきたので、お昼に大阪新地のステーキ屋さんの榊原に。水曜日は薬味が多いカレーが950円です。薬味は漬物微塵切り2種、烏賊の塩辛、胡瓜の小口切りのアチャール、ドライ・レーズンとレタス数枚が出てきます。<o:p></o:p>

 ビーフカレー大辛で、しゃばしゃばでした。同じような高田馬場の夢眠のポーク野菜(辛さ)3が偉大だと思いました。ここは玉ねぎの薄切りがつけあわせで、ドライ・レーズンのご飯に乗ってきます。<o:p></o:p>

 ステーキ屋さんのカレーに思いを馳せると、神戸では「みやす」です。ランチではハヤシライスもハンバーグも昔は1,000円でした。最近は1,500円の頃まで。サラダはセロリが特徴的なシーザーサラダのようなものでベーコンビッツ様のものがかかって素敵です。もちろんハヤシライスもたまらない。ステーキもオーヴンで焼き絶品です。<o:p></o:p>

 京都では「はふう」でしょう。最近、カレーのお味が変わり、ハヤシライスも丁寧さがと思いますがお勧めです。ここのステーキはグリルです。(なお、左近もあります)<o:p></o:p>

 大阪のステーキというと、お高くてとんと行けない「カハラ」が。(横浜 野毛 串焼きだるまの親父もお友達とのことでお奨めです、鉄板です)が、お昼にカレーはありません。となると本町のスエヒロかラジャでしょうか。大阪ではカレー専門店のインデアンやピッコロのイメージが強いですね。<o:p></o:p>

 榊原のカレーの薬味で思い出したが、東京 デリー(湯島、新川)は胡瓜と玉ねぎのアチャールがどんと置いてあって美味しい。カシミール(辛い)かコルマカレー(玉ねぎとろみ)にあわせて食べると大変美味しい。またハヤシライスなら有楽町の宝塚OGの女将さんがやる「小船」での玉ねぎの酢漬けなど各種が楽しい。<o:p></o:p>

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商業を考える(4):京都の商業

2009-04-25 09:41:19 | 都市開発

日本ショッピングセンター協会に大型店が京都にない、つまりは大型のものがない。<o:p></o:p>

商店街が多い。これはなかなか楽しい。サイトもあります。( http://www.joho-kyoto.or.jp/~retail/shop/shoutengai.html )<o:p></o:p>

地元のスーパーマーケットのFRESCOや大国屋もある。 <o:p></o:p>

京都は商家が多く、家で料理しないことが多く、商店街が発達したという説もあるが、アーケードとともに発達したのかもしれない。かつては町屋の前の軒は連続していたというから(「京都の町屋と町なみ」丸山俊明著 より)、アーケードが馴染みよかったのかもしれない。<o:p></o:p>

四条も河原町も軒先型のアーケードがある。これは夏の日差しも影響しているのかも知れない。大阪で日本初の地下街が発達したのは、夏涼しいからという説もあるくらいだ。<o:p></o:p>

 京都の創造性は「ゆるさ」にある。商店街はのんびり出来て良い。大きいのは天神橋筋だが、かなり狭い。京都はゆったり歩ける。商品が整理としているが小路などが雑然、混沌としていて「探検」も出来る。なんと言っても「ちょっと買い」ができる。最近、錦では和風のバルや串物などの縁日風の食べ物も多くなり、混まない時は楽しい。お気に入りは出町の商店街で、上賀茂神社の今井食堂の鯖を買った帰り、ふたばの豆餅を買ってお届け物にしたりする。この奥には「でまおう」と言われる王将出町店がある。学生向けの恐ろしい量だそうで、早稲田のオトボケと双璧だそうだ。(青春は脂・油と量だ!)<o:p></o:p>

 都心ではFestival Market Place ( 以下FMP) である新風館が結節点となり三条通が東京の青山のような感じになりお洒落な路面店が多い。四条・河原町・錦・三条のルートで街歩きが楽しめる。京都の都心は住宅も多く今後の商業のさきがけとなるかも知れない。通の各所で野菜の直販があるが、出来れば市役所や公園で定期的にやってもらえると助かる。初夏にかけての捥ぎ立ての野菜のうまさはたまらない。特に早朝、出勤前に買えると助かる。そういえばファニュイル・ホール・マーケット・プレイスの横にも青空市場のようなヘイ・マーケットがありました。<o:p></o:p>

