クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

自分史ネコー1 何も分からず

2008-08-15 09:37:16 | Weblog
今日から暫らくの間は、間もなく5年となるネコと僕の自分史を書くことにする。
僕が自分の意思で猫を最初に抱いたのは、03年9月23日(水)秋分の日の朝である。前夜車庫で一晩中鳴いていた仔猫は、息子が玄関に出た時に、車の下から出て来て、その後を追い掛け始めた。そのままにすれば、表通りで車の餌食になり命を落とす。僕は咄嗟に仔猫を抱き上げた。前夜も車庫に面した窓から、僕の腕に飛び込んで来た子の子を抱いたが、感動は全く無く、家に入れようとも思わなかった。抱き上げた仔猫の顔を見ると、大変にユニーク、口髭・あご髭を生やしたような黒い毛があり、体を見ると女の子であった。瞬間的に愛おしさが出た。「お家に入れるから、もう一寸待っててネ」と仔猫に語りかけて、車の下に戻して自宅に入った。丁度起きて来た家内に「車庫に居る仔猫を家に入れよう」と相談と言うよりも、宣言をした。
僕が出勤する時も仔猫は車の下から出て来て、家内に抱かれた。僕は仔猫の頭を撫ぜながら「行って来ます。良い子しているんだよ」と言い、車を発車させた。
前日この子と遊び、僕よりも早く仔猫に魅せられた息子は、仕事場に着くと家内に電話を入れ「あの仔猫今日1日預ってよ。飼い主を見付けるから」と話したとの事だ。猫に何の興味も無い家内もこうなっては、仔猫を家に入れる事にし外に出た。しかし仔猫は車庫には居らず、付近を捜すと斜向かいの車庫で、日向ぼっこをしていた。仔猫を抱いて家に入れ、ソファーの座布団の上に寝かせると、一晩中鳴き続けて疲れ切った仔猫は、直ぐに深い眠りに落ちた。その顔は天使のようであった。家内も愛おしさが込み上げて来た。
仔猫を家に入れてみたものの、僕も家内も猫と暮らすのは初めての事で何もからなかった。家内は猫と暮らす知人のFさんに電話を入れ、教えを請うたと言う。そして、家内はとりあえず必要なものを、近くのドラッグストアーで買い求めた。昼頃また息子から家内に電話が入り、家内はこの子を家の子とする旨話した。午後になると息子の恋人(今は嫁)がやって来た。