徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

たかがボールと思うなかれ

2008-07-21 13:09:28 | 水球
 FMクマモトを聞いていたら、ある番組に熊本市内の某高校で水球のゴールキーパーをやっている高校生がゲストとしてよばれていた。MCから水球についていろんな質問を受けていたが、その中で、使用するボールについて質問された高校生が「サッカーボールよりひと回り小さい」と答えていたが、これは誤りで、実は大きさも重さもサッカーボールと水球ボールは全く同じなのである。おそらく彼は材質の違いでそう感じていたのだろう。水球という競技はサッカーをそのルーツとしている。従ってもともと全く同じボールを使っていた。事実われわれの時代に使っていたボールはほとんど区別がつかず、遠征先で乗った電車の中で、ボールを抱えたわれわれを見たサッカー関係者から話しかけられたこともある。時代を経て水球のボールは耐水性を重視して改良が重ねられ、今日の姿となった。こんなことは知らなくても水球はやれるだろう。しかし、そこには水球というスポーツがもともとどんな起源を持ち、どう変化しながら発展し、今日のルールやプレーシステムや戦術が形づくられてきたかという歴史が秘められている。そういうことも教えてあげるのが指導者の役割だと思うのだが。

野茂の引退

2008-07-21 00:25:32 | スポーツ一般
 野茂が引退を表明した。まずは「ご苦労様!」と言いたい。彼の人生観、野球観だからしかたがないが、個人的には引退が3年遅かったと思う。ちょうど3年前の2005年7月17日、ブログに下記のように書き込んだ。再掲してみる。
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 コーファックス165勝、ドライスデール209勝、バレンズエラ173勝、ハーシュハイザー204勝。これは主にドジャースで活躍した歴代の名投手の通算成績である。野茂もまた、メジャーリーグにおけるキャリアはドジャースがメインであるが、日米通算とはいえ、彼の201勝もまた先輩たちに決してひけをとらない。
 その野茂が今季所属しているデビルレイズから戦力外通告をされた。成績はともかく、最近の彼の切れのない投球ぶりからして予想はしていたがやはりショックだ。
 野茂よ、先輩たちの成績と比較しても君はもう十分にやった。もうあまりメジャーのマウンドにこだわらず、君が目指している後進たちの環境づくりと指導に尽くしてほしい。これ以上、めった打ちされる君の姿を見るのはしのびない。
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 この時以降、野茂は何度かメジャーのマウンドに戻りはしたが、結局1勝もできなかった。しかし、この3年間の経験は、今後の彼の人生に重要な意味を持つのかもしれない。