徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「肥後にわか」と「おてもやん」

2019-12-27 20:54:52 | 音楽芸能
 熊本日日新聞で毎月第4金曜日の夕刊に連載されている「肥後にわか~笑いの来た道~」は今日が第20回。今回のテーマは肥後にわかと民謡「おてもやん」の深い関係について取り上げていた。
 そもそも肥後にわかに「おてもやん」が登場したのは昭和28年頃、熊本を代表する女性像として「おてもやん」の名を借りたのだという。にわかとして面白おかしくするため、たれ眉や赤いホッペにしたのが始まりで、それがエスカレートして行き、いわゆる「おてもやんメーク」の不細工な女性のイメージが定着したのだという。
 この唄の由来については、これまで諸説あったが、昭和50年に郷土史家が永田イネ作者説を発表したことがきっかけとなり、平成18年になって小山良著の「くまもと人物紀行 おてもやん」が広まり、今日の作者永田イネ、モデル富永トモ説が定説となったという。
 一方、曲については、当初「熊本甚句」と呼ばれていたことから、「名古屋甚句」などと同じく「本調子甚句」系だとはいわれていたが、今回、本條秀五郎さんなどのお力を借りてルーツが明確になった。詳しくは下記のサイトを参照されたく。

 ▼「なんさま「肥後にわか」^^;」
 ▼「東海風流」さんの「おてもやん」解説