都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

小諸蕎麦(東京各所):もりは安くて満足

2011-11-30 06:09:19 | 食べ歩き

揚げ置きで油の切れた玉葱の掻揚げが美味しそう。どぶどぶ濃いお汁につけると美味しいのだが小腹がすいているから、なんと230円の もり に。<o:p></o:p>

 柔らかいが汁もあっさりで白葱入れ放題、小梅もある。蕎麦湯もしっかり味わう。<o:p></o:p>

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立ち食い蕎麦は東京だなと思う<o:p></o:p>

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アイデンティティと暴力(アマルティア・セン)

2011-11-29 06:09:15 | マクロ経済

前に読んだ、「正義の経済哲学―ロールズとセン」(後藤玲子)は難解であった( http://pub.ne.jp/n7ohshima/?entry_id=3072624 )。今回は、ロールズに関連する、サンデルに関わるコミュニタリアニズムとの比較もあり面白かった。<o:p></o:p>

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アマルティア・センはハーバードの経済学で貧困の研究で高名だ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%B3)。同じくハーバード政治学科で高名なマイケル・サンデルはコミュニタリアニズムだ( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E5%90%8C%E4%BD%93%E4%B8%BB%E7%BE%A9 )。<o:p></o:p>

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 センの主張の要点は多面性があること。<o:p></o:p>

経済学は「工学的アプローチ」ではなく、経済行動の動機は利他や倫理に基づく「共感」「コミットメント」としている。<o:p></o:p>

欲することの達成のできる「潜在能力(Capability)」とその目的の達成を「機能(Fanctioning)」とし、できないのが「貧困」の状態との定義は有名だ。<o:p></o:p>

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センの主張である「怠慢(Omission なされるべき制度化)」「遂行(Commission なされてはいけない制度化)」の概念がアイデンティティにも適用されており、その多様性(どの要素を選ぶか)とその内容(同種の中でもそれぞれ違う)というのを自身の生まれ・経歴・所属・国籍・宗教などから語っている。サンデルの「社会的連帯として助けの必要なものは助ける 美徳と共通善」は特定のコミュニティに根ざしており相違がある。つまり、コミュニタリアンは、その他のコミュニティに対しての言及がすくない。<o:p></o:p>

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 結論として、センの経済学はマクロ(地球)で、政治学のサンデルはマイクロ(コミュニティ)のように感じた。また、時間軸でもセンは将来の育成に、サンデルは現実の課題解決を志向しているように思う。<o:p></o:p>

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 サンデルはもてはやされているが、アメリカの国内問題に対する政治学であるのに対し、センは地球の厚生を考える経済学だ。うまく世を渡るならサンデルで、世を憂うならセンか。都市計画にはどちらも必要に思うが、「都市(計画)哲学」みたいな研究になるかな。(近畿大学の久隆浩 教授がまちづくりでお使いだが)<o:p></o:p>

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紅葉めぐりでポタリング:東山を高台寺から上賀茂神社まで

2011-11-28 06:08:36 | 京都

 土曜日はテニスをいつもになく堪能した。太腿と腰が筋肉痛のなか、ポタリングでModerataに乗り8時から東山を安井から入る。えらく人が多い。高台寺から八坂神社を抜け、祇園白川に立寄る。冬の白川も風情がある。今度は知恩院の三門前で紅葉を堪能。岡崎の動物園の疎水沿いでは東山の風景が広がる。逆光なのだが山の端に面白さがある。南禅寺は紅葉が盛りで、疎水の水路閣の情景を懐かしむ。<o:p></o:p>

