徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

江戸芸かっぽれの雑学

2021-03-07 22:36:25 | 音楽芸能
 「かっぽれ」は江戸時代、大坂の住吉踊りに端を発し、願人坊主らによって大道芸として江戸に伝わり、洗練されて江戸芸として発展した。明治中期には九代目市川団十郎も歌舞伎舞踊に「かっぽれ」を摂取し、全国で大流行。祝事には必ず唄い踊られるようになったと伝えられる。夏目漱石の「坊っちゃん」にも登場する。
 YouTubeマイチャンネルの「かっぽれ」も多くの方々に再生いただき、いろいろなコメントもいただいている。その中には初耳の情報も多く、例えば、テレビのコント番組「LIFE!」やお色気番組「恵比寿マスカッツ」や戦隊もの「爆竜戦隊アバレンジャー」などでも「かっぽれ」が踊られているという情報や、漫才のナイツのラジオショーで、塙さんが内海桂子師匠に「かっぽれ」を厳しく仕込まれたという話などを聞くと、この江戸芸のすそ野の広さをあらためて認識する。また、この動画で踊る舞踊団花童のくるみ・あやのの両名が身に着けているのが裁着袴(たっつけばかま)だということも教えていただいた。おかげで様々な雑学が身に付いた。