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春の東山の景色など

2009-04-25 09:40:04 | 京都

 ほのぼのと東山を眺めると春はいつも山が霞んでいる。ひとつには空気遠近法の効果がある。(花粉が舞っているのかもしれない) 木々がまだらに薄い明るいビリジアンになる。これは常緑樹(照葉樹林か)の新芽のようだ。小さい芽吹きが柔らかい色とテクスチャーを出している。特に夕陽をうける時間が綺麗だ。新入生のような初々しさがある。水彩で描いてみようと思ったが、油かリキテックスの塗り重ねが良かろう。風に動く新芽の揺らぎは初々しい。特に紅葉の青葉と桜の名残の花はこれから交代と思わせる。秋の紅葉も良いが、桜の落ち葉も綺麗だ。<o:p></o:p>

 若葉のイエロー・グリーンが陽射しを浴びたさま、若葉を越して光があるさま、生きる悦びを感じます。<o:p></o:p>

 また車窓から大山崎から高槻の山を眺めていると、新芽から若葉に変わり柔らかな白みがかった緑から目に眩しいイエロー・グリーンに変わりつつある。点々と名残の桜が薄いピンクで柔らかい。<o:p></o:p>

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商業を考える(3):観光商業 Festival Market Place

2009-04-19 08:02:54 | 都市開発

観光商業のひとつにFestival Market Place (以下FMP)がある。観光客とオフィスの両方のターゲットとする。本邦初は天保山のハーバービレッジだが、企画に関わったのを思い出す。アメリカのラウス社によるボストンのファニュイル・ホール・マーケット・プレイス(1976)が元祖である。その後、ラウスはエンタープライズ社にFMP部門を移転した。特色のあるお店を入れ、半分が物販、半分が飲食でアンカー(キー)テナントがないのが特徴である。テナントは差異化を図った小さな店が多く、またナショナルチェーンでは雑貨のシャーパー・イメージ(一時日本にあった)、ブルックストーン、ウイリアムズ・ソノマや下着のビクトリアズ・シークレットがお決まりであった。ここをお手本にしたのが札幌ファクトリーだという。<o:p></o:p>

当時はウォーターフロント開発の目玉としてもてはやされ、ボルティモアのハーバー・プレイス(1983)までは良かったが、ニューヨークのピア17、ジャクソンビル・ランディングなど売上が低迷した。これは、ウォーターフロントは商圏の半分は水であり小さくなること、季別の集客変動が大きいこと、そこ支えするオフィス集積がないことである。ボストンやボルティモアでは、歴史物(観光の目玉)と観光ルート、オフィス集積、周辺開発と周辺の名店群に支えられ成功した稀有な事例であると1990年に調査して分かった。(拙著 ウォーターフロントーの新建築にまとめてあります)つまりは、珍しいお店くらいではお客は呼べないというのが分かりました。<o:p></o:p>

天保山でも始めは環太平洋(Ring of Fire:海遊館のテーマ)にならい、面白そうなお店(Pabo Real 等)誘致したけれど、集客がはかばかしくなく、だんだん御土産物が増えてしまって京都の新京極か銀閣寺前商店街のようになってしまった。(なお、余談だが海遊館も銀閣寺も200万人/年の集客で、一生一回型の人数に近い)<o:p></o:p>

日本での観光商業の成功事例はFMPではないが、錦商店街周辺がある。お店の配置や通路の狭さがファニュイル・ホール・マーケット・プレイスに似ている。{なおこの施設はベン・トンプソン事務所(ベンはワインが好きで、スペンサーものに出てくるケンブリッジのハーベストというレストランも経営していた。デザインセンターも運営していたな)の作品です。この事務所はお店のあり方まで模型でスタディする商業者の観点がありました}錦は地元の庶民は手が出ないお値段ですが、観光客は本当に多い。また近くの寺町・新京極は修学旅行生の聖地で、三条通りは洒落た路面店が多い。さらに錦の裏はオフィス街であり、お昼はサラリーマンの利用が多い立地である。<o:p></o:p>

ということから観光商業は地元の独自性のあるお店の集積、歴史、観光ルート、オフィス集積がないと成功しないことが分かります。ということはアンカーテナントなしではなかなか難しい開発であると分かると思います。特にウォーターフロントは大変です。但し、「アーバン・リゾート」(死語ですね)としてお洒落なお店を楽しむにはよろしいが、わざわざ行くのを厭わない極めて限られたターゲットとなるでしょう。例えば、道頓堀東やなにわ筋のリバーフロントのレストランが挙げられます。<o:p></o:p>

