徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

淡海節(ヨイショコショ節)

2019-12-15 20:46:43 | 音楽芸能
 YouTubeの東海風流チャンネル(水野詩都子さん&本條秀五郎さん)に新たにアップされた曲は「淡海節(たんかいぶし)」。解説によれば、喜劇役者の志賀廼家淡海(しがのやたんかい)が大正6年、熊本の山崎練兵町にあった大和座での劇中「ヨイショコショ節」を初めて唄って以来、ファンの間で「淡海節」と呼ばれるようになったという。「ヨイショコショ節」というのは山口県周防大島に伝わる民謡(新日本風土記アーカイブス「みちしる」を参照)。この曲をなぜ東海風流で紹介されたのかというと、メロディは異なるものの、三味線の手付け(奏法)が明らかに名古屋甚句の影響を色濃く受けた曲だからだという。また、「淡海節」は今日、滋賀県民謡として紹介されることも多く、「ヨイショコショ節」が各地方に広まって独自の発展をしたことがうかがえる。山口県も滋賀県も僕がかつて居住した県なのでとても親近感を覚える。