クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

自分史ネコー7 お転婆娘

2008-08-27 09:35:33 | Weblog
クーは僕達を新しい家族と認め、直ぐに懐いた。朝出掛ける時は「クーたん行って来ます。良い子してるんだよ」と言いながら頭をなぜる。帰宅するとクーは玄関迄出迎えてくれ、抱き上げて「クーただいま。良い子だった」と。これが習慣になった。クーが来てから家の中は明るくなり、家族の会話も、今は嫁となり隣に住む、知子とも話が出来るようになった。
仔猫の特性で、クーは家の中を探検しながら、新しい環境にも順応した。夕食後夫婦が居間でくつろいでいると、クーもそれに加わり「遊んでよ」と話し掛けるのだ。猫ジャラシやボールを投げると楽しそうに遊び、ボールは全力で走って取りに行き「ミャー」「ボール取ったよ」と嬉しそうな顔をするのであった。また、新聞を読んでいると写真のように「ネエーお父さん、新聞読むよりクーちゃんと遊ぶんだよ」とまとわり着いて来るのであった。
この頃のクーは、毎日元気一杯に家の中を駆け回っていた。静かだと思うと、陽の入る廊下や出窓で寝ているのだった。走ったり、おもちゃになる物を見付けては、持って来て、手でチョチョイしたり、足でケリケリしたりと、お転婆をしていたのだ。僕はこんな事も休みの日にか見られなかったが、振り替え休日の平日には、クーと一緒に遊ぶのが楽しみとなった。