飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

西鋭夫教授講演会詳報・・・9月29日東京某所にて

2013-10-01 18:14:12 | 国際・政治

『国破れて、マッカーサー』の著者、
スタンフォード大学
フーヴァー研究所教授、
と来れば、
アメリカの手先と早合点してはならない!
サムライである!!




 その理由は、簡単だ。CIAの招請を断った事でも表れているが、一貫して、愛国者である。


 日本の国を他国で、誰よりも憂いを抱いている。

 
 それは、何よりも対面して話を聴くに限る、との思いで講演会に参加した。それは正解であった。何よりも、人の内面を表すのは、言葉である。言霊である。これは動画や、文章では感じ取れない部分もある。

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 見解の小異は別にして、思いを覆い隠す事は出来ないからだ。


 福島の原子力発電事故(事変)を誰よりも憂えている。日本のマスコミメディアは、全く、伝えていないと憤慨している。情報は、ニューヨークタイムズからしか取れないと憤慨している。


 同感である。

 
 そして、アメリカからの要望に、Noと言えない不甲斐なさに怒っている。戦後、70有余年、世界で一番米軍基地が多いのは日本である。それは、日本を守るために存在するのではない。日本を監視するために存在しているのである。


 そして、その費用は、日本の税金で年間7000億円近く、支払われているのである。


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 そればかりではない。ほとんど財政破綻の米国国債を、日本は買い続けている。そして、破綻を引き延ばす事を目的に大量の通貨を刷り続けているのである。そうした大量の通貨は、株式市場、商品市場に流れ、株価、商品価格をつり上げている。


 アベノミクスは、この流れに追随している。


 米国では、2極分化が激しい。中産階級が、ほとんど壊滅した。1960年代、70年代の活力は現在失われている。潤っているのは、証券市場のウォールストリートが活況を呈しているだけである。


 10%の人々が、アメリカの80%の富を独占している。


 日本も同じようになる。アベノミクスで潤っているのは、株を所持している一部の人々と、大企業である。


 日本は、未だに「米国占領」からの流れを引きずっている。占領洗脳から目覚めていない。


 国民が歴史を知らないのは、日本の汚点である。縄文時代から近世までで、とりわけ、敗戦後の歴史は全く触れられていない。歴史を失った国家は、背骨を失った流浪の民と同じで、滅亡の危機に瀕している。


 西教授は、かつて、60年代の安保闘争を無自覚に先輩に引き込まれて、参加した世代だが、日本を離れて日本に対する愛国に目覚めた。かつては共産党と肩を並べて、デモに参加した経歴だが、今では、右翼(ジョーク)になった。


 それは、世界で初めて、占領時代の未公開資料を紐解いた日本人であるが、その事実関係を通じて、真実を見たからである。『国破れて、マッカーサー』は、英文で書かれて、アメリカで出版した『Unconditional Democracy』の日本語版である。

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 スタンフォードでは、教授はこれを教科書に使用している。


 博士取得したら、CIAから、執拗な誘いが来た。当然、多額の資金提供も申し出を受けたが、断った。金は誰でもほしいが、断った。(日本を裏切る事は出来なかった。)


 CIAは執拗である。優秀な仕事をした学識者には、執拗な招請がある。


 アメリカの大学には、潤沢な研究費が出る。政府機関からではなく、全て、民間からである。どこでどうなっているか分からないが、頭脳に対して、潤沢な資金提供がある。日本人のノーベル賞学者は、アメリカでそれを受けて、ノーベル賞を受賞した。


 アメリカの奨学金は、全て返納免除である。日本には、そうしたものはない。日本の税金で年間7000億円近く、支払われている基地費用などは、そうした奨学金に充てるか、日本の自衛隊につぎ込むべきである。

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 そして、米軍にお引き取り願うべきである。


 日本は、未だに中国・韓国から、70年以上前の事を論って、攻撃を受けているが、言い返すべきである。事実無根のことも多いが、謂われ続けていると本当になる。


 カリフォルニアには、日本人が多い。日本の領事館もあるが、全く、何も反論しない。


 カリフォルニアでは、中国人による不動産バブルが進行中である。取得価格の4倍、5倍で取引される。中古不動産は、出るとすぐに売れる。中国退避の中国人富裕層資金である。回りは眉をひそめるが、アメリカでは不動産取得は、外国人でも可能である。


 対日要望事項というものがある。毎年、毎年、日本に要求を突きつけてくる。何も言わないからだ。言うべきである。お構いなくと言うべきである。


 安部総理大臣を促すために、発起人会様のものに誘われた。名を連ねられたが、総理大臣になったら、音沙汰無くなった。


 提言もまとめて提出したが、なしのつぶてである。


 アメリカには、国定教科書なるものはない。全て、自前教科書である。先にも書いたが、西教授の教科書は、アメリカで出版した『Unconditional Democracy』を使用している。今や、インターネットの時代である。


 全てはインターネットに出ている。国定教科書など廃止するべきだ。国定教科書を検定しているのは、外国である。中国・韓国である。そんな事が許されて良いはずがない。

 
 日本人は、日本語を大切にすべきである。英語は、単語・語彙が重要だ。聞くだけで話せるというのは、大きな間違いだ。聞けない・話せないのは、単語・語彙が分からないからだ。そして、聞けないのは、耳が慣れていないからなのだ。


 耳が慣れて、そして、言葉(単語・語彙)の意味が分かっていれば、急速に理解出来るようになる。誰でも、最初は言葉を単語でやりとりをする事から始まる。何処でも同じである。


 日本人は、日本語で語り、日本を理解するのは日本語で理解するしかない。外国人でも日本を理解するには、日本語を勉強すべきだ。言葉というのは、国家・民族の背骨である。歴史は背骨である。


 生きるという事は、行動を起こす事である。とりわけ、若者は行動すべきだ。


 アメリカを敵にすると、すぐに潰される。これは分かっている。しかし、ものを言う事は出来る。反論をしないから、良いようにされるのである。


 これからの日本は、正しく歴史を見つめ、そして、行動を起こすべきである。世界は広い。アメリカばかりではない。アジア、中南米、その他、日本に好感を抱いている国々は多い。日本人は殊更、優秀である。そして、期待されている。


 特に若者は、世界に飛び出すべきだ。


 外国留学の希望者が減っている。それを促すために、英語教育に熱心になるのは良いが、日本語の英語化は、植民地政策に他ならない。愚かな事だ。


 確かに、本物であった。独断で纏めてみた。


 質疑応答で、様々な質問が出たが、質問には加わらなかった。隠密の参加である。しようとした質問は一つ。


 大麻取締法は、駐留軍によるものと思われるが、事実か?


 そして、現在のアメリカでもマリファナ解禁は、良い兆候か、否か?


 大麻禁止は、石油マフィアと製薬マフィアの謀略か? 


 以上である。しかし、その回答は、質問しなかったから得られていない。又の機会としよう。考えてくれ賜え。

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