結論:観光商業は難しい、やるなら小規模で限られたターゲットを捉え、中期的にエリアを育てるつもりで。

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餃子の記事:A新聞 4月14日 夕刊への感想

2009-04-19 08:01:42 | 食べ歩き

 今回は冗談が主です。 記事によると宇都宮が1位という。だが定義が不明だ。地域と個店名が同列である。集合論であるがアンケートは同じような集合を選ぶべきだ。地域なら地域であるしお店ならお店とする。さっぱりしない。例えば、京都は「王将」だが京都餃子という定義はないのか。京都は王将だけではない。どういうアンケートと方法かと訝る。だいたい神戸ギョーザとは何なのか、食べたことがない。感心したのはホワイト餃子のファンが多いのは頼もしい。この餃子は独自である。大阪・京都に来て欲しいのは東京銀座の天龍である。デパートの祭事でいいから京都に是非来ていただきたい。<o:p></o:p>

 B級グルメが80年代後半に流行り始めた。餃子は美味しいので、そして宇都宮か。週刊朝日には関東うどんとあった。大阪や東京の讃岐うどんはいまや香川以上である。評判とともに技術移転と生産が起こる。正に、クルーグマンの指摘した国際生産モデルのようなことが起こっている。<o:p></o:p>

 そのうち、最も美味しい讃岐うどんは大阪の中央区や東京の港区になるかもしれない。<o:p></o:p>

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商業を考える(2):駅前、郊外(用途転用)から都心・高齢化・分散

2009-04-18 15:13:49 | 都市開発

先ずはショッピングセンター(以下SC)の変遷を考えよう。70年代から80年代には「出店ありき」であった。大店法と商調協の認可がネックでハフモデルの計算などをやった覚えがある。(距離は二乗に反比例という重力モデルのような数式) 駅前立地で所有が多くダイエーやそごうが代表である。<o:p></o:p>

バブル時代からポストバブルの開発は90年代で、「郊外」の時代であった。更に、日米構造会議でアメリカ通商代表部(USTR)のカルラ・ヒルズ代表が大店法を「外資参入のエントリーバリア」だとして見直す運びとなった。この時期は複合開発で先駆けであるつかしんやマイカル本牧が代表例である。更に外資系のコストコ、カールフールなども出店した。1998年大店立地法に変更され、郊外の1,000㎡店舗が増加となった。<o:p></o:p>

2000年以降は大型用地の用途変更が多く、工場用地や鉄道用地の転用や金融機関の保有地などに出店があった。大型の土地ありきで都心と郊外とも借地で建物もリースが多くなった。何時でも撤退できるスクラップアンドビルドがあり画一的で「金太郎飴」、「ナショナルチェーンの受け皿」のようである。またファンドの所有も多く、短期間で投資回収だが利回りが見込める(リースに近い)投資として見られている。 <o:p></o:p>

これからSCは都心居住と高齢化と情報化を踏まえネットおよびコンビニとの競合があるだろう。またスーパーマーケット(以下SM)も生鮮3品(青果・精肉・鮮魚)で地場チェーンの元気が良い。ネットは手軽で安い箱物や重いものに強く、水・米・酒など頼れる。コンビニは利便性と配達頻度がチェーンの優位性で情報取扱いと物流(宅配、振込み、手続き等)の拠点でもある。また商店街も生き残りから復活しているところもある。一例ではプラモデル屋もアラカン(還暦前後)で復活している。時代は巡るものだ。 <o:p></o:p>

 場のチカラもあるが情報のネットと流通のネットはそれこそ効率性だ。<o:p></o:p>

ロシアの笑い話だが、炭鉱から石炭を鉄道が動いていないので運べない 鉄道は鉄がなくてレールが替えられないので動けない 製鉄所は石炭がないので鉄が作れない こういうのが流通の落とし穴である。<o:p></o:p>

 さらに市場への分配では家庭菜園をやってみればわかるがきゅうりなど一時に出来てどうしようもなくなる。(漬物にしてもなかなか、食べるのも一人数本食べれば十分だ) ここで流通の効率性がある。<o:p></o:p>

 かつての「場」は、知的「集積」、人的交流、生の情報、対面の会話の親密性・創造性 しかし 集積はコストとストレス(混雑)のデメリットもある。衣料・生活用品はいまだにSCか百貨店か専門店もしれないが、その他の部分は前述のとおりネットと最寄店(コンビニ、SM、商店街)でどうにかなる。つまりは買い物のチャネル・分散が起こっている。わざわざ行く理由が求められるが、かつてはSCでぶらぶらするのがよかったが今はどうだろう。街中でぶらぶらが多いようである。<o:p></o:p>

