徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

味取観音堂 86年目の秋!

2012-11-25 19:54:14 | 熊本
 大正15年(1926)4月、山林の堂守暮らしの寂しさに耐えかねた種田山頭火が去ってから今年で86年。味取観音堂は今年の秋も見事な紅葉でつつまれた。昨年の紅葉まつりは27日だったが紅葉が遅く、七分といったところだった。しかし今年は今日がまさにピーク。天気にも恵まれ、朝からカメラをかかえた多くの人たちで賑わっていた。



松はみな枝垂れて南無観世音



しぐるゝや人のなさけに涙ぐむ



分け入つても分け入つても青い山



年とれば故郷こひしいつくつくぼうし



こゝまで来てこの木にもたれる



みんなかへる家はあるゆふべのゆきき



ほろほろほろびゆくわたくしの秋