徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

教員採用汚職事件

2008-07-22 17:13:27 | 時事
 今日の熊日夕刊に、大分県の教員採用汚職事件に関して、熊本の元中学校教諭の方の体験談が投稿されていた。それによれば、在職中のある時、山あいの学校に転勤を命じられ、そこに赴任して転勤の挨拶をすませたところ、その日の午後には、さらにそこからバスで30分ほどかかる学校に行くよう命じられたそうだ。何でも、ある有力な校長先生の息子を勤務させるために押し出された格好になったという。
 実は、かつてはこんな話は日常茶飯事だったようだ。8年前に他界した親父も小学校の教員をしていたが、母の話によれば、父も在勤中、ある有力な校長先生に頼んで転勤先を変えてもらったことがあるらしい。そしてそういうことは日常的に行なわれていたという。つまり、教育の世界は採用、異動、昇進などの人事に平気で情実が横行する世界だったようだ。今回、大分県の実態が白日の下に曝されることとなったが、おそらく熊本県だって似たり寄ったりだったに違いない。教員採用試験を何回受けても不合格になる人を何人か知っているが、ひょっとしたらその中には本来なら合格したはずの人がいるのかも。