クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

自分史ネコー4 さんま

2008-08-20 09:18:56 | Weblog
一昨日のブログの続きである。
若いカップルが食事に出た後、家内は夫婦の夕食となった。料理が食卓に並ぶと、クーは前日と同じように食卓の椅子に上がり、献立を覗き見した。この日は、旬の焼いたさんまがメインデッシュ。クーの鼻が大きく開いたり、閉じたりを繰り返し「ミャー・ミャー」と澄んだ声を出し続けた。「お魚美味しそう。クーちゃんにも頂戴よ」と言うのだった。そして、何とかして食卓に上ろうとするが、オチビのクーにはどうしても上がれなかった。食卓の周りをうろうろするだけだ。
この日から2週間程で、クーは食卓に上がれるようになった。そうなると、家内がレンジに魚を入れると、調理台の端に座り焼き上がるのを待ち、食べ始めると、食卓に登って大きな声で「ミャ~アーン」と言うのである。それは今も全く変わらない。クーの鼻先に刺身を出しても知らん顔をする。都会猫の悲しさで、焼き魚だけが、美味しい魚だと思っている。
この日以後家内は、生魚を焼く前の振り塩を止めてしまった。魚が焼き上がり、クーが食卓に来ると、家内は一番美味しいところを、一口取って冷まし、クーの茶碗に入れるようになった。クーも一口食べれば、後のおねだりはあまりしない。食卓の椅子には上がるが、舌なめずりをしながら、美味しい余韻を楽しむのである。
写真は、調理台の隅に置いてある、クーたん椅子で、今もレンジに魚が入ると、座って焼き上がるのを「お魚焼けろ、はーやく焼けろ、クーちゃんも食べたい」と言う様に見ているのである。