クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

安眠妨害

2008-08-12 09:05:10 | Weblog
クーは家内が出掛けた後、台所に入って来て、遅い朝ご飯を食べた。パソコンで原稿を書いている僕の側に来ては「お父さん来てよ」と呼ぶ。何時もの事ながら少々煩い。しかし、クーも僕が台所に行く迄、何回も呼びに来る。根負けし、クーの後について行き背中を撫ぜると、安心してご飯を食べ始める。困った甘えんぼお姉ちゃんである。クーが静かになり、思考もまとまり、書く調子も乗って来た頃今度は奥の部屋から「ぼく、目が覚めたよ。扉開けてよ」と大きな声が聞こえて来た。この時僕は、クーが自分の部屋に戻り、箪笥の上か出窓で、お昼寝を始めたものと思っていた。そして奥の部屋の襖を開けると、ココは小走りで台所に入り、開いていた“クーたんのお窓"から外を見始めた。再び机に向かい原稿を書き始めて暫らくすると、猫の駆ける足音と、クーの「シャッー」と言う声が聞こえて来た。体をよじり台所を見ると、食卓の上にはクーが、椅子の上にはココがおり、にらみ合っていた。イケネ、やっちゃった。クーは自分の部屋に戻ったとばかり思っていたが、台所の奥の、レジ袋を入れる箱の中で、クーは寝ていたようなのだ。外を見飽きたココが、寝ているクーにちょっかいを出し、起したようだ。そして逃げるクーを追い掛けていたのだ。クーはココの隙を見て、今日の写真のように、電話機の前に座り、追いかけて来るココを叱りつけた。ココは暫らくクーの下に伏せていたが「つまんないの」と言う顔をして、お気に入りのカーテンの中に行ったのである。クーはココがいなくなると「あの子本当にウザイ」と言う顔をし、クーの側に行った僕を睨み付けてから、自分の部屋に戻った。
最近クーがテーブルの上で休んでいる時、家内に抱かれたココが、クーの尻尾に軽くチョチョイをするが、一瞬振り向くだけで起こる事はしない。側に居ても、ココが静かにしていれば、怒らないクーなのである。