 SCの集客力について、先ずは事例として「観光商業」を次回は考えてみよう。<o:p></o:p>

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春はドミ:先ずは左近のハンバーグ

2009-04-18 15:12:40 | 食べ歩き

 春になると牡蠣はない。となると別のテーマで。ドゥミグラス・ソースが好きだ。デパートのお子様ランチに定番のハンバーグのソースで目覚め、仕出しのビフカツで強固となり、煉瓦亭のハヤシライスでとりことなった。京都にも、大阪にも、神戸にもハヤシライスを食べ歩いた。<o:p></o:p>

 この春は、ドゥミグラス・ソース(ブラウンソースも)のかかったハンバーグやカツを食べ歩いてみたい。春のほのぼのとなんか合う気がする。<o:p></o:p>

 初めに左近のハンバーグ(1,050円)を。入るとパテをペタペタしてから焼いてもらえる。ドゥミグラス・ソースは癖が無く、野菜が多く、とろみも薄い。ハンバーグも肉が良く、挽きかたが細かく、混ぜ物が少ないアメリカのハンバーガーを思い出すもの。薄いが美味しい。気がつくと3杯のご飯、黄色いおこうこがたまりません。何故か沢煮が豆腐とお揚げの赤出汁になっていました。<o:p></o:p>

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立地ウォーズ(川端基夫著)を読んで、商業を考える

2009-04-12 13:49:56 | 都市開発

立地論の入門書に好適です。「場所のチカラ」と分かりやすく「費用節減」、「収入増大」、「付加価値増大」と三つに分けて分析している。ちなみに拙論では「効用」と「財務」と「効率」のトレードオフモデルとしている。( http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/oosaka%20ofice%20centers.pdf )著者は経済地勢学の出自とある。惜しむらくは総論的であるのが残念。他の単著も読んでみたい。<o:p></o:p>

 この中で、「計画的集積」として商店街の「所有と利用の区分」の事例で「集積全体のコンセプト」の観点から高松の商店街を取り上げておられる。集積をとりまとめる意味はあるが、街をショッピング・センター(以下SCとする)化しテナント管理するのは本当に効率的なのかを考えたい。<o:p></o:p>

今のSCは効率性からかリスクからか同じようなテナントの金太郎飴的である。しかも車利用であったのが、高齢化と都心居住により「最寄・頻繁」と「ネット・配達」と「コンビニ利用とデパ地下使い分け」などに変化している。<o:p></o:p>

 今求められている商業のうち特に食べ物については「地域性の発揮」ではないか。いくら効率的な流通でも、近所の総菜屋に敵うだろうか。商店街の強みは、対面販売、歴史、馴染みの他に、手作りや独自の仕入れがある。たとえば、餃子の王将はその立地や客層によりメニューや量を変えている。これはチェーンの「地元化」である。このようなマニュアルでない「地元化」または「地元の店」の価値があろう。つまりは食においては「地産地消」もありナショナル・チェーンの限界が見えた状況である。そのため量販店(GMS)も変化しつつあるが、いまは地域資本のスーパーマーケット(SM)が元気という先祖がえりの状況にある。<o:p></o:p>

 つまりは「大型」、「チェーン」という「集積」ではなく、個々のお店のあり方として「独自性」、「地域性」、「小規模・分散」、「利便性」に変化したのではないか。その上で、地域ごとの集積や複合効果はある。まさに食べ物では地元の「商店街」を見直す時期ではないか。こういう時代に「立地創造」のためにSCは、デパートはこれからも必要か。逆に、商店街には個々のお店の経営指導としてマーケティングや差異化の方策、効率化がむしろ必要ではないか。大規模、チェーン、マニュアルから小規模、個別、経営改善を地域的に行う方法に変わっているのが実際ではないか。<o:p></o:p>

次に日本のSCの歴史を探る。

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御堂筋を憩いの場に:関西経済同友会案への疑問

2009-04-12 08:10:10 | 都市計画

本気かと訝った。御堂筋は幅44m14.5丈)であり、東京の昭和通り(幅43m)とほぼ同じである。界隈性のある銀座通りは24m(8丈)であり大体半分である。堺筋はほぼ同じ幅である。御堂筋は広すぎるので界隈性の演出に欠けるため、せせらぎの案が考えられたのだろうが解決案となるだろうか。せせらぎのモールでは池田駅前の設計に関与したことが25年前にあるが、これは下水道の3次処理水を活用するという目的があった。また、水は、夏は良いが、冬は寒々しい、また事故の恐れもある。(そのため江戸川区の事例以外は「薄い」せせらぎが多い)<o:p></o:p>

 御堂筋は南北の筋で、太陽の南中時には熱いことこの上ない。むしろ、ドライミストの広域散布をしたほうがヒートアイランド対策になり、人工虹の演出ができるのではないか。<o:p></o:p>

