関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

介護サービスの現状は?

2007年08月22日 | 医療・介護・福祉など社会保障
 22日(水)鶴岡市の介護保険サービスの現状について、共産党市議団として市介護サービス課から話しを聞きました。
 H18年度以降の特徴の説明がありましたが、特に次のような点は要チェックと感じました。 (※は、私のコメントです)

 ①H18年4月の制度改正は、軽度の方ができる限り要支援・要介護状態にならない、
重度化しないように「介護予防」を重視したシステムの確立をめざしている。
  ※果たして、国が進める介護予防でこの一年効果があったか?これからあるか?
 ②新しく創設された地域支援事業を開始した。
    ○介護予防・・運動機能向上、栄養改善、口腔機能向上、閉じこもり予防・支援、認
   知症予防・支援、うつ予防・支援
  ○包括的支援事業・・総合相談、権利擁護、包括的・継続的ケアマネジメント支援、
   介護予防ケアマネジメント
  ○任意事業・・介護給付等費用適正化、家族介護支援など
  ※いずれも大いに重要であり、充実させなければならない。しかし、これらの事業
   に投入される公費を削減するというのが国の地域支援事業
 ③要介護認定の増加状況はほぼ計画通り推移しているが、要介護2以上の比較的
   重度の人が多く、給付費が増加している。
  ○「要支援~要介護1」:「要介護2~5」:「合計」で、
    H17年9月 3092人:3561人:6653人
    H18年9月 3121人:3851人:6972人
     増加率   0.9%:8.1%:4.8%
 ④H17年10月からの「ホテルコスト」導入で施設サービス給付費が下がった
  ※「介護の社会化」と言って導入した介護保険制度。3年毎の見直しの度に保険料
   は引き上げられた(これまで2回)。それが、「利用料が重い」と利用できない人が
   増えるとはどういうことか?!
 ⑤鶴岡市は、施設サービス費は平均的で、在宅サービス費が高い。

 現状を良く分析し、取り上げていかなければならないという思いを強くしました。