関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

これでいいのか、国民健康保険~鶴岡市国保運営協議会~

2007年08月18日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 17日(金)鶴岡市国民健康保険運営協議会のH19年度第一回会合がおこなわれ、委員として参加しました。
 会議で報告・協議されたことの特徴は、



 1)昨年度の決算が報告されましたが、昨年度税率の大幅引き上げをおこなう時に示された経営見通しと大幅に違った結果になりました。
 当時、「単年度収支6億3千万円の赤字、基金残高2億300万円」と示されていたものが、07年8月時点では「2億800万円の黒字、基金残高16億6千万円」です。
 
 2)保険料が納められない人に発行される「有効期間3ヶ月」の短期保険証の新規催告(「保険料を納めないと発行しますよ」という通知)は、731件。昨年に比べると減ってはいるものの、一昨年度360件の倍
 
 3)H20年4月から、40~74才の加入者を対象とするメタボリックシンドローム    に着目した生活習慣病予防のための特定健康診査・特定保健指導の実施が義務づけられた。各医療保険者は、5年を1期とする特定健康診査等実施計画を作成、実施率等に関わる目標値を設定し計画的に実施していくことになる。

 4)H20年度の(旧6市町村で異なっている)税率の統一に向けての委員の意見聴取。

 以上のようなものでした。私は、
  ①大幅な赤字見通しのもとに税率を引き上げたことは問題。
  ②税率統一では、税率引き下げの検討が必要。
 と発言しました。

 
 今夏、市役所一階一部の窓辺に設置されたつる性植物。
 室温を大きく下げる効果があり、景観も備えた優れた省エネ策です。


 9月市議会では、この国保会計の決算も審議されます。
 重税に苦しむ被保険者の実態を取り上げていく予定です。