 哲学の道からノートルダムの坂を上がり法然院にいたる山際の道を楽しむ。車は少ないし、下りで楽なうえ、市内の景観が楽しめる。銀閣寺門前で裏道に替え下る、造形大から山際に登り、下り松へ。詩仙堂か曼殊院にするか道端で考えていたら、老婆から「どちらへ」と聞かれる。このあたりの方は本当に親切だ。曼殊院は坂から御歳のカメラマンが大勢。プロ用一眼レフで重そうな大きいレンズが多い。ライカの広角を2,3本が楽だと思うが。10時ごろであり光が横からで紅葉を抜ける光、苔を浮き上がらせる光がある。しかも朝露に濡れていてしっとりしている。カメラマンで場所取りみたいになっている。<o:p></o:p>

 裏道で修学院離宮に走る、土の道は28Cが楽しい。お昼をと考えて、上賀茂へ、北山通の北の旧道は千枚漬けやら酸茎菜の仕込みが一家総出で行われていて見ているだけで美味しそうだ。上賀茂神社では縁日が行われ、いかにも酸っぱそうな古漬けの胡瓜(2本で200円)を買った。途中で土壁の塗り替えがあり、下地には縄を縫いこんであるようだ。工法や取り合いが実に面白い。<o:p></o:p>

 お昼は今井食堂、えらい行列で食べる方より、持ち帰りが多い。弁当形式に納得しました。食べている後ろで並ばれるのは今ひとつですが、お腹の部分ばかりの鯖はこたえられない、味噌汁の大根とお揚げ、ご飯、白菜どぼ漬けは和みのお昼。何故か付いてくる衣が固いチキンカツがないのが良いな。<o:p></o:p>

 堀川を下り、今出川新町のマリーフランスへ立ち寄り盛大に買って、帰ると12時。<o:p></o:p>

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京都の東山は朝からの自転車に限る<o:p></o:p>

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とり銀の焼鳥と釜飯は東京の味:お土産に好評

2011-11-27 07:34:59 | 食べ歩き

 銀座に行くと京都のお土産は木村屋のあんぱんか、天龍の餃子、とり銀の焼鳥と釜飯が多い。今回はとり銀にした。釜飯は五目と鮭を。鮭はごろんとして愛想がない見かけだが、脂がご飯に染み、ほぐして食べると無類の美味さ。お土産は鍋の形の容器にすっぽり入れてくれる。お新香も酸っぱく、塩っぱくで東京の味でお薦め。<o:p></o:p>

 焼鳥はとり銀風ともいうべき、かろみ、脂の旨味、炭の香がする小ぶりのもの。とり銀流というべき刺し方が特長、柔らかく嫌味がない鶏肉だ。家族に好評で、タレを使って焼鳥丼も美味しい。いかだ(白葱焼)が良くあう。<o:p></o:p>

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いつも新幹線用に数串別に頼む。前は天龍の大ぶり餃子を平らげることもあったが、最近はやっていない。<o:p></o:p>

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銀座とんき:カキフライはなんとも美味しい

2011-11-26 07:00:47 | 食べ歩き

 久々に訪問。カキフライは1,000円。大根おろしが付く。ユニオン・ソース(ペンギン印)も登場。日々革新があるようだ。メンバーは仕切りやの御主人、揚げ手、眼鏡のご飯盛り付けの3人は変わらず。<o:p></o:p>

トンカツ屋であり、大きなお鍋のラードに短時間で揚げる。衣はかりかり、カボス(1/4)は力がありたっぷりしている。カキフライ4つは<o:p></o:p>

・醤油+マヨネーズ<o:p></o:p>

・おろし+ポン酢<o:p></o:p>

・ユニオンソース+マヨネーズ<o:p></o:p>

・醤油+マヨネーズ+マスタード<o:p></o:p>

でキャベツとともに食べる。<o:p></o:p>

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カキフライがなくなるとポテトサラダにユニオン・ソースに柔らかめだが旨味があるご飯、椎茸が入り、端切れ肉、大根、人参の充実したお汁とキャベツと胡瓜が薄味の御新香で仕上げを楽しむ。<o:p></o:p>

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ご主人から会計の時に「いつも、すみません」、覚えられてる。<o:p></o:p>

