クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

シンプルが一番

2008-08-09 09:07:14 | Weblog
昨夜食後ソファーに横になり、何時ものようにうたた寝をし、目が覚めると北京オリンピックの開会式が始まっていた。眠気には勝てず、ココと一緒に布団に。0時半頃僕の足首にじゃれて遊ぶココに起された。寝酒でも飲もうと居間に入ると、テレビでは、オリンピック旗入場の模様が写されていた。紹興酒のサイダー割りを作り、再びテレビを見ると、開会式場に、聖火が入って来たところだった。最終ランナーの体操選手は、吊り上げられ、空中を歩くようにして、聖火を点火した。何ともかんとも凝った演出にアングリ。此処迄凝らなくては、国威発揚は出来ぬのかと、疑問に思った。
東京オリンピックの時、僕は高校生であり、開会式当日は、全国の学校が休みになって、僕も自宅のテレビ放送を、両親と一緒に見ていた。整然とした入場行進が終ると、若いランナーが聖火を掲げて入場し、グランドから国立競技場最上段の聖火台迄一気に駆け上がり、高く聖火を掲げた後点火した。非常に爽やかであった。今回のように凝った演出ではなく、シンプルであったが、40数年たった今も心に残っている。また、競技で見たのは、マラソンだけだ。他の競技には入場券が必要だか、マラソンは無料であり、僕の住む街を走った。キューピー仙川工場から下る滝坂を、はだしのアベベが先頭で、爽快に走って来たのが印象深く心に残った。
演出もあまり凝ると、その目的が消えてしまうのではないだろうか。また、最近はスポーツ放送で、放送局が芸能人を使って、ヤラセ応援をさせているが、応援は観衆から自然に出たものであり、是非止めてほしい。スポーツを芸能バラエティーにして欲しくない。
時計を半日程戻そう。クーは写真のように、玄関の下駄箱で朝寝をした後、台所に入り「ゴァーン」と言って、昼ご飯を食べている時であった。突然家が揺れだし、棚の物が当たって音を発てる。30秒以上縦揺れと横揺れが。クーは食べるのを止め、洋間の広いところに逃げて来て、何時でも駆け出せるように伏せた。一方ココは、僕の寝室でお昼寝の最中で、一言も発せず寝ていたようである。猫でも男のこの方が肝が座っているのか?