徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ひこにゃんの憂鬱

2012-11-24 21:09:10 | 時事
 Yahoo!ニュース(産経新聞報)の中の次のようなニュースが目についた。

「国宝の彦根城(滋賀県彦根市)が、世界遺産登録候補地の「暫定リスト」入りしてから今年丸20年になる。あとからリスト入りした候補地は次々と登録された。置いてきぼりである。市があの手この手で打開策を図る中、ここへ来て思わぬヨコヤリが飛んできた。天守とともに城の顔でもある堀に自転車の不法投棄が相次いでいるのだ。管理する彦根城管理事務所は「一刻も早くやめてほしい」と訴える。ゆるキャラの王者・ひこにゃんの“家”でもある彦根城だが、不運は続く…。」

 元彦根市民として見過ごしにできないニュースだ。前段の世界遺産登録候補に20年も前からあげられながら、なかなか登録されないというのは何か理由があるはずだから、お気の毒としか言いようがないが、後段の、彦根城のお堀に自転車の不法投棄が絶えないという話はちょっと問題だ。僕が接した彦根市民の人たちはみな、彦根城を愛してやまない人ばかりだった。そんな市民の中に自らの宝を傷つけるような行為をする人がいるなんて・・・。たしかに熊本城とくらべると彦根城のお堀は生活の場に近接しているのであまり慣れ親しんでしまうと貴重な史跡という意識がマヒする面はあるかもしれない。それにしても悲しい話だ。わが“くまモン”の先輩“ひこにゃん”もきっと嘆いているに違いない。


桜の時期はお堀端の桜並木は見ものだ。