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社家町の柿をアップしました:いつもより早め

2011-11-25 06:07:57 | 趣味

 今年は社家町の柿。近景に柿と土塀がかかり、中景に街並みが続く、遠景の手前が楠の大木、東山、比叡山と続く。水の流れが奥行きをつなぐ面白さ。<o:p></o:p>

東向きで彩色は午後の光をもとにしている。線は1mmに統一し重ね描き。最後に透明水彩の塗り重ねで水を手前から先に流れるように表現した。空はマスキングで一気にするのが常道だが、ムラのある現地描き。マスキングやにじみにテクニックを使うと綺麗だが、「イラスト」になってしまう。<o:p></o:p>

11月の柿は今ひとつ朱が足りない、空も色が抜けていないが寒くないのでよかった。6時間ほど外でいると疲れるが大きな持ち運びチェアで助かる。<o:p></o:p>

人通りやスケッチの方も多く、橋の所有者の社家町のご主人とのお話しも楽しかった。<o:p></o:p>

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御覧ください http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/drawing5.html<o:p></o:p>

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有楽町マリオンのルミネと阪急メンズ館:ワンフロアが小さい、銀座・有楽町・仲通の回遊は

2011-11-24 06:08:09 | 都市開発

 ルミネ(朝日新聞所有部分、西武百貨店の後継)は3,400坪ほど、阪急メンズ館は3,300坪ほどとあわせてもフル・ラインのデパートは難しい。しかも水平区画(アトリウム部分)で、片側370坪くらいの売り場面積と小さい。両側で回遊できる売場なら楽しいのだが、ルミネと阪急(西武百貨店の進出後に東宝所有部分に決定したようだ)で区分されているのは残念だ。ルミネ2は別館でセレクト・ショップが入居している。<o:p></o:p>

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 マリオンは東宝・朝日・松竹(開発中はTASビルといったようだ)の区分所有で、上部にシネコンが入るため、階段(Wスパイラル)、水平・垂直防火区画の特認など革新的で、しかも歩行者道路の付け替えまでした竹中工務店の記念碑的企画・設計だ。しかし、その革新が裏目に出て、狭いワンフロアと区分したデパートの同居を招いたのは気の毒としか言えない。<o:p></o:p>

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 ルミネは各階でこじんまりとまとまっている。女性が多い。阪急メンズ館は珍しい構成で、しかも12時開店という男性ターゲットが明確だ。商業施設として将来は良く分からない。<o:p></o:p>

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 有楽町はイトシアなどの再開発も進み、有楽町駅下のガードも歩行者空間になり、BICカメラや丸の内方面との連絡が良くなった。また、地下広場もできて銀座への動線も良くなったかと思ったら複雑で、梅田の地下街以上にややこしい。銀座線から日比谷線への連絡通路が分りにくいので更に面倒だ。<o:p></o:p>

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 「銀座」マリオンにならなかったのは、銀座と有楽町の区分が外堀通だかららしい。有楽町が銀座と仲通の架け橋となるのに惜しいなと感じる<o:p></o:p>

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東京駅周辺開発(八重洲編):東京駅周辺で進む開発

2011-11-23 00:00:52 | 都市開発

次は、日本橋から銀座にぺたぺた歩く。日本橋再生は三井不動産が主導する。COREDO日本橋は高級な飲食ビルで人がいない。オフィスの付帯施設と割り切っているのだろうか。<o:p></o:p>

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中央通を歩くと、日本橋1丁目角の住友不動産の開発など、京橋・鍛冶橋の片倉ビルの開発など、その間のビル建替えの林立は凄い。東京駅周辺開発というべきで、新幹線・JR・地下鉄の結節点である東京のポテンシャルのためだろう。拙論の東京オフィスセンターの7Pにも東京駅周辺地区として八重洲開発を予測している(http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/tokyo%20office%20center.pdf )<o:p></o:p>