 また、カフェが必要なら、もともと大阪の目抜き通りであり、歴史建物が多く、ヒューマンなスケールの堺筋に設けるべきであろう。また三休橋との連携、横軸の整備なども考えれば良い。緒方洪庵、北浜の歴史ビル群、中ノ島、八軒屋浜も近い。大阪の資産を生かし、歩く界隈の楽しさが今の時流だ。<o:p></o:p>

 御堂筋は市役所より南が大企業の本社が多い淀屋橋・本町と商業の心斎橋・難波をつなぐ街路として認知されている。つまり、梅田から市役所までは国道2号線や中ノ島で分断され連続性にかける。梅田への集中がある中、この連続性と中ノ島軸との連携、船場エリアの歩く楽しさへの展開が要点ではないか。御堂筋のカフェより三休橋や中ノ島のカフェが楽しいと思うのは間違いだろうか。京都では、広い御池通より狭い三条通りカフェの人気が高いことを考えて欲しい。<o:p></o:p>

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スジ 弘:京都の楽しみシリーズ(5)

2009-04-12 08:09:13 | 京都

京都は商店街が多い。三条商店街も堀川から大宮までアーケードで続く。自転車屋も多い。<o:p></o:p>

焼肉で有名な弘はもともと三条大宮のお肉屋さんです。ここでスジを120円(100g)で売っています。一寸したおつまみでお酒と相性が良い。キムチもあっさりで塩味と醗酵臭がなつかしの味です。<o:p></o:p>

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不動産投資の利回り、専門性、救済の是非

2009-04-11 15:37:53 | 都市開発

 不動産とは株式よりも利回りが高い、株式は国債よりも利回りが高い。国債のリスクは仮想的に「0」である。(東京駅の基点表示「0キロポスト」みたいなものだ)<o:p></o:p>

 反対にリスクは利回りに比例し増大する、ということは値上がり、値下がりの波が激しい(専門用語のσである)つまりは儲かるときは物凄く儲かるし、その反対もあるということだ。<o:p></o:p>

 景気後退時には苦しくなった不動産の対応・救済があるが、儲けるときの儲けは戻してもらえないのか。つまりは恒常的な不動産不況時の財政・金融対応は「見えざる」不動産への所得移転にならないだろうか。そのためには、対応に「取り逃げ」されないための、経営陣への責任負担が必要だ。これはアメリカのAIGのボーナスと同じ話である。(エージェンシー問題とも定義されている)<o:p></o:p>

 閑話であるが、アメリカではFIREFinance, Insurenase, Real Estate:金融、保険、不動産)は専門性と給与が高いとされている。日本ではどうも不動産は「独特だ」というイメージが強い。最近まで不動産ファンドなどに「投機」と「転売収益」事例が多かったからであろうか。<o:p></o:p>

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国際経済と消費不況ついて

2009-04-11 15:34:07 | マクロ経済

日本経済が輸出で成り立っているというのは小学校で習った。今、輸出が伸びないので経済が低迷しているのは当たり前である。GDPは輸出も捉えるが付加価値生産の額である。海外の需要がなければ売れないので伸びない。つまり日本経済は海外需要との相関が大きい特色がある。いまさら内需拡大と言われてもというので考えてみた。<o:p></o:p>

S=NxGd+I、またはIS-NxGd(投資は貯蓄から輸出超過と財政赤字を引いたものになる)<o:p></o:p>

S:貯蓄、Nx:輸出超過、Gd:財政赤字、I投資 です。<o:p></o:p>

成長への投資は、貯蓄が支え、海外輸出の黒字で流失し、財政赤字で減らされるという構図である。つまりは、輸出黒字の分は海外で消費があり、ツケで売っているのと同じである。財政赤字は政府がお荷物になっているということだ。つまりは成長のためには投資が必要だが、今までは売上を伸ばすため輸出をしてきたが、その分は貯蓄が支えたということだ。<o:p></o:p>

貯蓄とは、銀行預金の増加の他、年金、保険の支払い住宅ローンの返済も該当する。つまりは家を買うというのも貯蓄に関与する。現在、日本の貯蓄率は高齢化と所得の不均衡などにより20%程度であったのが一桁に落ちている。そのかわり、アジアで金余りがあるという。また、消費は低迷し、投資も行き先が不明である。かつての成長が望めないのはこのような投資と貯蓄の状況がある。つまりは低成長と生活を楽しむライフスタイルに変える時期だ。連関した消費のサイクルがなくなり、つつましく満足のいく生活と要点への投資(教育、趣味など)がこれからパラダイムだろう。隣と同じではなくなる。自分風が大事だ。<o:p></o:p>

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