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開発の工事の外壁に昔の写真を掲げているのは面白い。ついつい目がいってしまい時間がどんどん経つ。銀座は増築した三越を見る。広くなったがスペースはゆったりで儲かるのかしらんと心配になる。お手洗いは広く、メンズの階ではフィッティング・ルーム(何に使うのだろうか)まであった。地下1階にも化粧品があり、その下にデパ地下がある。裏の久米設計のPIAS ビルのねじり外壁が面白かった。<o:p></o:p>

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日本橋・八重洲・京橋は大きくビジネス集積が変貌しそうだ<o:p></o:p>

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東京駅周辺開発(丸の内編):穏やかで歩ける街

2011-11-22 06:04:13 | 都市開発

久々の東京の丸の内はオフィスが竣工している。有楽町から丸の内を歩くと、仲通の格調と商業の集積に驚く。欅の並木とピンコロの舗装はさすが三菱地所だ。商業のファサードも設えが独自で街並みとしてまとまっている。テナントも品格と品質があり、しかも売れ行きが良いようだ。コンビニや牛丼のある銀座より歩いて面白く楽しい。<o:p></o:p>

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三菱一号館と丸の内ブリックスクエアはこのエリアに珍しい緑と煉瓦の広がりある内庭で貴重だ。丸の内パークビルディングの足元には、緑化された柱や半屋内のカフェがあり賑わいがある。暖を取るため輻射熱の「パラソル・ヒーター」は気が利いている。三菱一号館の再現や丸ノ内八重洲ビルの一部外壁保存など近代遺産保存は最近の潮流だ。<o:p></o:p>

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開発に伴い、新日鉄をはじめ、大企業の移転が多い。東京の活力は大したものだ。これだけの大型複合再開発のエリア展開は世界でも類をみない。しかも、遊休地の面的大型開発、例えば淀橋浄水場跡地、汐留、品川のJROBP、うめきた など工場跡地などは、デッキで結ばれ1階の歩行者空間が味気ないが丸の内は歩いて楽しい。<o:p></o:p>

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東京駅周辺はポテンシャルが高いとつくづく感じた<o:p></o:p>

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神楽坂で一杯

2011-11-21 05:40:00 | 都市生活

 久々に建築家、ファシリティマネージャー、不動産鑑定士(欠席)と4人会を開く。神楽坂の割烹は京都みたいでカキフライやコロッケという東京風なものが美味しい。お酒を飲んで議論百出。隠れ家的なバーでは琵琶が置いてあり面白い。<o:p></o:p>

神楽坂は路地が多く、色町の歴史もあり京都みたいだが看板が目立つ。吉野家の看板がオレンジで吃驚、京都では白だ。路地や段差を生かした景観形成が必要だ。<o:p></o:p>

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それにしても東京は人が多い<o:p></o:p>

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出稼げば大富豪ラーメン えにし(本町):にぼしらーめんは懐かしい味

2011-11-20 06:50:29 | 食べ歩き

 最近、淀屋橋から本町にかけてラーメンやカレーの出店が多い。サラリーマンを狙いに空白地帯に出店している。船場の玉五郎がはしりではないか。<o:p></o:p>

 にぼしらーめん(680円)に無料のご飯と漬物(しば漬け風)は、白濁したスープに煮干がみっちり効いている。表面に脂が多い。麺は中細の加水低めでぼそぼそする。懐かしい味だと思って食べたら、旭川の青葉に似ている。15年は前だからあやふやな感じもするが、青葉のご主人と話をして、名刺に次の百貨店イベントを書いてもらったのが懐かしい。<o:p></o:p>

 チャーシューは柔らかい。メンマも優しい。ご飯もありお腹が一杯になる。ふやけた海苔でご飯を包むと美味しい。お店は人気のようで、1階のカウンターと2階の席を使ってもお昼には行列がある。<o:p></o:p>

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気に入りました。スープの力を受け止めるよう、麺が太くしなやかになってくれるともっと良いな<o:p></o:p>

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(余談: 最近の新規店は680円が多いようだ。昔から単位が9だと割安に感じないが8だとお得感があるという神話があり日本では○98円などが多い。アメリカは桁のすくない○99が多い。なお、ラーメンとタクシーの初乗り料金は連動するとの伝説もあるが検証は不明だ)<o:p></o:p>

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スマート・プライシング(ジャグモハン・ラジュー、Z・ジャン・チャン):科学と技能の間

2011-11-19 16:17:20 | マクロ経済

ウォートンスクールの教授の著作で、藤井清美さんの訳が分り易く、的確だ。<o:p></o:p>

 価格モデルには<o:p></o:p>

①コストプラス法(原価+α)<o:p></o:p>

②競争に基づく価格設定(シェアをとる)<o:p></o:p>

③需要に基づく価格設定(自動車ディーラーなど)<o:p></o:p>

と分析があり、最近は、「Pay as You Wish(払いたい額を支払う)」、「無料戦略(損して得とれ)」、「China Price (安い価格と生産量で圧倒)」、「損益分岐点分析による、価格低下とマーケット制圧」の事例がある。<o:p></o:p>

 面白いのは、自動値下げ方式でボストンのファイリーンズ・ベースメント(現在休業中)が紹介されている。品物は期間を過ぎると、自動的に割引になるという、ギャンブル的な面白さもあった、名物店だ。かつて夫婦でお値打ち物をあさりに行ったのが懐かしい。しかしこれも限界があるようだ。<o:p></o:p>

 最近は、ネットを始めデータベースでの世帯別、個人別、オケージョン別のマーケティングが可能となっており、顧客毎の性向、価格感度によって調整できるようになり、更に価格戦略は複雑になったとある。情報が多くなったら、安くなるというものではない。<o:p></o:p>

 「マーケティング収益率」という考え方では、会計上の収益性に加え、連鎖して購買する効果も考えた方式で、要は利益が高く、人を呼ぶ品物が最も良いということだ。<o:p></o:p>

 投資銀行の高い給与については、行動経済学の指摘にもあるが、「熱心に働くインセンティブ」として、雇用者の認識に基づくとある。これがハイエンド・ブランドの価格戦略にもあり、コアな顧客を囲い込むため価格を下げない(表現的価値を保つ)ことで、需要量を諦めるトレード・オフがあるとしている。<o:p></o:p>

 弁護士、不動産仲介など成功報酬のシステムは売り手と買い手が対立するのではなく「パートナー」方式の成果主義とあり、安心があるが、価格競争は縮小するトレード・オフの指摘がある。<o:p></o:p>

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 結論は傑作で、さんざん分析したあげく「賢いキツネは必ず三つの巣穴をもっている」として、高・中・低の価格設定構造変更の柔軟性とトレード・オフの最小化を提案している。さらに、価格設定は「科学であると同時に技能」、「経験と直感」、「世間知」など、格付けや株価予測みたいなことも書いてある。<o:p></o:p>

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読み物として楽しめます。<o:p></o:p>

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さか井(錦高倉角):穴子丼は海苔と四方山話が多い、馴染みの店

2011-11-18 06:24:57 | 食べ歩き

 テニスの後、用事もあり晩は肉でもあり魚を選ぶ。さっと済ませ様とお寿司に。小体な店でソファ(壁際)3席と丸い椅子(入口側)4席。11時過ぎだが10人分くらいの大量の持ち帰りで、あらら30分待つ。穴子の棒寿司は大きい。女将さんの薀蓄や馴染みとの会話があり落ち着かない。(好き嫌いや評価はその論拠や実例のやり取りが楽しいと思うが)後から来た方も挨拶なしに先にソファに座る。色々馴染みの流儀があるようだ。   <o:p></o:p>

穴子丼(1,400円 汁なし)は酢飯の上に穴子、ツメ、ガスで炙った半切りの海苔を揉んで散す。煮穴子はこの時期では柔らかく小骨もないが旨味はどうかな。生姜の繊切りでで味がわからない上に、海苔が喉にはりつく。<o:p></o:p>

 嫌味が無いが旨味はいまひとつ。炙りなおしもないから香ばしくもない。これなら向かいの寿司清で、つけ台の生姜と山葵をもらいながら6貫ほど楽しむのがよかったと感じた。穴子のツメの甘みに合いの手で生姜や山葵は口直しに楽しい。また握ることで穴子がほんわかしてご飯との一体感もある。<o:p></o:p>

 さか井は持ち帰りのお店かも知れない。としたら、穴子では堺の深清寿司もある。<o:p></o:p>

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馴染みの多いお店は京都の資産なのだろう。<o:p></o:p>

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うめきたの複合施設の設計について:将来の管理・リニューアルに課題がある

2011-11-17 06:05:33 | 都市開発

2階レベルで通路を通している。( http://www.grandfront-osaka.jp/office/index.html )阪急梅田にもデッキがかかるようだ。1階レベルの街の賑わいに疑問がある。何でもデッキでつなげるとOBPやハーバーランドみたいになり2階の回遊は良いだろうが、1階の回遊と周辺エリアへの波及は疑問だ。都市回廊や賑わい軸( http://grandfront-osaka.jp/project/urban.html )の商業の張り付きも内向きの様でもある。大型開発でも、日本設計の中国 天津市・濱海新区での「泰達MSDModernServiceDistrict)」コンペ当選案では歩車融合の設計だ。空中回廊は楕円形で補助的な位置付けと見える。<o:p></o:p>

A,Bブロックとも広いワンフロア商業面積で、9,10階のスカイロビーからオフィス・エレベーター乗換で阪急百貨店梅田や朝日新聞フェスティバルゲートのオフィスタワーと同じ仕組みだ。このように、縦型複合用途開発(MXD)では縦シャフトの輻輳、セキュリティ確保、車回しからの動線に課題が多い。また共用部・専用部及び設備の色分け・持分など複雑だ。もともと複合機能で集客をとの狙いだろうが、多目的ホールが無目的ホールになる陥穽と同じ危うさがありはしないか。<o:p></o:p>

ともあれ、複合施設の将来のリニューアルなど現在は課題になっていない。むしろ、うめきたの竣工後に人の流れが北に移った場合は、西梅田ハービスにおいて複雑な商業部分のリニューアルなどが具体化する可能性がある。<o:p></o:p>

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何度も繰り返すが、開発のパラダイムはMXDの相乗効果から可変性・柔軟性に変わった。縦型MXDより変化に対応する分棟(品川グランフロントや西梅田北側)を更に発展させた分棟・用途区分型が良いと提言する<o:p></o:p>

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音匙(淡路町):素直なまとまり

2011-11-16 00:02:55 | 食べ歩き

キーマカレー(700円)とサラダ(100円)。カレーは玄米と白米にミックスを選んだ。茹でレンコン、茄子、ジャガイモも入っている。辛くはないがスパイスは効いている。清潔で優しくすっきりとした味わい。レコードレーベルだとECMみたいな感じ。店の音楽も味にあっている(DENONAMPCD、そういえば室町綾小路のSPICE CHAMBER もDENONだったような、両ご主人も音楽関連だがカレーと音楽は関連するのだろうか)。<o:p></o:p>

薬味の胡麻入り晒し玉葱の酢漬けが美味しい。(晒し玉葱は西大久保 夢民、酢漬け玉葱は銀座の小ぶねが記憶にあるが、最近は晒し酢漬け玉葱をよくみかけ、甘すぎる らっきょ より佳い) グリーンサラダは普通。<o:p></o:p>

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センスの良さが気に入りました。<o:p></o:p>

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